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 特集「これからの建部を考える」 2016年2月発信

                                                                       

     「たけべ新聞」創刊記念座談会    

*出席者の紹介(敬称略)*
小坂田英明 創業60余年の「小坂田建設」社長で「お家回りの町医者」をコンセプトに新しい時代に対応した事業を展開している。
河本貴文  福渡石引の実家に家族で戻られ、仕事の合間に地域活動に専念。フェイスブック「建部町いいね」を発信している。
河本大地  川口出身。現在、奈良教育大学准教授。グリーンツーリズムの専門家として日本の中山間の課題と実例を多く扱う。
平田慎一  福渡で理容店を営む。昨年「たけべおこし」プロジェクトを組織、建部っ子による地域おこしの先頭に立つ。
本田義章  ベネッセを定年退職後、地域活動に積極的に取り組む。現在、田地子町内会長で「伝統芸能を守る会」の代表等を務める。


勝部  (勝部) 今日はいろんな世代、立場の方をお招きして「建部のこれから」ということについて楽しく語らいたいと思います。 では早速、それぞれの方に建部の今をどう捉えていられるかをお聞かせ下さい。



大地さん   (河本大地) 私は子どもの頃から変わっていない思いがあります。それは地元の大人の人で田舎を楽しんで生活している人が少ないなぁということです。 建部は明らかに田舎なのですが、中途半端に都会ずれしていて、田舎をマイナスとしてしか見ていない。他人に話すときも、プラスには話さないで卑下して話す。 それって子どもの目から見て、大人が堂々としていなくて言ってみれば”格好悪い”と思いました。それは今も変わっていなくて、そもそもの私の活動の原点となっています。 建部には田舎としての魅力が十分にあるのに、都会を目指している視点からはそれが魅力に映らない、そのことがとても残念です。


小坂田さん  (小坂田) 今、言われた河本さんのお話しは、それがこの岡山特有の話し方のようにも感じますし、またここがそれだけ豊かである裏返しにも思えます。 私は日本全国に出て行く機会があったので逆にここの豊かさを再確認しました。交通も便利だし市内に勤めに行くこともできます。 且つ、田舎としての魅力、自然や伝統芸能も残っています。志呂神社や地区の獅子舞、棒遣いが継承されています。こう言った良い点が たぶんうまくPRされていないのではと思います。田舎の持つ可能性はあるのに伝えられていない。 東京の働くだけの時間の過ごし方と、田舎の生活を楽しむ過ごし方のどちらが良いか、多くの若い人が気づき始めている時代だと思います。


本田さん  (本田) 伝統芸能のお話がありましたが、やはりそれを昔、支えていたのは田を耕し牛や馬に草を食べさせていた、自給自足の生活があったからだと思います。 その中で芸能を楽しみとして捉えていた。しかし今では他に楽しいことがあるし、残念ながら守ることだけが目的となって誇りに思えない。 ただ、やれているからやっているというのが現状です。それでも続ける意味はというと、地域を守ることの根底には子供の時の体験が大切と考えているからです。 今でも”祭り”があると言うと息子たちも必ず帰ってきます。そのことに私は希望をもっています。


貴文さん  (河本貴文) 私は元々建部が好きでして、本田さんが定年で戻って来られたように私も60歳になったら帰ろうと考えていました。 ところが福渡高校がなくなり、このままでは小学校もなくなるかもしれない。60歳まで待っていたら、私の福渡石引がなくなり、この地域全体さえ成立していないのではと 思い始めました。そこで、帰るなら今だ、今ならまだどうにか盛り返せると思いました。昨年は祭りで神楽もやれました。神輿も盛大にできました。 担ぎ手は他所から裸祭に出ている人に声をかけて来てもらいました。今までは担ぎ手がいなくて、できないのではと心配していたのが、 こんな形の解決策をとることで地域を守れる可能性が見えてきました。


平田君   (平田) 先ほどから建部の良さに人が気づかないという話がありますが、僕は別でして、子供の時から建部が好きでした。それと、都会に行っても馴染めなかったです。 ここは川があり自然も豊かで交通だって便利です。岡山県は西日本の真ん中のかなめに位置すると思いますが、そのまた、真ん中が建部になります。 こんないい条件の地ならベッドタウンとして多くの人に来てもらえると思います。それが、できずに衰退して、昼間は若者がいなくなるというのが悔しいです。 「たけべおこし」を始めた理由を説明すると、この建部が好きという他に以前、小坂田さんがやられていた岡山北商工会の青年部長を引き受けたことが大きいです。 勉強にもなるし意識も変わったと思います。今は漠然とではありますが、なんとかここを盛り上げたいと考えています。


(勝部)ありがとうございました。ではこの後、具体的にこの建部の可能性とその処方について話し合いたいと思います。 座談会1

  

(後半は次月に)

  *この座談会の「編集後記」(←クリック)をお読みください。









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