「先月を振り返り」
七十代の今年も年甲斐もなくバタバタとした、ゆとりや落ち着きがあまりない日々で一年を終えようとしています。
いろいろな出来事がありましたが、特に、アフガニスタンでNGOの医師中村哲氏が凶弾に倒れた事件です。
73歳で同い年と言うこともあり、乾いた大地に水と緑を取り戻してきたかの人の情熱と行動に感銘を受けました。
中国の古典老子にある「自分の行動を変えることが、相手を変える」と言う言葉を思い出し、人間の可能性と何が根本なのかをしみじみと考えさせられました。来年の干支はネズミだそうで、耳を立てて、マメに行動する年になればいいなぁー。
新年特集が「空き家」?そう思われる読者の方もいられると思う。空き家は確かにマイナスなイメージなのだが、移住してきた私のようなものにとっては、受け止め方が少し違う。
人や車や高層ビルがひしめき合うエネルギ―溢れる都会とは違う、寂れていく町並みが醸し出すなつかしさ、やすらぎ、人の匂いというものに出会える、そんな気がする。観光地化することはない、外の人が訪れて心の交流ができる、そのような町にできたらいい。
*これまでの「編集後記」
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