「今月の取材から」
世界は激動の時代に突入しましたね。世界一の経済力と軍事力を持つアメリカ合衆国の大統領が誕生し、
政治を一度も経験したことのない不動産王に絶大な権限を与える国民性と政治システムに驚嘆してしまいました。
西部劇が大好きで映画館に通った1960年代、町を治める保安官や騎兵隊のヒーローにあこがれたものです。
そんな時代をよみがえらせるような、既成概念を吹っ飛ばし、混とんとした中、夢を追い求めることができるのが
アメリカ社会なのですね。建部であちこち取材しながら、高齢化社会や人口減少などで、政治、経済、生活の大変革が
求められている日本人の動きがあまり感じられないのと比較して、大統領の資質は別として、ちょっぴりアメリカが
うらやましく思いました。何はともあれ、評論だけでは変革はできません。「たけべ新聞」これからもアリの一足で
歩んでいくつもりです。
少し前に公民館の広報誌に、「若者が仕事がないから町を出ていくというのは?で、そこに住みたくないから。
なぜなら大人が、本当は俺はここに住みたくなかったんだという顔をしているから」
と書かれていました。昨年2月の当新聞の対談でも、河本大地さんが同様のことを述べられていました。
そこで今月の「たけべ楽考」は「俺はここが好きで、ここで死にたい」そんな思いを抱いて、
ここに暮らす人たちを取材しました。まだまだ「建部を愛して楽しく暮らす」人は沢山いますので、この特集はしばらく続きます。
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