「今月の取材から」
少子高齢化や地方喪失など、マスコミ等で大変だと言わない日がないほどですが、 実はそれは大概、全体的な話がほとんどで、先月から今月にかけて農業事業者への取材を して、ピンチをチャンスと捉えて挑戦している人たちが大勢いることが実感できました。 共通していることは、現状を嘆くのではなく、未来への予測と決断力を持って、チャンスへの 導きを具体化しているということです。「ピンチがあるから考え行動する」これが今、 求められている人間のあり方なのですね。
新聞作りに追われている間に、家のまわりは草茫々(笑)。
秋分の日、文化センターで開かれたアンドレイ・ググニンさんピアノリサイタル。
聴きに行かれた方も大勢いらっしゃるかと思いますが、すごかったですね、もう何と言ったらいいのだろうというぐらいに。
世界には、これほどの感動を呼び起こせる人がいるのだと驚きました。
終了後、ググニンさんへのインタビューでは、
「自分はモスクワの都会育ちなので、人と人とが身近に触れ合える町はとても新鮮。自然に囲まれた中に建つホールも素晴らしい」
と語ってくれました。
私たちには「こんな知った人間しかいない、田舎に建つ建物」それに、こうした賛辞をもらえるのは、
うれしい限りです。音楽の素晴らしさ、のみならず、建部に居ることのすばらしさも教えてくれたググニンさん、さらなる
活躍をお祈りします。
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