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 アユモドキから学ぶ生命の不思議と建部の川の豊かさ 2019年6月23日発信

アユモドキ アユモドキ  建部中学校の環境コース生徒たちがポスターを描いて、呼びかけ実施(今月17日)された田地子川のゴミ拾い。
 おかげで、先日行われた建小児童の魚とり学習も安全に気持ちよく行われた。
 そして今日も、岡山市環境学習センター「めだかの学校」主催の「アユモドキの不思議と田地子川の魚とり」に、主に市内中心部から親子30名が参加し、川の生き物と環境について学んだ。

 初めに能登館長から「遊びじゃないよー、川を調べるんだよー」と注意。
 いつもなら「ぼく、すぐに魚、取りたいよー」と駄々っ子数名、登場するのだが、今日の子たちは目が違う。
 「僕んちの水槽にも、ヨシノボリ、ムギツク、スジエビがいるよ」と川の魚の名前を次々挙げる。
 アユモドキを育てている高島小学校の生徒も参加していて、みんな、関心が高いのだ。

アユモドキ アユモドキ  今日の授業、前半はまず「アユモドキの不思議」について、講師に招かれた小林先生のお話。
 先生、チョー専門的学術論文と事例写真を手に「アユモドキ」について解説。
 「アユモドキは日本以外ではユーラシア大陸のアムール川と黄河に1種ずつ確認されていることから、日本が大陸と陸続きだった数百年前にはいたと推測されます。
 大きくなると横ジマが薄れて鮎に似ているということで名前が付きましたが、まったく似ていません。
 今、アユモドキは絶滅危惧種Aで大変貴重な生き物の一つとなり、 我々はキリンビールのそばにビオトークを作って、繁殖や研究をやっておりますが、なかなか大変・・・」

 試行錯誤で続けてきた研究調査、先生らの取組みがなかったらアユモドキは完全に絶滅していたかも、熱い思いが伝わってきた。

アユモドキ アユモドキ  後半はお待ちかね、田地子川に移動「魚とり」(あそびじゃないよー!)
 一昨日、大雨のあった後の田地子川、意外と水量も少なく、水の濁りもない。これならいけそうだが、住処になる水草の繁殖が見られないのが難。
 午前10時半、注意事項を聞き「刈った草の下はヘビがいる、ハチにも注意、水分補給」、魚の捕り方「網で追わず、足で追う」(すぐに”それって、追い込み漁って言うんだよ”と子どもが返す)も教わって、ライフジャケットを身に着けて、”いざ追い込み漁!”

アユモドキ アユモドキ  水に入って10分、俄か漁師軍団、最初は「いないねー」「何にも入っとらん」と上から下へ、下から上へとただ川中歩き。
 見かねたのか小林先生、自らの足追いで捕獲に乗り出す。
(子ども)「先生、何か取れましたか」(先生)「おっ、ドンコがいた」
 (父親)「あっ、でけえ、こんなのがおるんじゃ」 いると分かれば、獲ってみたいのが心情、親子共同作戦開始。
 30分後、またまた先生「お~い、ギギが捕れたぞ」見ると30cmmはあろうかという濃い緑の魚体、網が破れんばかりに狂暴。 終わってみると、バケツからすくい出されたのは、オヤニラミ(複数)、アカザ、ドジョウ、ムギツク、ヨシノボリ、ギギ(大小)、カワムツ、チチブ、スジエビ、・・・トノサマガエルまで。

アユモドキ アユモドキ  小林先生がその一種ごとに名前や特徴を説明。その間には元気余って水槽から飛び出す魚、男の子らがいっせいにしゃがんで捕まえる。
 「ねえ、先生、さわってもいい?」ドジョウの前に立つ子ども。
 (先生)「ああ、いいよ」
 二本、三本、手が伸びてドジョウも嫌々ながら「ぼっちゃん、いっしょに、あそびましょ」

 魚とり大好きが集まった今日の親子環境学習、最後に小林先生の感想。
 「この川は生き物がいっぱいですねえ、いい川ですねー。ほんと、私も楽しかったです」  

 (取材・写真 三宅 優)




 上流階級のご婦人が邸宅に集う?語り合うサロン始まる 2019年6月21日発信

サロン サロン  富沢地区の町内会長、藤原秀正さんが遠慮気味にボソボソと。
「えー、今日から”サロン”言うもんが始まるちゅんで、私も意味が分からんで調べてみたんですわ、そうしたら”サロン”は、何でも上流階級のご婦人たちが邸宅に集まって団欒をする(笑)・・・それで、ここのどこが上流・・・(大爆笑)」
 その上流の人らが富沢改善センターに集まって、今日から始まった「サロン・デ・とみさわ」(すぐに、どこかの美容室の名前みていじゃ! のチャチ) の会合。
 名前はともかく、参加した20数名、男性が4人と少ないのはいつものこと、女性パワーは今日も炸裂!
 テーブル1つ置くにも、どこだこうだで、ケンケンガクガク。男はと言うと、まあまあ、ま・・・おてやわらかに、協調一筋のこれまた人生。
藤原町内会長のあいさつを受け、当「朗人会」会長で当新聞編集長の勝部公平が続ける。
 「上流階級うんぬんとか堅苦しいことではなく、気軽な集まりにしていきましょう」

サロン サロン  続いて、講師で招かれた公民館職員の平田 章 さんが受け持つ。
 「先に、堅い話を一つ、災害の時の用意すべき品、これって何度言ってもしていなくて後で後悔するんです、だから、ことある時に言っておきます、薬、ホイッスル、水、・・・」
 「次は柔らかい話、18歳と81歳の違い(メモを回して)・・・心がもろいのが18歳、骨がもろいのが・・・(笑)」
 この「サロン」、平田さんのお話では市街地南部で盛んに行われているとか。都市化の波がここにも来たわけだ。
 岡山市ふれあい介護予防センターから来られた管理栄養士、宮近さんがその後を引き継ぐ。
「あっぱれ!桃太郎体操」実践編!!口のケアからストレッチ、筋トレへと日頃、体を動かすことのない1時間。 感想は「ホント、積極的に使わないと錆びていく!」
 終了後は駄菓子とお茶で懇親会。話に花が咲くのは女性たちだが、この日は男性から「ただ集まるだけでなく、次は一人一句、川柳を作って来ようや!」の提案あり。
 まだまだ終わらない、年寄り時間、やろうと決めた時からが人生の始まり・・・。

 (取材・写真 三宅 優)



 田地子川は生き物の宝庫、建部の子どもが学ぶ建部の自然 2019年6月21日発信

田地子川 田地子川  先週の雨で順延されていた「田地子川生き物観察」建部小学校の1年生16名、2年生19名の体験学習がおこなわれました。
 一週間待ちに待った昨日、快晴の天気の中、校門を出て近所の景色を楽しみながら、建部こども園の裏手にある田地子川の桜並木の土手を降りると、 岡山市環境学習センターの能登館長と沖指導員が準備万端、整えて出迎えてくれました。
 館長さんから田地子川のことや魚の捕まえ方、川の中の安全な歩き方などの説明を受けた児童たちは、 さっそくボランティアのお母さん方が見守る中、魚とり網とバケツを持って川に入り、
「魚がとれた~」「カエルが入っている―」「この貝はなにー」 と歓声を上げました。

田地子川 田地子川  一時間ほどの川遊びをした後、全員が土手に上がり、まずは熱中症対策の水分補給をしました。
 そして、いよいよ今日の捕獲物の調査です。
 「この貝は田地子川を彩るホタルの餌になるカワニナでーす」
 「この魚はおなかに吸盤がついていて、急流などでも吸い付きながら移動できるヨシノボリといいます」
 「これは絶滅危惧種に指定されているアカザで、大変貴重なものですよー」

 カワムツ・ヨシノボリ・ムギツク・カジカ・アカザ・ギギ・チチブ・スジエビ・ヌマエビ・カワニナ・コオニヤンマ・コヤマトンボ・コオイムシ・クサカメなどが生息している田地子川、実は生物多様性の宝庫なのです。
 館長さんのていねいな解説を聞きながら、質問も交えて川の生き物の勉強が出来ました。
 これほど豊かな自然がいっぱいの環境、子供たちも、こうした生き物たちと一緒に生活している実感をしっかり胸に焼き付け、帰途に着きました。

 (取材・写真 勝部 公平)



 針に糸を通す、そして糸を結ぶ・・・これって結構、ムツカシイ 2019年6月21日発信

ソーイング ソーイング  6月19日(水)、建部小学校の5年生が家庭科室に集まりました。
 「はじめてみようソーイング~玉結び・玉止めができるようになろう!~」
 針に糸を通して抜けないようにする玉結び・玉止めの勉強です。
 講師は新しく学校支援のボランティアに参加いただきました、大田の岸冴子さんと西原の笹野幸子さん。 お二人とも、パッチワークキルト趣味にしている方で、温かい表情でふんわりと子供たちを包み込むように、優しく丁寧にアドバイスをされ、 男の子も女の子も、クルクルと人差し指に糸をまいて、端をよりながら輪の中に入れ込みました。
 初めての体験でしたが、何回も何回も繰り返し練習し、授業の終わりには全員ができるようになりました。
 最後に岸さんの素晴らしいパッチワークを見せてもらい皆、感動していました。

ソーイング ソーイング  授業が終わった後、校長室でお二人に感想をお聞きしましたら 「教え方が難しかったー」「子供たちから元気をいただきました」とのこと。 ご自分たちにとっても、大分、脳トレになったのではないでしょうか。
 建部にはこのように秀でた知識をお持ちの方がたくさんおり、学校支援ボランティアとして得意な分野を活かしたお手伝を頂くことで、 心豊かな子を育てる機会が得られるのではないでしょうか。何より、子どもたちから若いエネルギーをもらったシルバー世代の人生が充実していくのではないでしょうか。

 (取材・写真 勝部 公平)



 たった3曲だったけど「よかったなあー」のフラ慰問団 2019年6月20日発信

フラ慰問 フラ慰問  先日、当新聞グルメレポーター(三宅美恵子)に届いたミッション、「20日、午後1時半、たけべの里に出演せよ!」
 指令は建部フラチーム世話役、土居川真澄さんから。さっそくグルメレポーターのビデオ自主トレ開始。
 これまで旭水荘は経験済みだが「たけべの里」は初、顔なじみの人がいるといいなあと緊張高まる。
 午後1時、一階の交流スペースに並べられた50脚のイス。こんなに利用者さんがいるんだと、ビックリ!。
 「〇○ちゃん、こっちぃ来られえー」友だちを見つけた女性のうれしそうな声。
 間もなく館内に在住の方、ディサービス利用者の方でほぼ全席が埋まる。

フラ慰問  今日のフラチーム、出演者は7名、御津・建部合同だ。曲目は最初に「赤いレイ」、次が「島のブルース」。
 最後尾に一人陣取っていた男性が曲が流れだすと同時に「♪奄美なちか~しゃ 蘇鉄のかげで・・・」と口ずさむ。
 最後は「瀬戸の花嫁」。 土居川さんが「ご存じの方は、いっしょに歌ってくださいねー」と呼びかけたものの「よう歌詞を覚えとらんわー」と悔しそうにするご婦人の姿も。
 わずか3つ踊っただけのショータイム、でもこれ位が丁度、疲れることもなく、眠くなることもない、爽やかな目と耳の保養。

 玄関を出て自転車をまたいだ時に聞こえてきたのは「♪ルルル、ルルルルー、ルルルール ルールールー」
瀬戸の花嫁をハミングする女性の声だった。  

 (取材・写真 三宅 優)



 今日は楽しく、みんなで脳を活性化 2019年6月14日発信

脳活性化  何でも人間の脳には「仕事脳(=ノルアドレナリンを分泌)」と「学習脳(=ドーパミンを分泌)」と「共感脳(=セロトニンを分泌)」とがあって、仕事脳は緊張を促す役目で、学習脳は達成感を感じる脳、 共感脳はその二つの間のスイッチをつかさどる脳だそうだ。
 中でもセロトニンはハッピーホルモンとも呼ばれ、脳の活性には大変重要とか。
 特別養護老人ホーム「旭水荘」の公開講座、今回は「楽しく脳を活性化」と題して、操山労務管理事務所で研修を担当をされる中谷優子先生をお招きしての90分、さてどんなお話が聞けることか。
 ところで、いつも感心するのだが、当施設で開かれる催し、楽しいのもあれば、難しい内容もある、だがそれに関わらずいつも満席。
 理由は、ここに出席すれば必ず知った顔と会える。
 今日も「あら、まあ、だれかと思ったわ、元気?」「そっちこそ、久しぶりね、お昼ごはんの時、以来じゃない?」の会話。
 ここがコミュニティスペースの役割を担っているのだ。そんなスペースに定員いっぱいの40人(内、男性1割)が聴講にやって来た。

脳活性化  中谷先生のお話しに戻る。
 (中谷先生、以下先生)「体の健康には気を使うけど、心についてはどうですか。 昨今、心が元気とも健康とも言えない人が多いのでは?」の問いかけで、 「心=脳」について専門的な話(文中冒頭)に具体的な事例を加えながら 面白おかしく説明。

(先生)「このセロトニンは40歳代からは減って来ると言われてます、現に私なんかも日常のことで、何かにつけ愚痴が出る、そういうクセができているんですね。”何々すべき”でしょう、それが出来ていないと愚痴になるんです。でも、その愚痴を聞くのは結局自分なんです。主人も最近だんだんと”べき”と言うことが強くなってきて、家族でこりゃあアブナイ(笑)と心配してます」

脳活性化  「大切なのはこだわりを捨て、今の自分を素直に認める。以前、トイレの水を流してなかったよと言われ、私は流したって言い張ったけど、待てよ、そうかもしれないと認め、今は必ず出る時、水をチェックしています(笑)」

 「感謝を言葉で表すこと、ありがとうを言われて嫌がる人はいません、でも不機嫌そうに”ありがとう”はダメ(笑)。それと日常で脳を健康に保つために大切なことは、”ねる”、”たべる”、”うごく”、これをしっかり行う」
 このあと先生の持つ資格「シナプソロジー」と「タッピングタッチ」を使った、こだわりから脳を解き放ち活性化する実践編。

脳活性化  (先生)「後出しジャンケンをします。私が出すのとは違うのを出してください、”グー!”」(参加者)「パー!」
 「では次は、私が出したのに負けるのを出してください、 ”グー!”」(参加者)「チョキ!」・・・のはずが、パーを出す人?
 「((笑)、それでいいんです、その頭が混乱した時に脳が活性化するんです」
 さらに、言葉と体を使ったゲームは複雑に。
「立っていただいて、私が”赤”と言ったら手を頭に、”青”と言ったら胸に・・・」
????、ますます混乱ぶりの脳に、全員が大爆笑。

脳活性化  続いて、音楽に合わせて手足を動かす「腕だけ散歩」。この間にも先生の軽妙な話が場を楽しくする。
 「ハワイを歩いているのを想像してください、え?ハワイはよく知らない?ではドイツの森、と言っても本当のドイツ(笑)」

 「タッピングタッチ」は二人一組になって、手のひらを少し丸めて相手の背中に軽く右左、交互にトントン。
 「猫の足ふみ」「ゾウの鼻あて」「コアラの木登り」手のかたちを変えながら触れていく。数少ない男性の参加者、佐藤さんも持ち前の優しさで「トントントン」
 最後は両手を背中に当てて「いつもここにいるよー」の気持ちを持って、「くれぐれも、変な邪気は送らないでくださいね(笑)」
 気がつけば時間は定刻、あっという間の1時間半。
 笑って、学んで、くつろいで、元気を充電した40名はこの後、足どり軽く自宅へと向かった。

(取材・写真 三宅 優)



 夏、到来、待ちに待ったプール開きに、子どもらの歓声上がる 2019年6月13日発信

山歩き 山歩き  夏本番到来ですねー! 建部小学校では今月10日(月)プール開きがおこなわれました。
 前日までに、きれいに磨かれたブルーのプールには新しい水が入れられ、 脱衣場やシャワー室も整理整頓され、テントの準備も整いました。
 校長先生が「プール開始」のお話しをされ、児童たちも「ふざけずに着がえを早くする」「プールサイドを走らない」「きれいなフォームで25m泳げるようになる」と、この夏のプールでの目標を発表しました。

山歩き  そして、いいよいよ水に飛び込む・・・ですが、 この日はあいにく気温が上がらず高学年だけとなりました。でも、一昨日からは連日のプール日和で、前を通る地元の人にも聞こえるような、大きな歓声が上がっていました。

(取材・ 勝部 公平)



 「建部の山歩き」その楽しみ方を伝授 2019年6月9日発信

山歩き 山歩き  今日、建部の品田、字ヌク谷に至る山の麓に集合したのは、町内に住む、概ね70歳前後(例外もあり)の健脚の方々。
 これから、昔(昭和30年代)にロウ石の採掘場があった鉱山跡を見に行こうという。
 距離にして往復6Km、しかし山道、幸い、陽は照るが風が涼しい。
 8:30分スタート。
 道は昨年の大水で激しく削られた後、舗装整備がされてまだ新しい。道に沿って流れ落ちるシャレ川のせせらぎを聞きながらの一本道。
 案内人は今、里山ハイキングクラブを主催する、「山歩きの達人」こと本田義章さん。
 本田さんから、道々に山の現状や整備について話を聞く。
 「建部の70%は山林地域でその大部分が財産区となっています。以前は他所の森林組合に管理を委託していましたが、 最近はそれもままならず、このように荒れてきています・・・」
 長年、財産区の事務局を担っていた本田さん、広大な山とは言え、自分の庭のように詳しい。一行はそんな達人の説明に耳を傾けながら、時おり目に映った草や花に足を止める。

山歩き 山歩き 山歩き
 「あっ、これ、山イチゴじゃない?」
 「ああ、そうそう、そうよ、子どもの頃、学校帰りに、よう食べたわ」
 (一粒、つまんで口に)「あ、甘い!」
 「えっ、そう?・・・ほんとだ、甘いわ」
次々に私も、俺もと手が伸びる。
 タラの芽、イタドリ、山椒、ネムノキ、ホウバ、ウラジロ、クサギナ・・・。マツタケ話に花が咲き、可憐に咲いたササユリに感動、渓流の枝に産みつけられたモリアオガエルの卵に感銘、自然は限りなく人をやさしくする。

山歩き 山歩き  河田鉱山跡に到着した一行は更に上にある、財産区唯一の誘致企業「久具の森ファーム」養鶏場へと足を進める。
 5階建てマンションに12万羽、毎日の生みたて卵がベルトコンベアで運ばれてくる。
 「うわー、今はこんなにして作られとんじゃー、昔の鶏小屋とえれえ違いじゃ」
 応対してくださった玄葉産業の社長さんに「鶏糞はどうしてますか?」と参加者から質問。
「タイとか外国に輸出しています、ご入用なら取りに来て下されば差し上げます」
 それを聞いて、すぐに「もらいたい!」

山歩き 山歩き  養鶏場、裏手から次なる鉱山跡地へ。そろそろ、足がだるくなってくる。
 山の頂上付近、ここに昨年の水害で出た土砂が県の要請で毎日、トラックで運ばれている。 そのための運搬道も作られた。災害の余波がこんな山の上にまで及んでいたとは露知らず。
 目標の第一鉱山跡地からは下り道。だれ一人、オブられることもなく(笑)、ピッタリ正午に下山。

 最後に「建部山歩き」の極意を。
 ①山歩きのベテランを連れる(安心)
 ②昔話できる年寄りを連れる(楽しい)
 ③植物に詳しい人を連れる(学べる)
 ④体力自慢を連れる(荷物持ち)


(取材・写真 三宅 優)



 「ここの自然はトップクラス」建部で出会ったヘビ博士 2019年6月4日発信

ヤマカガシ ヤマカガシ  前日、岡山市環境学習センター、沖政信さん(当新聞・客員記者)から「めだかの学校」の活動についてのレポート(下段記事)を頂いたばかりだが、 この建部の自然の豊かさを再認識させられる、もう一つの報告。

 すでに報道している建部のホタル情報、すでに何人かから「ホタル、飛んでたよー」の声。気温が上がり湿度も高くなって、いよいよホタルには生涯最高の時を迎える。 そんなホタル住む建部の野原を採集網を手に歩きまわる青年。以前も見かけたような・・・。
 「そうですね、4年前に来た時、青いヘビについて聞かれましたよね」
 「あっ、そうそう、そうだったね」記者の記憶の隅から、その時のことがよみがえった。
 『ずいぶん物好きな人がいるよ、ヘビを見つけにわざわざ東京からここに来てるんだって』と妻に話した覚えがある。
 その人、古島 拓哉さんは東京、高円寺にお住まい。普段は警備会社でアルバイトをして、この時季になると2週間位、休暇を取りヘビを調べにやって来る。

 (記者)「ヘビの何を調べてるんですか?」
 (古島)「今はヘビの口にやどる寄生虫を採取しています。目黒にある寄生虫館で観てもらおうと思います」
 (記者)「どんなヘビがいますか」
 (古島)「アオダイショウ、ヤマカガシ、シマヘビ、ヒバカリ、シロマダラ、ジムクリ、ニホンマムシ7種を確認しています」
 (記者)「ここに来るのはなぜですか」
 (古島)「やはり、ヘビの生息密度が高いということ、今まで沖縄から離島まで各地に行ってますが、ここの自然はトップクラスです。田んぼに当たり前にホタルが飛んでいて生き物が豊か、エサになるカエルがいるからヘビもいるわけです」
 (記者)「地元の人は、そんなこと気づいてもいませんが(笑)」
 (古島)「僕なんか東京からお金かけてここまで来てるのに、何でかなあ、地域の良いところを地域の人たちが知らないなんて、もったいないですねー(笑)」

ヤマカガシ ヤマカガシ  話しの中で建部町で行われている、岡山市環境学習センター「めだかの学校」の活動や竹枝のかいぼり調査、水辺の楽校などについても説明した。
 それについても「地方で、それだけ生き物に関心があること自体、めずらしい」と褒めていただいた。
 しかし残念ながら、それらも外からの参加者が中心で地元民の関心は今一つ。
 こうなれば地域活性化の決め手、お隣り宇甘西「ホタルまつり」ならぬ、建部「ヘビまつり」で、どうだー!

 (追記)翌日、古島さんより採取したヘビの写真と詳細なメモを頂いた。その中で、人間の手により自然に生息する生き物が、販売目的で密漁、乱獲されている日本の現状に対して警鐘を鳴らされている。ヘビもホタルも地球上の仲間、胆に命じたい。

 *(写真下左)ヤマカガシ 青色型の幼蛇 (右)アオダイショウ

 (取材・写真 三宅 優 写真提供・古島拓哉)



 活動の中心は「小さな生き物を通じて命の尊さを学ぶこと」 2019年6月4日発信

環境学習 (岡山市環境学習センター・沖政信さんからの寄稿)
 地元の人にも案外知られていない岡山市環境学習センター、別名「めだかの学校」。淡水魚を飼っている水族館程度の認識しか持っていない方も。
 しかし、その活動の中心は水辺教室、出前授業、電話授業といった小さな淡水魚を通じて、 命の尊さを感じ、建部の豊かな自然を体験し、山や川の恵みのありがたさを知る親子環境教室にあります。
 今日は建部中学の総合学習コースの生徒たちと先生の30名が「めだかの学習」と「川の生態系」について話を聞き、水族館や春の小川で実際の絶滅危惧種や外来生物といった生き物を観察しました。

めだかの学校  次回以降は魚や水生昆虫などを捕獲し、さらに学びを深め、9月には建部町文化センターで発表する予定です。
 昨年には御津小学校の5年生が電話授業の内容をまとめ、学習発表会で報告をしてくれました。
 皆さんの知らない世界がここにはあるかも知れませんよ、もう一度、お立ち寄りになってはいかがですか?

 (レポート 沖 政信)



 ”浮遊感”いっぱいの竹枝「ホタル観賞会」 2019年6月1日発信

ホタル観賞会  暑い5月と決め込んでいたら、急に肌寒い日が続く。 これじゃあ、ホタルはどうかなあと心配してたら、吉田の佐藤康彦氏が来訪され、竹枝の水辺の楽校の河原を草刈りを終え、明日(5月31日)ホタル観賞会だと言う。
 「それっ」と言うことで、我が取材班(松下泰成、トーコちゃんマン、オトモダチ、三宅夫婦)で出かける。
 午後7時半、すでに30人ほどの近隣家族が竹枝小学校裏手、駐車場に集合。
 主催者の川原さんがゲンジ・ヘイケ・ヒメボタルの生息場所の違いや習性について説明されたあと、
ホタル観賞会 「去年は1000を超えるホタルが観られたが、今年は昨年7月の出水で小さい幼虫が流されたので、4月の上陸時の数が昨年の5分の1程度だった。 暖かいと増えるので、ちょっと寒い今夜はどうだろう、行ってみよう!」となった。
 河原に下りると足元の草が刈られ歩きやすい、心遣いに感謝。
 「あっ!」と子どもの声、そして「みつけたー」「あっ、あっちにも」「ああ、いるいる」
 旭川の流れる岸辺をゆらーりと光の点が一つ二つ、目が慣れてくると10、20と増えていく。
 川岸を移動するとまとまって生息が観られる箇所がある。支流の流れ込む地点、以前、ここに上陸が多いと聞いた。

ホタル観賞会  暗闇に浮遊する明り、カジカが鳴き、時間が止まる。
 子どもたちはホタルを手に包み、友だちに見せようと駆けて行く。
 また「つかまええたー」の声。

 (写真をあとで開いたら、見事、何も撮れていなかった。上記写真はわずかに写し出された映像からイメージを再生)
  ホタルマップ(PDF)

 「ふるさとを伝えたい」
 2018竹枝学区ふるさと活性化協議会活動報告書 冊子できました
 (ご入用の方は「めだかの学校」へ。当新聞10部限定あります)


 (取材・写真 三宅優)



 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。
 建部生まれ、建部育ちの歌姫。
 英会話の講師にして、保育士。
 持って生まれたソプラノの美声を
 活かし、ミュージカルにオペラにと
 八面六臂の活躍。
 夢は人と人が集える「カフェ」を
 つくること。
 佐藤 麻衣子さんの登場です。

 (取材・三宅優 )

佐藤麻衣子
(プロフィール)
 佐藤 麻衣子(まいこ)
  昭和55年、建部町吉田生まれ
  建部中学校から山陽女子高校へ。
  卒業後、私立音大に行くが断念、
  帰郷しフリーターとして働く。
  その後、ECC英会話の講師、保育士等
  多彩な職業をこなしながら、歌の世界でも
  活躍。吉田在住。     
  


(聞き手・三宅 優) 歌はいつ頃から始められたんですか 佐藤麻衣子    
 「小学生の時からです。その頃の竹枝小学校は音楽の先生がすごく力を入れていて、合唱コンクールなんかによく出ていたんです。ソニー賞を受賞したこともあって、 外からの見学も多かったですね」

 なるほど、それは大きいですね、正規に学ばれたのはいつから? 
 「中学からレッスンを受け始めました。中2の時に先生からコンクールに出なさいと言われて入賞して、独唱の始まりはそこからです」

 それで、高校でも部活か何かでやられたんですか     
 「いえ、高校は山陽女子高校の音楽科に行ったので、毎日、声楽を勉強してました(笑)」

 ああ、なるほど、もう音楽の道を決めてたわけですね    
 「ええ、でも卒業してからは、ずっと止めてたんです」

佐藤麻衣子  と言うと?     
 「高校を出て東京の私立音大に入ったんですが、すぐに音楽じゃあ、お金が稼げないと気づいたんです(笑)。よっぽどのレベルであれば違うだろうけど、 歌ばっかしじゃあダメだって」

 へェー、それはまた現実的ですね(笑)     
 「(笑)はい、それで帰省して、カフェでフリーターで働きました。もともと、大学を辞めて何をしたいかと考えた時、カフェ経営をしたいと思ったんです。 その資金が必要でアルバイトを続けました」

 ほうー、話の展開が早いですね(笑)     
 「そうなんです(笑)、で、そうしたらカフェでバイトして3~4年位して、カフェのオーナーが外国によく行ってたんですが、その影響で私も海外に行きたい夢が生まれました。それで、ロスのサンタモニカに1年ほど行ったんです」

 えっ、いきなりアメリカへ?、そんなに簡単に行けるもんなんですか     
佐藤麻衣子  「いえ、たまたま私の妹が現地に留学していたので、そこに一緒に住んで、私は語学学校に通ったんです。ただ、ビザは英会話を通じたコミュニティスペースを作りたいときちっとエッセーを書いて取得しました」

 ああ、やっと今のお仕事につながって来ました(笑)     
 「帰って来てから、子どもは英会話を学べて、大人も何かを学べるようなコミュニティカフェを作るんで、まずECC英会話教室から始めました。もう12年目になります」

 その間、歌との再会はどこでありましたか     
 「27歳位の時、英会話をやっていたので、福渡小学校で英会話を頼まれて行った先に竹小の時の音楽の先生がいらして。 先生のお友達が、文化センターで独唱リサイタルを開くというので聴きに行って、良くて・・・それからですね。 これまで、すっごくお金を(音楽の勉強に)掛けていたので、活かせるようにきちんとレッスンを受けようと思いました」

佐藤麻衣子

 昨年はミュージカル「オランダおイネ」でお滝さんを、今年は4月にオペラ、それもモーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」で主役のドラペッラ、それも原語ですよね      
 「はい、まあイタリア語は前から歌ってたので大丈夫でしたが、演技は大変でした。特にミュージカルは、高校まで蚕くらぶのメンバーでやってたのですが、 今度は本当のダンスの振りが付くので、踊れないので苦労しました」

 いかがでしたか、舞台に立った感想は     
 「オペラは面白いですね、やっとスタート地点に来たという感じ」

 この春「吉田れんげ祭り」でも尺八とセッションしてましたね。ああいう組み合わせもいいですね     
 「あれは同級生の藤井君が尺八をやってて、時々、二人で合わせたりしてて、ちょっとやってみようかってなったんです(笑)」

佐藤麻衣子

 ところで、じゃあ、今はいくつお仕事を持たれているんですか    
 「ECC英会話教室が週2日、市内のインターナショナルスクールの保育士の仕事が週3日、それとソプラノで歌うことですね」

 保育士もなさってるんですか    
 「子どもに英会話を教えてきたんですが、でもこれまで自分は子どもを育てることは勉強してないと思ったんです。それで4年前、34歳の時、短大に入って保育士の資格を取りました」

佐藤麻衣子

 何から何まで、徹底してますね(笑)、フェイスブックを拝見したら料理もお好きですね(先日も採れたてイチゴでジャム作り)    
 「もともと健康オタクだったんです(笑)、それと母の手作りで育っているので。保育をやっていると、 子どもたちの中には卵が割れなかったり、レンジでチーン、栄養が足りてないなって、アレルギーの子も多い。 食育ってとっても大事だと思うんです」

 コミュニティカフェの構想が何となく浮んで来ました 
 「食・音楽・語学、(と言うより”おしゃべり”かな)を通して、人が豊かに暮らせるための学びの場・・・。 アンガーマネージメント、ヨガ、お料理、同年代を対象に気楽にできる、子どもは英会話を学び、親は別のことを楽しむみたいな、 そんな場をつくりたいなあって」

佐藤麻衣子

 建部に住む子育て世代の人らも、そういった学び語らえる場を求めているんでしょうね
 「ええ、でも、きっかけがないのと、まだ世間体(新しいことを始める事への)を気にするところが多少あるのかもしれません、 街中のようには広がりにくいのかなと思います」

 でも、実現すると楽しいでしょう、大いに期待しています。    

 「はい、ありがとうございます(笑)」


 (記者感想)
 きっかけは何だっただろう、今となっては思い出せないが2012年8月、記者夫婦が主催した「しあわせ灯ろう祭・inめだかの学校」(写真下は翌2013年懐かしのスナップ)のイベントで歌っていただいた。観客もまばらな中、10数曲を熱唱、「本当に歌の好きな子だな」と強く印象に残った。
 あれから、いろんな場面(ほとんど歌う場)で出会ったのだが、プライベートに話す機会はなかった。もう8年になる、その間、彼女はいくつものチャレンジに挑み、出会った頃とは大きく脱皮していた。

佐藤麻衣子  決断が早い、過去にとらわれない、一人で実行する、夢は、人が豊かに暮らせるコミュニティスペースをつくること。 歌から始まり留学、英会話、保育士、再びソプラノ歌手、そしてすべてを活かしたカフェへ。
 「以外と私は(結婚しても)主婦はできないかも」(笑)ご本人が仰るとおり、役割をこなすより自分を生きるタイプなのだろう。
「旅行はハワイや沖縄なんかの暑いところが好き」、まさに夏に象徴される行動的で情熱的な女性がそこにいた。



 (取材・写真 三宅 優 写真提供・佐藤麻衣子)


 恒例「旭川カヌー川下り」全員完走、無事、後楽園到達! 2019年5月28日発信

川下り 川下り  今年も「旭川カヌー川下り大会」が建部海洋クラブ、瀬戸内カヌークラブ、岡山カヌークラブと大会サポーターの 総勢24名で25日(土)の午前8時半から行われました。
 建部B&G海洋センターの艇庫前に集合した面々は、開会式を終え9時前には岡山の後楽園めざして出発。
 このイベントは海洋センターが開設して間もなく、岡山市を南北に流れる旭川をカヌーで川下りをしながら、 カヌーの普及促進や愛好家の親睦を図るとともに、清流旭川を守ろうの意図で始まりました。
 美しい自然環境を守るため「ゴミのポイ捨てはやめよう!」などのスローガンを掲げながら、カヌーでデモンストレーションを続け、早や30数年が経ちます。

川下り 川下り  今回、海洋センターをスタートしたチームが川口交差点前の広々とした瀬を12艇で一列縦隊で下っていく様は、53号線を行きかう車の皆さんの目を引いていました。
 やがて、川下り最大の難所でもある八幡温泉前の国体コースを下る場面、昨年の集中豪雨で崩れたコースを今年のジャパンカップの前に修復、 今まで以上に難しくなったと評判のコースにチャレンジします。
 艇には小学校1年生から71歳のベテラン、「カヌーイースト」のメンバーまでが乗り、特に難しいとされる、流れの真正面に大岩が設置されておる第一関門では 、難しいパドルさばきが求められていました。
 結果は5艇ほどがチン(転覆すること)してしまいましたが、仲間の助けで一人の脱落もなくGO,GO!
 八幡橋、大宮橋、中吉橋、鹿瀬橋、金川大橋を通過して葛城橋で待望の昼食となり、その後、真夏日の中、水分補給もたっぷりとして目的地、後楽園をめざして進んでいきました。

川下り 川下り  急流も大変ですが、流れが感じられない瀞場はパドルを漕いでも、漕いでも中々、前に進まないのでスタミナを消耗します。 そんなコースに苦戦しながらも、三野の浄水場を過ぎて岡山城の天守閣が見え始まるとメンバーの顔つきにも笑みが浮かんできました。
 岡山城を背にゴールの後楽園では、全員がパドルを頭上に掲げ、記念写真用に扇形にポーズ。
 到着は午後5時、参加者は今年も忘れられない体験をしたあとの清々しい顔で来年の再開を誓い合っていました。

 (取材・写真 勝部 公平 )



 本日、建部に体験の熱風、吹き荒れる 2019年5月26日発信

環境まつり 環境まつり  午前9時半。会場に並んだ主婦らの会話。
 「駐車場に来るまでスムーズだったので、ああ、今日はすいてるねえって、それで中に入ったら、もうこんなに並んでて、お母さん遅いよ!って(笑)」
 すでに100人を超える列が岡山市環境学習センター「めだかの学校」の敷地内をぐるりと半周。
 平成元年に始まり、令和の今日に続く「第31回めだかの学校・環境まつり」、当センターの能登館長による開会アナウンスを聞いたお母さん、
  「えっ、そんなに昔からやってたの?知ってたら前から来たのに・・・」
 そう熱気が違う、と言って暑い天候のことではなく、参加した人たち(低年齢の子どもを持つ家族)のこの催しに対する”期待”が年々、高くなっているのだ。

環境まつり 環境まつり  その人気の一つである「アマゴのつかみどり」。
 生き物を大事にと謳う施設でのこのイベント、実行委員会(めだかクラブ)でも議論がなされた。が、命の循環を教えることこそ、生き物の大切さを理解することと結論。
 捕ったアマゴは自分で串に刺す、火であぶる、おいしくいただく、ここまでが、この体験プログラム。
 「ワー、魚が血だらけだー」と驚く子ども。
 触ったこともない、焼いてその場で食べる? 元々の生きてる姿を想像もしたことない、きれいな形の肉しか食べたことない子ども(&親たち)

環境まつり 環境まつり  他の体験ブースを覗いてみよう。町おこしネットワークによる「竹細工」
 水鉄砲がやっぱり面白い。竹に水を吸い取り飛ばすだけ、なのに、「気持ち、いいー」
 教えてる人らは地元の年配者グループ。  
 「自分らが子どもの頃、夢中になったのと変わらない、今の子どもたちを見つけたい」
 「組み木工作」破材を集めて重ね合わせる。ノコで挽き、刀で削り、パーツを作り、めざすものは最新型超高音速旅客機?

環境まつり 環境まつり  「自然素材工作」葉っぱの大マジック。折って、折って、また折って、伸ばして切って、挟み込む、クリクリ目玉を書き入れて、まさに目からウロコの創作劇。
 「ストーンペインティング」記者夫婦が旭川の河原で採集したいろんな形の石ころ。 それを目にした時、ピピーンと頭にひらめいたら・・・。
 「読み聞かせ」学校、図書館から先生が来てくれた。絵とものがたりが語られる。
 他にも「キャンドル作り」「キーホルダー」「折り紙工作」すべて近隣のボランティアによる出前講座。

環境まつり 環境まつり  食べ物の屋台集まる会場奥、噴水広場に行くと、どこのテントにも行列。
 一番人気?なでしこ作業所「かき氷」、負けず劣らず人気「建部ヨーグルト」、「サニーデイコーヒー」暑いからねえ、冷たい飲み物に集中。
 「めだかうどん」当新聞グルメレポーターもてんてこまい。(一杯200円)
 「タコ焼き」暑いに輪をかけ熱いに挑む「たけべ八幡温泉チーム」
 「njcoぱん」さんの焼きたてピザも熱さと格闘中。

環境まつり 環境まつり  ここらで会場アナウンス、時間は11時。 「アマゴのつかみ・・・は終了しました」同時に、さらにどっと各体験ブースに人の移動。 記者の「ストーンペイント」も空席待ち。
 求めている熱風とも言うべきものが押し寄せる。

 自分らが自然の中で、何もないものの中で、自分で見つけて遊んだ「体験」を何とか伝えたい。

環境まつり 環境まつり  当、ストーンペインティングにて娘から色の要望を受けたお父さん、
 「桃色ありますか?」  (記者) 「ありません、赤と白を混ぜて下さい」
 (お父さん) 「あっ、そうですよね。ずっと絵具を使ってなくて、そんなことも忘れてました(笑)」

 正午を過ぎ建部平野は最高温度32度。ここは更に上?
にもかかわらず熱中症でぐんにゃりなんて子はいない。
環境まつり   聞こえるのは「ピーピー、ピー」とうるさいほど竹笛、「ピューッ」と目の前を横切る水鉄砲、
「ブーーン」と飛来する竹トンボ、そして、そのたびに上がる「ワッー」「きゃっー」「あっあー」 と言う体験の歓声・・・。

 本日、アマゴのつかみどりワンシーン (動画)

 (取材・写真 三宅優 )





 「岡フィルがやって来た!」建小のとびきり楽しい70分 2019年5月20日発信

岡フィル 岡フィル  昭和の時代(いきなり年寄りの昔話)テレビで「題名のない音楽会」と言う、クラッシック音楽を分かりやすく紹介する番組をよく観ていた。(今も続いてる?)
 作曲家の黛敏郎が司会する、まさに音楽入門にふさわしい内容だった。あれで音楽好きになった人はかなり多いと思う。
 今日の午前、建部小学校で開催された「岡山フィルハーモニックオーケストラ」の出前「スクールコンサート」。総勢19名の楽団員が来校、日頃、子どもたちにあまり馴染みのないクラッシック音楽や楽器について、オモシロ楽しく解説、演奏をより親しみやすい身近なものとして伝えた。

 チューニングを終えた1曲目はモーツァルト「フィガロの結婚 序曲」。
 前奏からフル演奏「ターンタータ タタタタ タタタタ・・・」と移るや、子どもたちは体が固まり、微動だにしない。生の音の迫力に圧倒。

岡フィル 岡フィル  2曲目は、ビゼー「アルルの女 ファランドール」より。
「♪パンパッパ パーンパ パッパ パッパ パー・・・」力強く、勇ましい楽曲に、これまた子どもたちが飲み込まれる。終わると、顔を合わせて「聞いたことあるよね」「うん、スゴイね」
 すっかり音楽好き?になった所で楽器紹介。
 「弦楽器のバイオリン、高い音を受け持ち、第1と第2があるよ」
 「ビオラは少し大きめで中音を出すよ」
 「チェロはふくよかな音色」
 「コントラバスはズンと低音」

 弦楽合奏曲はモーツァルト「アイネクライネナハトムジーク」ここまで来ると体は右に左に揺れ動きだす(笑)

岡フィル  「木管楽器はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、リードと言う薄い板を振動させるんだ」
 「金管楽器のトランペット、フレンチホルン、トロンボーン、口びるをふるわせて音を出すんだよ」
 「打楽器はティンパニ、シンバル、木琴、タンバリン、小太鼓、一人でこなすよ」
 「ピアノは知ってるよね、ではモーツァルトのきらきら星」
 解説をしてくださったお姉さんは歌い手。
 ミュージカル「メリーポピンズ」から「スーパーカリフラスティックエクスピアリドーシャス」(わー、早口!)
 続いては、オーケストラをバックに全員合唱「ビリーブ」と「建小校歌」

岡フィル  そしてお待ちかね、指揮者に挑戦!
 4年生、5年生、6年生登場、タクトを手に演奏するはビゼーの「カルメン 闘牛士の行進」
 「♪ジャンジャラジャラジャラ ジャンジャラジャラジャラ・・・」

 感想は?
(6年生)「はじめてで、いい経験になりました」
(5年生)「意外と楽しかったです」
(4年生)「よくできたと思います」

岡フィル  最後は「ラデツキー行進曲」で全員手拍子、そして感謝の拍手へと変わりました。
「岡山フィルハーモニック」の皆さん大人も楽しめる素敵な70分、ありがとうございました。

 「いやあ、音楽ってホントに素晴らしいですよね!」(黛敏郎先生調に)

 「建小、岡山フィルと校歌合唱」(動画)

 (取材・写真 三宅優 )


 

 ■2019年・建部の顔、紹介!

  建部の学びの場、その新しい指導者の方々の横顔をお伝えします  2019年5月16日発信

 (報告・勝部公平)

 *お聞きした方のお名前
 「岡山市立建部町中学校」校長 松浦 敏之さん
 「岡山市建部認定こども園」園長 渡邊 美由岐さん
 「UAゼンセン中央教育センター友愛の丘」センター長 近藤 三千代さん
 

新校長先生は岡山マラソンにも出場!

新リーダー  この春から松浦敏之先生が建部中学校の校長先生として赴任されました。
 先生のお生まれは玉野市。高校・大学と多感な学生時代は陸上部で身体を鍛え、現在も週末トレーニングを欠かさず、岡山マラソンなどに 出場しているそうです。走る目的も変化し大会の中での記録よりも自分自身へのチャレンジが目標となり、年齢相応に健康優先で参加しているそうです。
 昭和61年、竜操中学校をスタートに県内あちこちの学校で教鞭をとられ、建部については、
「これまで、学年4クラスなどの大規模の学校ばかりでしたので、このような小規模で生徒一人ひとりの顔が見える学校での生活はとても楽しみです」と抱負を語られました。

新リーダー  先生は途中、教育相談などの部署にも勤務され、その仕事が自分自身の中で大変貴重な経験となったそうです。
 今までの生徒を指導する立場から、いろいろな相談を受け、相手の立場に立って話を聞くことの重要さと、 指導するのではなく対話の中から答えを見つけていくことの大切さをしっかりと会得されました。
 初対面で、今までの中学校の校長先生と雰囲気がちょっと違うなと感じたのは、 親身になって相手の話を聞くソフトな姿勢から来ていたんですね。
 建部は先生には縁があり、奥様のお姉さんが富沢に住まわれており、地域との連携も大切にしながら子供たちを育てていきたいとの熱意が伝わってきました。
 今、グローバルな社会が形成され、コミュニケーション能力や創造的な発想が必要なおり、建部中学校の生徒にも、様々な体験を交えた 学生生活を送ってもらいたいものです。


「子ども目線でいっしょにやっていきたい」新園長先生

新リーダー  子どもたちの楽しそうな声が聞こえてくる建部認定こども園を訪門、今年の4月から赴任された渡邊美由岐園長先生からお話をうかがいました。
 開園時67名だった園児は現在77名になり、0歳が3人いますとのこと。0歳児から5歳までの子供たちを、朝7時30分から夜7時00まで預かっている建部こども園、少子化でこどもが少なくなっているこの時代に、 この2年間で10名の園児が増えているのです。
 保育園と幼稚園の両方の機能を兼ね備えたこの施設、園児の家庭の大半が共働きとのことで、いかにこの地域の子育て世代に必要とされているかが理解できます。

新リーダー  園長先生は美作市のお生まれで、保育の仕事に携わって28年。劇団四季などの舞台演劇が大好きで、あちこち鑑賞に出かけているそうです。
 前年までは吉備津彦神社近くの中山こども園を担当、神社の境内が散歩コースだったそうです。
  「建部のこども園は、周りが田園地帯で森もすぐ近くにあり、田地子川の小川で水遊びもできる、こんなに恵まれた自然環境はすばらしいですよ」とお誉め頂きました。

 園児を預かる心がまえについては、 「保育園児の人生の根っこの部分を形成する大事な時間をお預かりしているので、いかに子供の目線で、子供のやりたいことを一緒に考えていくか、心豊かな子供を育てることが大切だと思います。それと併せて、保護者の方や地域の人たちと連携しながら進めていきたいです」と述べられました。


初の女性センター長は明るさと実行力の持ち主

新リーダー  岡山から津山線に乗り、トンネルや田園風景に出会いながら建部平野を走り抜け、鉄橋に差しかかると車窓から赤レンガの建物が見えてきます。
 43年前にUAゼンセンが建てた中央教育センター「友愛の丘」です。その友愛の丘で7代目にして、初めての女性センター長が近藤三千代さんです。
 近藤さんは三重県の自然豊かな山間で生まれ、何事にも積極的にチャレンジする活発な少女だったようで、その後の人生が物語っています。
 愛知県の大学に在学中に新しい流通サービス業に関心を持ち、アルバイトなどの経験をしていたセブンアンドアイグループのレストランチェーン「デニーズ」に入社。持ち前の明るさと行動力で瞬く間に店長になりました。
 仕事をしながら労働組合の活動も積極的に参加し、執行部で活動している時、今度は流通業で働く仲間が入っている全国組織のUAゼンセンより誘いがあり、 今日にいたっているそうです。

新リーダー  会社とゼンセンの職場を合わせて、東京・神奈川や名古屋・大阪など全国の職場を経験、友愛の丘にも教育トレーナーとして赴任したことがあります。
 その時、記者も同僚として働いており、非常に自由闊達な発想力を持って新しいことに積極的にチャレンジする人だなあとの印象を受けました。
 その後、高知県や岡山の支部長を経験して、友愛の丘に戻ってきたという次第です。
 近藤さんの目下の趣味は、マンションのベランダで育てている野菜作り。それも12年間、家族同様に飼っているウサギの「ウサ子」(なぜかオスなのに)の餌づくりが主目的とか。暇を見つけては、アクションやSF系の映画を観るのも大好きだそうで、これからどんな夢に向かって邁進するのか楽しみです。

 そんな近藤さんから 「地元の皆さんに、もっと友愛の丘に遊びに来て寛いで欲しいです。6万坪の自然の中にはキャンプ場や庭もあり、コーヒーなどを飲みながら建部平野を眺めるのも楽しいですよ」とのお誘いをいただきました。

 (取材・写真 勝部公平 写真・三宅 優)



 「2019カヌージャパンカップ」長ーい戦い、終わる 2019年5月12日発信

カヌー大会 カヌー大会  本日、カヌー2日目、いよいよ「ジャパンカップ」が競われる。
 朝、8時、すでに陽が川面をキラキラと眩くしている。河川敷にずらりと並んだ車のナンバーは「鹿児島」から「三重」「秋田」と日本各地。
 ボランティアテントでは、建部町観光協会の炊き出し「豚汁・おにぎり」が山盛りに用意された。 地域おこし協力隊、今田さんの「冷キューリ」も昨年に続いて出張ってくれた。こうした地元の協力が選手たちをどれほど心強くさせているだろう。地元の仲間に感謝。

カヌー大会 カヌー大会  午前中はスラロームの試合。設けられたのは21のゲート。ここを下りながら通過する緑のゲート、アップして上る赤いゲートがある。
 すでに選手らは、昨日の試合で経験済み。
「14、15あたりが、けっこうきついなあ」感想を述べあう選手。
 試合は片側だけを漕ぐ「カナディアン(C1)」とブレードが両方についたパドルで漕ぐ「カヤック(K1)」が行われる。
 「スタートしました!」場内から放送。
 「ゴーゴーゴー」「アップ、アップ、アップ!」と応援者の声が飛ぶ。
 揺れるポール、上半身を船体と平行になるほど後ろに反らせ、わずか数センチの間ですり抜ける。「見事!」 思わず声が出てしまう。
カヌー大会 カヌー大会  急流を下った途端、動きを逆に上りに移る。パドルを水に直角に立て、流されるのを押し止める。
 21のどのゲートも気が抜けない、緊張の少しのゆるみでポールが当たる。
 「あっあ、あー」と観衆のため息。
午後の休憩、その後、決勝戦。

カヌー大会 カヌー大会  15時45分、すでに建部平野は傾いた陽がオレンジに変わりつつある。そして、ワイルドウォーター開始。
 1.5キロ上流のスタート地点からいかに速くゴールに達するか、6分と数十秒を競う。
 地元建部からは昨日の「たけべカップ」で優勝した山根選手が出場。地元応援団もスタート地点に近い上流でスタンバイ。「ゴー!」
 次々と繰り出る艇の速さにレースはわずか30分余りで終了。あとは結果を待つのみ。

 すべての競技が終わり、参加者一体となった河川のクリーン活動。こういうことが、いいよね。目的は記録だけではなく、自然を大事にする心を養うこと。
 我が新聞メンバーとトーコちゃんマンもゴミ集めに汗をかき、ご褒美のスポンサー提供の缶詰を手に「スマイル!」
カヌー大会 カヌー大会  そして、表彰式。カヌースラローム優勝、齋藤君(神奈川県)。ワイルドウォーター出場の地元、山根さんは僅かの差で3位。
 いつの間にか、どの種目にもジュニアが台頭し上位に。だとすれば目指すところは決まった。
 パリに向って「ゴー、ゴー、ゴー!!」    

 (取材・写真 三宅優  写真・松下泰成 )



 「そうじゃない、足で追い込むんだ!」先生の叱咤で魚をゲット! 2019年5月11日発信

魚取り 魚取り  カヌー大会が実施されている時、例年通り、今年も同じ旭川上流では、年に一度の用水口を堰き止めての大掃除。
 それに併せて毎年開かれてきた「一ノ口井堰・大井手用水魚とり」。
 今回も定員いっぱいの31名10家族が参加する人気。
 ただ今年は、昨年の水害で水路の環境がどのように変わっているかが測れない。昨年、仕掛けた簗が流されているやも知れない。

 正午前、記者の役割はいつも、水抜きの始まりと同時に水路とにらめっこ、魚が逃げないように見張り番。
 「しかし、いないなあ、いつもならナマズやギギが動き回るのに」
 水が干上がるにつれ、崩れ落ちた土砂の山が明らかに、簗も埋もれている。
  「もしかしたら、魚はあまり期待できそうにない」と主催した岡山市環境学習センター「めだかの学校」館長に念のため伝える。

魚取り 魚取り  参加者は講師の井口さんから「一ノ口井堰」の歴史について説明を受けたあと、魚取りの方法を講師の柏さんから聞く。
  「網で追いかけても魚の方が速いので、足を使って網に追い込みます・・・」
 いつものことだが、子どもらはすぐにでも魚を捕りたくて。なかなか先生の話をきちんと聞かない。そこで結果は網で追いかけるばかりでうまく捕れない。

 午後1時過ぎ、真夏を思わせる太陽の下、子どもと保護者が水路に下りる。
  「ヒェー、冷たーい!」温もった足が水に触れ、思わず肩を震わすママさん。
 1家族ごとに簗を上げていく。 「あっ、いた!」「いないなあー」やはり不漁か?
 そう思ったのはつかの間、 「あっ、ウナギだ、ウナギがいた!」「オッ、ズコーんと足にぶつかる大きいのがいる」と大さわぎ。
魚取り 魚取り  水門下のトンネルに逃げ込んだ魚ら、それを柏先生がヘッドライトで照らしながら見つけて追い込む。
 「そこだ、そこそこ、そこにいる!」「そうじゃない、網に足で追い込むんだ!」「網の位置が逆、それじゃあ逃げてしまうぞ!」
 先生に叱咤されて段々に子どもらも動きが機敏に。

  「やったー、カワムツが捕れたー」「ねえ見て、大きなカニさんが入ったー」「この赤いの(絶滅危惧種アカザ)捕れたー」
 気がついてみると、ウナギ(4匹)、ナマズ(今年は少なく2匹)、ギギ(これも今年は少ない)、カワムツ、オヤニラミ、アカザ、ウグイ、タナゴ、ドジョウ、ムギツク、モクズガニ(多数)、サワガニ、川えび等20種。多種、水生昆虫も捕獲。
魚取り 魚取り  午後2時を回り、「定刻が過ぎましたので、上がって・・・」と館長の呼びかけ。しかし、子どもらには全く聞こえない、しつこく催促されしぶしぶ梯子を上る。
 それでも最後まで網をすくっていたのは、子どもに戻ったパパとママ(笑)。

 今日の振返り、(館長)「どうでしたか?」
 「大きなカニさんが捕れてうれしかった!」「エビさんも捕れた!」
 (ほぼ全員)「楽しかったー、また来たーい」
 「また来たい」と言われても、できるのはこの日、年に一度。
 大河、旭川が直接流れ込む、その入り口での魚とり。 こんなダイナミックな体験、どこで、できる?

 (取材・写真 三宅優 )



 令和元年、たけべ全国カヌー大会始まる 2019年5月11日発信

カヌー大会 カヌー大会  昨年、7月の大水害でカヌーコースが流された福渡三本松下の旭川。急ピッチの復旧が叶い、今日、明日と例年通りの大会が開催されることになった。
 9時からの開催式では岡山市副市長から「皆さんがんばってください」との激励の挨拶があり、選手代表として本田桃子さんが「がんばります!」との力強い選手宣誓をした。
 今大会にはジュニアの参加者も多数おり、すでに目標はパリ大会へとむかっている。建部でのジャパンカップ全国大会は彼らの力を蓄える絶好のチャンス。良いレースを期待したい。

カヌー大会 カヌー大会  会場には昨年同様、地元ボランティアによる飲食提供テントが立ち、選手たちの応援に一役買っている。
 ジャパンカップは明日、午後5時にはすべての結果が出る予定。
 地域の方のそろっての応援を願う!

 (取材。写真 三宅 優)



 カミナリのボケとツッコミで建部の魅力120%! 2019年5月10日発信

金爆 金爆  「金爆、見たかー?」、「見たよー!」そんなメールが町中で飛びかう。
 今夕、建部町公民館にテレビ難民?の 記者、番組に出演した地域おこし協力隊の今田さん家族、平田さんが偶然、顔をそろえた。

 OHKの人気番組「金爆」、今日は建部特集。登場したのは、お笑い芸人「カミナリ」の二人。

金爆 金爆  出発は「たけべ八幡温泉」スタート。いきなり、そばの小屋で何やらガサゴソやってる人、発見。
 ご存じ地域おこし協力隊、今田龍希さんの「ジビエ研究所」
 イノシシ肉にトライした二人(かなり苦しそう)。獣皮有効活用研究所 の頼本さん、唐揚げゼンちゃん、猟師のYさんも登場し、親近度がいきなりヒートアップ。

金爆 金爆  つづいて今田さんの紹介で赴いたのは農協支所に近い(女性職員もマスク外して出演・・・笑)、理髪店「ヒラタ」。
 と言えばストローアートの平田君。お笑い二人もハサミを手にして弟子入り。

 そして「カレーq」で辛さ500%に挑戦後、「めだかの学校」に。この日は休みにもかかわらず、館長自らが案内、 興味の湧かない2人はかなりの苦戦・・・。
 次に「たけべヨーグルト」を見学、(当日、製造に当たっていたのは当新聞グルメレポーター)金賞受賞の「白桃のむヨーグルト」に大満足し、 いきなり「たけべの森公園」へと赴く。
 ここで、BMXバイクを体験。そんなに面白そうには見えないが、これが今回の建部の「お宝」に決まり。

金爆 金爆  最終はオープンしたばかりの、ピッツェリア「マル屋」。
 番組で圧倒的共感を得た(予想)のは、この時間、テレビを観ながら今田さんちの子どもたちが発する、
 「ううっ、食べたいよー」だった・・・のでは?

 (取材・写真 三宅 優)



5月5日「たけべマルシェ」に30万人目の入浴客が!!  2019年5月5日発信

たけべマルシェ たけべマルシェ  いよいよGWも、あと2日、世の中少々、休み疲れ?
 子どもたちから「どこか行こうよー」と言われて、それだけでグッタリ、子育て世代にはホント酷な長連休、。
 そこで出番は、「地元アミューズメント」。
 近くて経済的、一家で楽しめるとなれば、温泉+イベント=「たけべまるしぇ」で決まり!
 「たけべ八幡温泉」の旗たなびき、鯉のぼりが泳ぐ子どもの日、イベント広場には地元「たけべおこし」による露天市が並ぶ。朝11時には、年配から若い家族連れまでウキウキと来場。さっそく足湯に浸かり温泉気分。
 「おっ、菖蒲が浮いてるぞ!」「いい気持ちやねー」

たけべマルシェ たけべマルシェ  子どもらはというと、まっすぐに「建部ヨーグルト」のソフトクリーム目がけてまっしぐら。気温は30度?こりゃあもう、初夏?
 毎回、当マルシェ出店は若い世代が切り盛りし、斬新な企画で話題、そして今回のテーマは「鯉のぼり」。
 各お店が、看板に鯉のぼりを描くことが条件。スイーツ「チュプ」のお店には手の込んだ刺繍模様の鯉のぼり。何ごとにも手を抜かない、西村加奈さんらしい看板。
 お昼が近づくにつれ、お客さんは増え、それぞれに、エスニックなベトナムフォーや、 ぜんちゃんの「唐揚げ」、勇の木の「焼き鳥」、ジビエ研の「シシコン丼」、ママゴトヤ「肉まん」、サニーデイコーヒー、キシモトケーキと 廻る。

たけべマルシェ たけべマルシェ  正午を過ぎた頃、温泉内ロービーで何かが起きそうな雰囲気。「・・・えっ?30万人目!」
 そう、かねてより囁かれていた当施設入館者数が30万になる日。いつかいつかと言っていたら、この連休で一気に入湯者が増え、間もなくに。
 記者と取材中のオニビジョンさんは、その瞬間を収めようと、急いで待機。
 玄関のドアが開くたびに、「おっ、この人か・・・、あれれ、帰られたよ・・・」と気を揉むことしきり。そして、チケットを買ったまま、中々、受付を済まされない方の、お身内が到着し見事、30万人目!

たけべマルシェ たけべマルシェ  「おめでとーうございまーす!」温泉スタッフ全員によるコールに「??!」
 幸運に恵まれたのは市内中心部から来られたKさん家族。
 「ここには10年くらい前に来たことがあります。今朝、主人が家からマラソンでここまで行くと言うので、私たちがここで待つことにしたんです、帰りに温泉に入ろうと言うので。本当に令和の始まりにラッキーでした」
 記念品は入浴券とお食事券をペアで。(ゆっくりと疲れを癒やしてくださーい!)

たけべマルシェ たけべマルシェ  外では子どもらが「たけべおこし」リーダーの平田さんが作るストローアートの妙技に目が離せない。各お店の前でも、ここにしかない手作りを味わおうと人の群れ。
 かと言って、大型レジャーランドに並ぶのとは違ってて、のんびり、ゆっくり、思う存分、たけべ時間に浸ってる。  

 30万人達成の瞬間動画

 (取材・写真 三宅 優)



 GW特別取材!「建部獣皮有効活用研究所」が動き始める   2019年5月4日発信

頼本 頼本  ゴールデンウィークも後半に入り、好天に恵まれ岡山市商店会連合会主催のゴールデンフェスタ岡山に、我らが建部獣皮有効活用研究所の頼本夫妻が出店されると聞いて取材してきました。
 令和と日の丸が溢れるほど掲げてある表町商店街、人混みをかき分け歩いてると記者の予測通りの場所に出店がありました。
 「里山わくわくワークショップ」と銘打って皮革小物作成を体験してもらうコーナーと、代表が「もったいないを活かす」心を込めて制作した名刺入れ・イヤリングなどを販売するコーナーがあります。

頼本 頼本  愛娘のつきちゃんも赤いイヤリングを着けてモデルとしてお手伝い! 小生も赤いストラップキーホルダーを買い求め、その革の染色と柔らかさに驚きました。
 そして最後に重大発表です。ブランド名が決まっていました。その名も「TALABO」、夫妻の許可を得て本日正式発表です。
 この催しは、5月5日までやっています。お近くにお出での際は是非ともお寄りください。

(取材・写真 沖 政信)




 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。
 急激に移り変わる日本社会。
人の暮らしが多様化する中、
弔いのかたちも大きく変わった。
今や建部町だけでなく周辺地域から、
なくてはならない施設として
位置付いた「シオン会館」
その若きリーダー江田 大輝さん、
登場!

 (取材・勝部公平 三宅優 )

江田大輝
(プロフィール)
 江田 大輝(だいき)
  昭和63年、建部町生まれ
  建部中学校を卒業後、西大寺高校へ。
  卒業後、県内のゴルフ場に勤務。
  21歳の時、現会社に移る。
  現在「株式会社シオン」専務取締役
  御津、宇垣在住、2児の父。   
  



(聞き手・勝部 公平) あなたとも、お父さんとも、長いお付き合いですね。特に私の娘が逝った時は、本当にお世話になった。 あの日以来、うちの家内なんか、あなたの大ファンですよ(笑)    

 「いえいえ、とんでもないです。やれることを一生懸命にやらせて頂いただけです。でも、そう言っていただくと嬉しいです」

 建部には親の稼業を継いで、がんばっている人が結構いますね、岡本石材の岡本君とかもそうだね
 「岡本さんは建部中学のバスケの先輩で、ずっと指導を受けてきました。今でもチームをつくり、あれだけ強豪に育てているってスゴイと思います。 僕も高校、社会人になってもバスケを続けてきました」

江田大輝

 高校は西大寺高校ですが、建中から行ったのって珍しいんじゃないですか、何か理由でも?
 「同級生では3人いたんですが、もともと、外国のこととか貿易とかに興味があって、ホテルで働きたいとか思っていたので、 国際情報科のある高校にしました」

そこを出て、ゴルフ場に勤務したわけですね
 「ええ、レストラン部とかで働きました」

ここへ戻ったのはいつですか
 「21歳の時ですから、もう10年前になります」

お父さんがこの会館をつくる前はギフトショップをやっておられて、その関係で花輪のレンタルとかも扱って、今に至るわけですよね。 当時は葬儀をどこも自分の家でやってて大変だったから
 「ええ、ホール自体は平成18年に建てたんですが、会社は2年後の平成20年に設立しました」

江田大輝

 (三宅)と言うことは、映画「おくりびと」が公開された頃ですね
 (勝部)そうですね、あの映画でこの仕事が、人間の最後の尊厳をかたち作る大事な職業だということが認知されましたね
 「僕らは亡くなられたその時、まっ先に駆けつけて、寄り添い慰めてあげるのが大切な役目だと考えるようになりました」

 あなたたち若い人が、この気配りのいる仕事に携わるようになって、随分と葬儀のあり方も変わってきましたね
 「今はオーダーメード化している世の中なので、それに即してできるだけ故人を偲んであげられる、温もりのあるかたちにしてあげられたらと、いつも思います」

 僕なんかも、ここの会員になってるんだけど、「自分は金をかけたことをせんで、こじんまりで良い」って言ってるんだ(笑)

 (三宅)会員になると、どんな特典がありますか?
 「入会金1万円で、ご家族どなたでもホールを使用して頂けるんです、今500人ほどいらっしゃいます。そのねらいは、どんな人間がここをやっているかを知ってもらいたかったからです」

10年間やってきて、苦労とかは?
 「夜も朝も関係なくて24時間対応なので、大変だった時期もあります。でも年を経るにつれ、喜ばれることが多くなって。 ありがとうねと感謝されたとき、ああ、これでよかったとつくづく感じます」

 人から感謝される仕事って本当に大事ですね
 「従業員にも言っているんですが、葬儀屋としてやるのではなく、誰かの役に立つことをしようって。僕もこの仕事を仮にやらなかったとしても、ここの人の役に立てることをやりたいと願ってます」

江田大輝

 これからの、何か新しいチャレンジとかありますか
 「この仕事以外でも建部で役に立ちたいと思いまして、先々月、外国の方に県内を回ってもらう、民泊と併せたパックツアーを企画する”GLOW(グロー)岡山”という会社を設立しました。
 実は建部にも年間、かなりの外国の方が来られているんです、でもサービスが提供できていない。
 建部の人は、ここは何もないからって言いいますが、 温泉やゴルフ場、自然・・・後楽ゴルフパック+イオンで買物なんて、いっぱいあるんです。
 地元の人は外国の方と接すると緊張して話せないけど、後で、 こんな人が来たのよーってうれしそうに話してくれる、そんな顔を見てみたいですし、結果を表すしかないなって」

そりゃあ、面白い、外国から見たら、ここがどんなにか素晴らしいか気づいたら楽しいよね(笑)。
 じゃあ、最後に「シオン」からメッセージを

 「シオンを皆さんの傘としてお使いください、悲しい涙の雨が降ったらシオンの傘をさしていただき、雨が止んだら置いといてください、 いつもそばにいますから・・・」

ありがとうございました

注:映画「おくりびと」 監督 滝田洋二郎 脚本 小山薫堂 製作 セディックインターナショナル DVD HOGAKUKAN

 「たけべシオンホール
 岡山市北区建部町西原947-8
 086-722-9365
 <地図


江田大輝  (記者感想)
 勝部編集長、べた褒めなのだ。その訳は、
自らのことで実際に彼と接したことに由来する。
 「気配り」「配慮」、他を慮る(おもんばかる)力、
それが、今ほど欠けている時代はないのかもしれない。
 自分さえよければいい、人や社会は関係ない、
こうした考えが日本国中、大人の世代から蔓延している。
 世の中のためになることをしたい。
 31歳、青年の言葉に感動を覚える。
 ところで彼がもう一つ取り組んでいるのが、
なんと総合格闘技、8年近いジム歴を持つとか。
 いつもスクッとした姿勢で体の機敏さを
見せている理由がわかった。
 優しい心の持ち主は誰よりも負けん気が
強いのかもしれない。

 (三宅 優)




 「やってるかな~、あっ、やってた!」吉田れんげ祭り開催!  2019年4月29日発信

レンゲ祭り レンゲ祭り  天気予報は完全に雨、しかも寒い。仕方なく押入れの冬用ジャンバーに再登場願う。
「これじゃあ、たけべ新聞4年連続取材はストップ?」
 念のため、いつもの自転車ではなく車にする。
 朝9時、すでに霧雨「うう、冷えるー」
 国土53号線、吉田、どんより空にのぼり旗が並ぶ。右手、田んぼに白いテント、「おっ、やってる」
 到着、この気温のおかげでレンゲは今も真っ盛り、踏みつけるには惜しい気持ちでソロソロと足を。 靴がすぐに濡れる。畑の中に立つ、へんてこな風船人形を見つけ近づく。
 「お~い、おじさん、それ何て名前か知ってるかい?」そばのテントで風船を膨らませていた、私より年上?のおじさんに聞かれる。
 「ケムンパス?」(何じゃそれ?まわりから失笑)

レンゲ祭り レンゲ祭り  「子どもなら必ず知ってる”腹ペコあおむし”ちゅうんじゃ」
 なるほど、子ども相手の仕事をしているだけあって、記者よりずっと若さ度が高い。
 隣では「たけべおこし」リーダー平田さんによるストローアート。
 子どもらも左手にストロー、右手にハサミで何かに挑む。いよいよ、後継者育成か?
 (平田)「とーんでもない、こんな生意気な子ども育てたくない!(笑)」そうです。

 午前10時、大崎委員長による開会宣言。
 「只今より、第10回吉田れんげまつりを開催いたします、もし雨がこれ以上、降るようでしたら、 そのように対応してください」(・・・これぞ吉田流、あうんの呼吸??)

レンゲ祭り レンゲ祭り  テント前の農道では恒例、餅つき。男性陣に混じって女性ペアの突き手。
 息が合った早い杵打ちは餅屋の派遣?かと思いきや、地元の大塚愛さんと佐藤安奈ちゃん、「こりゃあ、一つ買って帰らにゃあ」

 <出店者訪問>
 雨予報で、いつもよりテント数は少ない、それでも地元の人らが出す「草餅」「お赤飯」「マタギうどん」「ホットドッグ」「フランクフルト」「コロッケ」「やきとり」「スープギョーザ」「タコ焼き」、「キシモトケーキ」「建部ヨーグルト」「サニーディコーヒー」「山田養蜂場」が勢ぞろい。どこからも雨など気にしないとの雰囲気が伝わる。

レンゲ祭り レンゲ祭り  「お~い三宅さん、テレビ観たよー」と中から声がかかる。
 すると「おう、わしも見たでー、偶然つけたら、出とった」
 先日(18日)のNHKのニュース番組に当新聞が取り上げられたのを指してのこと。
 「はっ、どうも恐縮です」 (それにしても、NHKって、みんな観てるんだなあ、あらためて身を引きしめる)

 ステージでは、これから地元っ子によるヒップホップダンス。
 自己紹介、「僕らのチーム名はクラブバンブーです、竹小の体育館でで月2回練習してます。入りたい人募集中です!」
 曲が飛び出すと同時に、体が前に後ろにとリズムを刻む。取材中のオニビジョン、松本記者も「いや、もう、体が付いていけませんね(笑)」とひたすら感心。

レンゲ祭り レンゲ祭り  来たときは降っていた雨も、気がつけば止み、空はいくぶん明るさを持ち始めてきた。
 「何とか行きそうじゃなあ」「行いがええ、ちゅうことじゃろう」手伝いで参加したお年寄りらの安堵の笑い。
 レンゲ畑の中には、いつの間にか子どもらの駆け回る姿。それを横目で見ながら、久しぶりに会ったママさん、パパたちの歓談がつづく。
 ここは、親しい人と会えるだけでなく、人をなごませる”場”に出会える。
 時間に追われることもなく、眉に皺よせて働くこともない、好きなように過ごす、普段顔の自分。
 元、建部町公民館館長の安部欣也さんも、きっとそんな顔に出会いたくて今日、来られたのだろう。久しぶりの元気そうな姿、忘れずに訪ねてくれた心優しさに感謝!

レンゲ祭り レンゲ祭り  次なるステージが始まっている。佐藤まいちゃんと、藤井一世さんのソプラノ&尺八セッション。
 和洋合作、意外な組み合わせが、これまたイチゴに大福みたいに、意外に噛んでいるから面白い。仲間が集まり、互いにちょっとやってみようか、そんな気軽さがこの 雰囲気に、まさにピッタリ。

 いつの間にか餅つきも終了。やっと手が空いて、腕時計を見たお年寄り。
 「おい、まだ、12時にもなってねえで、完売か」
 もう一人のお年寄り「そうでぇ、あっちのコロッケもホットドッグもぜんぶ売り切れで、もう買うもんねえで」
 蓋を開けてみれば、散々な状況の予想を覆し、いつも通りに大盛況。
「みんな、楽しみにしとったもん!」
 答えは、どこからともなく聞こえてきた、そんなおばあちゃんの一言にあるのかもしれない。      

(取材・写真 三宅 優)



 「カヌーって楽しいー」そして「スッゴーイ!」建部でカヌーに初挑戦  2019年4月28日発信

カヌー体験 カヌー体験  来月、開催の「カヌージャパンカップ」、 建部はこの時季、カヌー一色。
 今日も建部町文化センター前の旭川では、一般を対象とした「カヌー体験」教室が開かれた。
 主催したのは、当センター内にある「はっぽねプール」を運営するOSKスポーツクラブと建部カヌークラブのメンバー。
 担当に当たられていた管さんにお聞きした。
 (記者)「今日はどういった方が参加されていますか」
 (管さん)「私どものプールに来られている方を中心に、下は小学生から上は70才代まで14名になります」
 「この催しは、来月のジャパンカップと関係がありますか?」
 「いえ、それとは別に幅広い年齢層の方にカヌーの魅力を知ってもらいたいという目的です」
カヌー体験  「今日はどのような体験ができます?」
 「参加者には”ポロ艇”というカヌーに乗ってもらい、そのあと他のカヌーの実演も観てもらいながら、艇の違いや競技の仕方などを説明します」

カヌー体験  記者が到着した時には、すでに乗り降りの仕方や基本操作におけるレクチャーを終え、参加者の内、大人は川の上。
 やがて、その帰還1号生が岸に戻って来たので近くに寄り、感想をキャッチ。
 (年配のご婦人)「あ、あ、無事、帰ってこれたわ。(手を貸す指導員の青年に)まあ、王子様に見えるわ(笑)」

 (記者)「どうでしたか、初挑戦は」
「こんな、グルグル回るもんとは思わんかった、真っ直ぐに行きたかったわ、もう、喉、カラカラ」
 (2番手の年配男性もやって来て)「私なんか、転覆して頭からびっしょりで、もう水いらん(笑)」

カヌー体験 カヌー体験  次に子どもたちが2回目のトライ。
 (小学男子)「ボクなんか、もう、コツ覚えたもんね、だいじょーぶ」
 自信満々の少年、実際、スーイスイ。さすが、子どもは覚えが早いと感心してたら・・・ZA BOON!  見事に裏返り。
 しかし、こんなことではへこたれない?今度はバッシャバッシャと川泳ぎ。
 これを見た、大型カメラ持参のお母さん、「ああ、せっかくのシャッターチャンス撮れなかったわ(笑)」

カヌー体験 カヌー体験  後半は選手によるデモンストレーション。
 激流を下るスラローム。艇がひっくり返ると同時に、自分の力で水中から起き上がる。
 「ウッワー、こりゃあ、すげーや、プロは違う!」さっきの転覆経験者も感嘆。
 静かな水面を進み、スピードを競うスプリント。「速ー、メチャ速い・・・」
 二人で漕ぐペア艇。「わぁー、シンクロのよう・・・きれいだわー」
 どの参加者も選手たちの力量に驚くばかり。

カヌー体験  締めくくり質問コーナー(順不同で)
 (参加者)「練習は、週に何回ほどしてるんですか?」
 (菅さん)「週ですか、週6(日)でやってます」(ヒェー)
 (参加者)「外国の選手と比べて、日本はどうですか」
 (菅さん)「やはりカヌー人口がヨーロッパなんかと圧倒的に違うので、日本では切磋琢磨が難しいことがあります」
 (参加者)「カヌーはいくらぐらいしますか」
(菅さん)「一人乗りの艇で30万から、ペアだと120万、もっと高い物もありますが」
 これを受けて、参加者の男性、「おい、母さん、120万だって、ひとつ買ってやれ(笑)」

 最後に菅さんから「今日はどうでしたかー?」
 (参加者全員)「楽しかった、また来たーい!」

 カヌー競技を間近に観る日は、まもなく(5月11・12日・福渡三本松下、旭川沿い)
「レディー セット ゴー!!!」


(取材・写真 三宅 優 写真提供・青山孝弘 氏)



 福渡小学校、遠足日和の一日スケッチ  2019年4月26日発信

遠足  朝10時過ぎ、記者(三宅美恵子)は建部ヨーグルトで製造中。聞こえてきました、子どもたちのざわめき。今日は福渡小学校の児童全員の遠足日。
 この工場も見学コースの一つ。窓越しに熱心に製造工程に見入る子は、Mちゃん、Sちゃん、E君・・・、あとはソフトクリームやチョコサンディの写真に目が釘付け。
 先生に「学校からここまで何キロですか」と聞く。
 先生「3キロです」(えっ?そんなに短いの、もっとずーと遠い感じがするけど・・・)
 「1時間10分かかりました」とも。(そうだよね、今月入学したばかりの1年生だっているんだから)
 「めだかの学校」を見学した一同は昼食を取りに親水公園まで行ったらしい。(記者は仕事を放棄できないので同行できず)

 ここからは、副編集長の取材。
 お昼過ぎ、建部上の農道を赤い帽子に白青上下の体操着の列を発見。「おっ、遠足がやってきた」
シャッタを―切る。コバルトブルーの空に積雲が浮かび、鯉のぼりがたなびく。
 「こんにちわ~!」子どもたちの方から声がかかる、「おう、こんにちわー」おじいさんも、元気よく応える。
「どこへ行ったんだい?」「ウン、めだかの学校だよ」
「お弁当はおいしかったかい?」「うん、おいしかった」

遠足  帰りは記者と同じ方角なので、いっしょに歩く。
 (先生)「ナゾナゾだよ、体の中にあるもので人の名前に聞こえるものは?」
 (児童)「カンゾウ!」
 (先生)「おお、それは小学2年生では習わない、むつかしい名前だなあ」
 (児童)「わかった、シンゾウ!」(笑)
 さすが先生、生徒との会話ネタも豊富。
 そのうち八幡温泉の源泉近くで、川を覗いた男子が「あっ、ヘビ!」(恐々と)
 女子「キャッ、かわいいー」(うれしそう)

 最初の解散場所は八幡橋を渡った郵便局前。「じゃあねー」「バイバーイ!」
 (友だち同志)「〇〇ちゃん、このあと何してあそぶ?」
 「なにしようか?」
 いつもより早く帰れる、得したようなワクワク気分、そして明日からは3日間のお休み。
 無限大に時間は続くと思えた子ども時代、何もかもが輝いて見えるに違いない。

(取材・三宅美恵子 写真・三宅優)



 わ~い、今日はタケノコ掘りだ!  2019年4月21日発信

タケノコ掘り タケノコ掘り  昨日よりも3度も気温が上がって、今日の里山は初夏の陽気。これで遅れていたタケノコも慌てて顔を出すに違いない。
 今日の、めだか環境教室「山菜取り・野草天ぷら作り」には定員いっぱいの10家族、31名が参加する。
 何としても、一家に1本は持ち帰らせて上げたい。竹林を管理する松本さんは、今月に入ってから毎日、様子をうかがいに行き、「まだかなあ、まだだなあ」とヤキモキ。
 午前10時、会場となった富沢地区鳥越池の「里山建部」ベースキャンプに参加者らが車で到着。さっそく活動開始。テーマは「自然を見つける」、勝部編集長の案内で周辺を探索。
 まず最初に見つけたのはタンポポ3種(日本種VS外来種VS岡山種)つづいてミツバ(自然種)、土筆(つくし)、タラの芽、イタドリ(スイバ)。

タケノコ掘り タケノコ掘り  「これ(イタドリ)はね、子どもの頃、皮をむいて塩をつけてかじって食べたんだよ」編集長の苦難ものがたり。
 すると「あっ、酸っぱくておいしい!」と女の子。

 セリを手に編集長「これは、春の七草の一つ、知ってるかい?」
 「知ってるよ、わたし全部言えるもん、セリ、ナズナ、ゴギョウ・・・」
とスーラスラ、思わずみんなで拍手。
 竹林に到着。
 「あれっ、あそこになってる」「え?あそこにも」麦わら帽子の松本さんが、うれしそうにお待ちかね。
 メモを取り出して 「今年のタケノコは、例年より冷え込んで、あまりなっていませんが・・・」
 いえいえ、そんなことはありません。見事に手入れされた藪の中にはポッコリ、ポッコリとタケノコが。

タケノコ掘り タケノコ掘り  松本さんが鍬を使って「タケノコ掘り」を実演。
 「ママ、僕もやりたいよー」「わたしもほってみたい」
 待って待って、まずは一家族一本、どのタケノコにするか、決めてからだよ。
 (お母さん)「あのー、先生(記者のこと)、この大きいのとこっちの小さいの、どっちがいいんですか?」
 (記者)「いっぱい食べたいなら大きいの、ただし根元はちょっと硬い、小さいのはやわらかいけど、皮をむくと少しになる」
 「(迷って)・・・大きい方にします!」

 親子で鍬入れ開始。抱えきれないほどのモノや、両手に収まるモノまで、それぞれが「マイ・タケノコ」掘り。
 30分後、収穫品を手に一同、ベースキャンプへと帰還。

タケノコ掘り タケノコ掘り  小休止、続いて指令1「子どもたちとお父さんは竹を切って自分のコップとハシを作って下さい!」

 指令2「お母さんたちは、山菜を使って、天ぷらと若竹汁、タケノコご飯をお願いします!」

 ターフの下にいても、日差しが熱く感じはじめて来た。十分、水分補給をしながら、子どもらは竹切りや竹削りを進める。
 「これ作らないと、お昼が食べれないよ」と聞かされては、一生懸命やるしかない。
 女性陣は、あらかじめ湯がいておいたタケノコや山菜を使って天ぷらに挑む。火力が炭火ときて、温度調整がむつかしい。

タケノコ掘り タケノコ掘り  (お母さん)「油はもう大丈夫ですか?」
 (記者)「ハシに一滴、コロモを付けて、落としてすぐに上がってきたらOK!」
 「へー、そうなんだ、料理教室に来てるみたい」(笑)

 このあと記者が主婦歴○十年と聞き、全員が「えっー!」
 大釜のご飯も吹き出して、どうやら炊けたようだが、こればっかりは開けてみないとわからない。
これも、それも、すべて体験、だから学ぶし、身にも付く。

 本日のお昼ごはんの完成!
 どうだい?「山菜の天ぷらがうまい!」「タケノコの天ぷらって、初めて食べました、おいしい!」
 デザートはないけど、ドリンクは竹笹を炒って「笹茶」、少し甘味があって「わたし、けっこう好き!」
  食後は指令3、みんなで片づけ。
 でも子どもらは、山のてっぺんに行きたくて我慢ならない?「いいよー、行っておいでー」

タケノコ掘り タケノコ掘り  真砂土の斜面をいっせいによじ登る。靴もズボンもあっという間に土まみれ。
「おかあさーん、写真撮ってよー」頂上制覇の少年登山家が叫ぶ。
 午後2時、指令4「お~い、みんな閉会するから、おりて来なー」
 振返り、(館長)「だれか今日の感想が言える子は?」
 「はーい、山遊びが楽しかった」「ハイ、ご飯センベイ(残りご飯で作った焼きセンベイ)がおいしかった!」
 最後に記念撮影。
 「では、たけべ新聞のトップを飾る笑顔でお願いしまーす」(カシャ!)

(取材・写真 三宅 優)



 もうすぐ7月がやって来る・・・だから、NHKニュース速報! 2019年4月18日発信

NHKもぎたて  昨年7月6日をどう過ごしたか、岡山県内、市内各地、そして建部町内。指定された避難場所に移動待機、 その時の戸惑い、不安。
 そして、もうすぐ7月がやって来る・・・あれから、あの恐怖はずっと続いている。
 今、この事のみに集中すれば対応策は十分とれるのに、やるべきことの優先順位を決断できない行政へのもどかしさ。

NHKもぎたて  今日、夕方のNHKニュース「もぎたて」で、昨年の建部の水害における「たけべ新聞」のレポートが報道された。
 内容は、当新聞が本来、目指している役割をきちっと伝えてくれていた。
 同じことを繰り返さないために、今やるべきことは個々の反省点の共有とその具体的な対策、そこに暮らす人の命をどう守るか、地域行政はそのことのみに集中すべき。
 今、勇気ある人が、もう一人「わしが、やる!」と言って集まれば、たぶんこの町、いや、日本国中だって変わる。「自分たちの地域は自分たちで守る」、 今日の報道でそのことをあらためて実感した。  

 NHKニュース「もぎたて」動画

 特集:「7月の大水害を振返る」

 (報告・三宅 美恵子)



 たけべの里山で「あこがれスタイル」見~つけた!  2019年4月14日発信

あこがれスタイル あこがれスタイル フェイスブックには「自分らしい生き方を見つけ、お互いを認め合い、人生を応援し合うコミュニティを目ざします」とある。
 先々月の「たけべ人」で紹介した佐藤安奈さんが活動に加わっている 岡山市の非営利団体「あこがれスタイル」。
 そのメンバーが安奈さんのおばあちゃん家で「タケノコ掘り」をするというので出かけた。しかし、我が家の裏山でも今年はまだ見ていない。
 「無理じゃあないかなあ・・・」
 13日土曜の午後、市内からやって来た”カッチャン”、”マユリン”、”ブラック”さんと安奈さんで、山に入る。
 「・・・ないなあ」「・・・やっぱりないね!」
 安奈さんが下草を刈って、よく手入れをしているので、出ないわけはない、まだ早いのだと思う。しかたなく?竹切り。何でも、ピザ窯で使うらしい。他にもマキ切り。
 会を主催するリーダーのカッチャンこと、勝俣 将樹さんに聞いた。

あこがれスタイル あこがれスタイル  「何で、この会を始めたのですか?」
(カッチャン)「以前、”だっぴ”で活動してたんですが、やって行くにつれ、その先が欲しいと思うようになりました。大人になっても、世の中の息苦しさは変わらないわけです。
 そんなとき年齢を問わず学び合い、応援し合える場が必要ではないかと。それで3年ちょっと前に、皆が安心して居られる居場所づくりりから始めて、楽しめる場づくり、そしてキャリアを積める場づくりへと進めてきました」


 「具体的にはどんな活動ですか」
 「居場所づくりでは、自宅の隣の家を開放して皆が集まれる場にしています。ピザ窯も作りました。
 楽しむ場としては、今日のタケノコ掘りなんかがそのひとつですが、皆、そこで自分らしい楽しみ方を見つけてもらえればいいと思います。キャリアづくりとしては、就活の対策とか、企業と学生双方のプレゼンの仕方とかのセミナーをしています」


 「なるほど」と言っても、自慢じゃないが記者の世代感覚はかなり旧い。若者たちが今の日本社会をどんなに窮屈に感じてるか、想像だにできない。ただ、近くにある研修施設に来る新入社員がすべて同じ黒づくめのスーツ姿なのはあまりに暗い。

 参加メンバーのブラック君(黒岩さん)は、「この会は、いつも行くと(気の合った)誰かに会えるんで参加しています。自分は工場で働いてるんで、今日は自然の中で落ちつきますね」
 マユリン(まゆこ)さん、「私も工場で働いてますが、そこではストレスないけど家にいる方がストレス(笑)、ブラックとは実は同級生なんです(笑)」

あこがれスタイル あこがれスタイル  「どんな”あこがれスタイル”をお持ちですか?」
(ブラック君)「自分の個性で生きていきたいです、広告宣伝とか新聞とかに関心があるんで、できればそういう世界で」
 (マユリン)「この人に相談したいなあって、そんな頼られる人になりたいですねー」

 場所は建部町下神目、そばを誕生寺川が流れる。ここの桜は遅く、今、散りはじめ。久しぶりに若者たちの声を聞いて記者もリフレッシュ。と、そこへ一陣のサイクルレーサーたちが道沿いをやって来た。
 「やあー」「どうもー」、同じ町内で懇意にしている人たちだった。サイクル仲間5人で来月、西粟倉村で開かれる「わかすぎヒルクライム」に出場するそうだ。 今日はそのための合同練習。
 ”あこがれスタイル”を実践する大人たちがここにもいた、そんな新たな発見も今日のこの出会いがあったからこそ。

 「あこがれスタイル」さん←フェイスブックはこちら

(取材・写真 三宅 優)



 桜舞う校庭に、元気な一年生が入学して来ました 2019年4月11日発信

入学式 入学式  昨日の雨で桜はすっかり散ったかと思いきや、竹枝小学校前の並木は淡いピンク色を留めていた。
 校庭には風を受けて勢いよく泳ぐ鯉のぼり、入学式の日にふさわしいシチュエーションだ。
 体育館では在校生、先生、保護者、来賓、オニビジョンさんが先程よりお待ちかね。
 午前10時、音楽と拍手に合わせ、6年生に手を引かれ新入生が入場。男子2名、女子3名の計5名。
 「〇○、〇くん!」「ハイッ」・・・名前が呼ばれるたび、元気いっぱいの返事。

入学式  校長先生からは二つのお願い事。、
 「1つは、あいさつをしっかりとしましょう。2つ目は安全に気をつけましょう」
 授かった教科書が、膝の上からすべり落ちそうにズッシリと重い。
 6年生からも「竹枝小学校は楽しいことがいっぱいです、いっしょになかよく勉強しましょう」と歓迎の言葉。
 記念写真。新入生、先生、保護者の方の晴れ晴れとした顔がカメラに収まっていた。

(取材・写真 三宅 優)



入学式 入学式  校門の桜が満開の今日、待ちに待った建部小学校の入学式が始まります。
 男子7名、女子9名、計16名の児童が先輩の先導で在校生、学校の先生、お父さんお母さん、ご来賓の皆さんが待っている体育館に入場です。
 開会の言葉のあと、初めての点呼では、大きな声で、館内に「ハイ!」という声が響いていました。
 宮尾校長先生がわかりやすい言葉で「元気・やる気・人が好き」と、これからの一年生としての目標について話され、 ご両親にも、しっかりとふれあいの時間を持ってくださいとお願いをしました。
 来賓の垣本連合町内会会長の祝辞の後、新入生、一人一人に教科書が手渡され、小学生になった自覚が高まっているようにみえました。
 今年の入学式では保護者の半数近くがお父さんで、「イクメンパパ」も役割をしっかり担っていたのが印象的でした。

(取材・写真 勝部公平)

 福渡小学校の入学式では、男子1名、女子3名、計4名の児童が今日から1年生としてスタートしました。



 「たけべの森公園」桜まつりは今日からが本番! 2019年4月7日発信

桜まつり 桜まつり  ゲートの前で迎えてくれたのは、ソメイ、枝垂れ(しだれ)、山ツツジの三重奏。  中の芝生公園へと歩を進めると、枝垂れは3分と、去年と比べれば遅い。
 しかし、さらに行くと下方に白いまばゆさを放ったヨシノ桜が広がっていた。
 「ああー」とため息。花に埋もれるのは後にして、とりあえず取材だと言い聞かす。
 雨予報は見事にハズレ、まだ朝8時というのに汗ばむ陽気。公園に整然と並んだターフの下では、屋台のスタッフたちが仕込み準備の真っ最中。

桜まつり 桜まつり  「おう、この汁の味、どうかなあ?」
 「いつもの、あんたの舌にまかせるよ」
 「あとで売れなくて、文句を言うなよー(笑)」
 出店者のほとんどが、地元町内会や婦人会、近隣サークル。
 売るのが目的ではなく、みんなでワイワイと冗談言い合うのが楽しい。つきたての餅を作る中田地区、いつもの団結力で、「ヨイショ!ヨイショ!」と合いの手が入る。

桜まつり 桜まつり  オープニングは今やお馴染み、地元「傘踊り同好会」。今回は3人増えて8人編成で、シルバーパワー炸裂!
 お客さんの入りはまだまだ、でも投票に行ってから来ると考えれば、その方がうれしい。
 のんびりと園内を巡る。
 「六高黄桜」は1分、「八重紅枝垂れ」は3分咲き、「京都祇園枝垂れ」は8分咲き。
 その祇園枝垂れの下では、町内のご家族がブルーシートを敷いて、これから花見の宴が幕開け。(父、母、おじいさん、おばあさんと、こうして花見をしたのはいつのことだったろう・・・)

桜まつり 桜まつり  メインステージの方からは楽器の音が響き始めた。
 昨年も来てくれた岡山の吹奏楽団 「晴吹(はれすい)」の演奏だ。
 チームリーダーの佐藤さんの姿が見える。全員が若者、こんな普通のことが建部では奇妙に新鮮、そして頼もしい。
 鳴らして、歌って、踊って、揃いの桜マーク入りTシャツもお似合いだ。
 屋台からは、当編集長の「ここでしか食べられない、たけべ自慢のシシ汁うどん、どうですかー」の呼び声。
 建部ヨーグルト前には、いつの間にか名物ソフトクリームを求める長蛇の列。

桜まつり 桜まつり  正午近く、次々に大型バスが到着し、やっと祭りは本調子。
 ステージでは、ここ田地子地区の伝統芸能、棒遣いが登場。
 観客は、棒と棒が叩き合うその迫力ある演舞に固唾を飲んで見つめる。
折よく、この秋に建立予定の「旭川源流の碑」も会場に展示され、建部のアイデンティティを盛り上げる。

桜まつり 桜まつり  午後1時、歩いて帰ろうとゲートに向かう。
 警備員さんから「車はどこですか?えっ、歩く?そんなの絶対無理です!」と断言された。
 だが、1時間と20分後、自宅パソコン前に無事、着席(安堵)。


  帰路ルートマップ付き

(取材・写真 三宅 優)



 自然と人との調和を観る「いけばな展」 2019年4月6日発信

未生流 未生流 建部は目下、桜、桜で真っ盛り。そんな折、近所の方からお誘いを受けた。
「いけばなの展覧会がありますが、行かれませんか」
 「未生流」、よく耳にする、でもどんなものだか華道はまったくの素人。
 さっそく「私だって少しは花ぐらい生けたことがあるんよ、バカにしないでちょーだい(笑)」と自慢するオトモダチを連れて建部町文化センターへ。

 ロビーを入ると右側にいきなりドーンと二艘の高瀬舟。上では苔むした老樹の桜、”今日が晴れの日”とばかり咲き誇るヤマブキを乗せ、2F「多目的ホール」へといざなう。

未生流 未生流  階段を昇り、まず目に入ったのは屋上に組まれた青竹の花台。アクリル花器の水中花が置かれ、アンスリュームが飾られて 清々しい。
 それでも「まあ、花がかすむじゃろー」と自信たっぷりのおばさん二人でツーショット。
 中通路で見つけました、知り合いの娘さんの作品。ブルーの花器に凛と立つ葉桜、スポットライトが作るシルエットも幻想的。そしてメイン展示室へ。

未生流 未生流  またもや、ドーン。部屋の中央に無造作に放り投げられたとも見えるカズラの蔓(つた)。 その下に埋もれるように咲く、白いアジサイ。
 「大胆ですねー」
 この蔓を建部の山から採取してきた寺門さんにお聞きした。
「クスノキの上の方にからんでるやつを脚立をかけて、獲って運んで来たんですわ、もうそれだけで大仕事(笑)。 生け花は自然にあるものに、人がちょっと手をくわえることで、美しさが見えてくるものなんですよ」

未生流 未生流  何でも「未生流」は、その中に定義があって、もっとも高い位置の「体(天)」、低い位置の「留(地)」、中間の「用(人)」から成り立ってて、 直角二等辺三角形をかたちづくり・・・「う~む、奥が深いぞ・・・」
 会場を埋めた鑑賞者の会話にも初めて聞く花の名や(ラナンキュラス、レンファレン、ラクスパー・・・)、作法ことばがポンポンと出る。 さすが、わざわざ足を運ぶだけの方々、目も知識も肥えている。

未生流 未生流  しっかりと講義を受けた後は、凡人お待ちかねの「抹茶」タイム。
 茶席で入れられたお点前をいただく、茶器は京焼の「草花丸紋茶碗」。
 「フーム・・・」(言葉にならない)
 桜の紋入りの和菓子「春爛漫」を一口、「うう、上品・・・」、そばに生けられた木蓮からも甘い匂い。

 「さあ、十分に堪能したから、そろそろ帰りましょうか?」(私)
 「そうね、贅沢な時間じゃったなあー、誘ってくれてありがとねー」(オトモダチ)
 目も口も満喫した二人、再び、春らんまんの建部平野へ。

(取材・三宅美恵子 写真・三宅優)



 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。
 田舎暮らしに魅かれ、5年前に
建部町に移住。自分で作物を作り、
自然とふれあい暮らしたい。そんな
夢の実現に向け、目下、新居に移り、
夫婦で改築中。
 パワフルママの高塚 文さんに
これまでの道のりを聞きました。


 (取材・写真 三宅 優)

高塚文 (プロフィール)
 高塚 文(あや)
  昭和51年、新潟県燕市に生まれる
  高校までを郷里で過ごした後、
  福島県の大学に入学、英文学を学ぶ。
  卒業後、東京で就職。その後、
  結婚を機に栃木県に移る。
  東日本大震災での原発事故を受け、
  夫の実家である岡山に疎開。    
  現在、下神目在住。



(聞き手・三宅 優) お生まれは新潟だそうですが、どんなところですか    

 「こっちの人は新潟って聞くと、雪深いでしょうと言われるんですが、私の所はそんなに思うほど降らないんです。幼稚園の頃は”かまくら”とか作ったり、小学校では学校でソリができたんですが、今はそういったことはできませんね」

 小中高では部活動は盛んでしたか
 
 「私は小学校は陸上と水泳をやってて、市内の水泳大会では小学生の平泳ぎ選手で優勝したことがあります。中学はバトミントン部、高校はテニス部でした」

 高校を卒業されてからは?
 「福島の大学に入学しました。隣の県だし近いかなって思って、でも意外と交通の便が悪くって、アパートを借りて住むようになりました(笑)」

 専攻は何ですか
 「文学部の英語英文学科です、たまたま高校の英語の成績が良かったから(笑)。テレビに出ていたウィッキーさんが英会話の先生だったんです、 けっこう厳しい人でマンツーマンの会話テストがあったりしました」

 ご主人と知り合ったのはその時?
 「はい、同じ大学に歯学部がありまして、そこの岡山出身の2年先輩でした。飲み会でたまたま隣に座って、最初、誰とも話さず、ひたすら料理で出されたカニを食べているのを見て、ふしぎな人だなって(笑)」

 卒業後は?
 
 「東京で就職しました。中野にあったジャズボーカルスクールの事務で、ジャズって英語なのでそれが買われて。 ちょうど、妹が大学に通っていたので二人で東京暮らしをしました」

 結婚は?  「5年後です、それまで福島を新幹線で往復する遠隔恋愛でした(笑)。旦那が栃木県の那須塩原の歯科医院に就職したので、そこで暮らしはじめました」

 そこで、東日本大震災、原発事故に遭うわけですね
 「山の方だったので旦那が、”お前と子どもだけで逃げろー”と言って、岡山の実家に避難しました。その後、旦那も岡山で就職を探したけど、しっくり来るとこがなくて、秋田で自然療法の歯科医院があるのを知って、秋田に移りました」

 えっ?岡山に戻って、また秋田へ?
 「ええ、そうなんです、流民のようなんです(笑)。でも、秋田は楽しかったですよー、娘と私で雪遊び、”なまはげ”を観に行ったり・・・人の情がとっても深いんです」

高塚 文  で、ふたたび岡山、それも建部には?
 「岡山の両親がこれまで続けてきたお店を閉めることになって、じゃあ戻るかと。それで、そこに今の歯科診療所を開くことにしました。建部に住むことにしたのは、もともと旦那が自給自足の生活にあこがれを持っていて、栃木にいた頃、偶然、知り合った大塚尚幹さんが建部に越していて、”建部はいいぞ”と勧められたんです」

 どうでしたか、建部は
 「川の景色が癒されますね。それと学童をやっていて感じるんですが、竹枝の子らは素朴で素直だなって。 何も玩具がなくても遊べる子、スゴイって思います」



 それから、吉田に5年いて、今度、下神目に新居を持たれた?
 「ええ、目の前に畑や田んぼがあるのがいいなって、それに、ここは車もほとんど通らないので気に入ってます。 今は旦那が休みの日に家の改築をやっていて、たまに実家の父も来て親子二代でけっこう楽しんでます。自分にできないことはないとか言って(笑)、 壁塗りは私の役目で、この壁は全部、私がやりました!(笑)」

 ご自分のお子さんにはどのように育って欲しいですか
 「自分の考えをきちんと持って、行動に移せる子になって欲しいなあ。 大きくなったら絶対、親元にはいさせない、自分で生活をして、広い世界で生きて欲しい。この間、娘がパン屋になりたいって言ったので、じゃあ、フランスに行こう!って言いました(笑)」


  ありがとうございました

  「駅前町歯科診療所」←ご案内

 

高塚 文  【記者感想】
 早いもので出会って5年、似顔絵描いたり、フラをいっしょに踊ったり、当新聞の”美味しいモデル”をやってもらったりと付き合いは 多いのだが、如何せん、詳しく話を聞く機会がなかった。
 福島の大学にご夫婦がいたことも、秋田にいたことも初耳。 旦那さんの岡山の実家は、歯科医院だとばかり思ってた。
 文さんに至っては、街のお嬢さんぐらいにとらえていたら、亡くなられたお父上は金物洋食器の生産では世界的なシェアを誇る燕市、ならではのヤスリ職人だったそうで、 それじゃあ漆喰を塗る左官仕事も苦にならないと納得。今、夢中になっているのは「インド刺繍(ミラーワーク)」だとかで、手の込んだドアチャイムカバーを見せてくれた。
 昨今、建部町という貯水池に新しい水が注がれ始めている。外を知ってる人間がこの地を変える、高塚さんご夫婦もその一翼であることは間違いない。
 

(三宅 優)




 「ESD・建部でフードバンクを考える」食事会ありました 2019年3月29日発信

フードバンク フードバンク  先週の土曜日(23日)福渡のコミュニティセンターで建部町公民館と「ESD・建部町でフードバンクを考える会」主催の食事会が開かれた。
 「今、日本ではまだ食べられるのに無駄に捨てられている食品が年間600万トン、それをを少しでもなくしたい」そんな願いで活動をはじめたこの会のメンバーは、地元の人たちを中心に10名ほど。
 栄養士で中心的役割を担う森本さんは「捨てる食材ってそんなにはないと思う、工夫して活かすことでおいしく食べられる、そのことを大人や子どもにも知ってもらいたい」と語る。
 3回目となるこの日は、事前の告知で寄せられた家で余っている食材が多種に並んだ。ネギ、大根、人参、ほうれん草、菜の花、セリ、小麦粉、片栗粉、餅、あんこ、かんぴょう、干椎茸、鰹ぶし、昆布、ゴマ、銀杏、卵、猪肉、醤油、酢、味噌、油、などなど。

フードバンク フードバンク  メンバーはあらかじめ材料情報を得てメニューをいくつか想定しておくのだが、当日の思いがけない食材提供や 参加した子どもの意見を聞きながら、あくまで、ぶっつけ本番が基本。「さあて、今日は何にしよう?」

 ここで一旦、この会で話題になった話を紹介。
「建部でも収穫されずに畑に放っておかれた白菜、大根、キャベツなどを見かけるけど、どうして食べないのに作るのかなあ?」
「集まりで出された弁当を残す人がいて、はじめから食べれるかを聞いておけばいいのに」
「若いママさんから簡単にできる、おいしいレシピが知りたいって言われても、手間をかけるからおいしくできると思う」

フードバンク フードバンク 「食の無駄を見直す」=「食を捨てずに使う」しかしそれが出来ないのは、どうやら「時間」との問題?
「出来過ぎた作物を活かそうとしょうやくするだけの暇がない」
「個々の弁当の注文をとる手間が面倒」
「料理に時間をかけるだけの余裕がない」

 結局、時間というコストを食を捨てるというコストで補っているわけだ。
 再び、料理メニューへ。
フードバンク フードバンク  今回は乾物類と野菜が豊富なことから「ちらし寿司」「茶碗蒸し」「野菜のおひたし」「味噌玉の吸物」それと「猪肉の竜田揚げ」デザートの「お汁粉」の6種に決める。
 錦糸卵、ギンナン炒り、味噌玉づくり、子どもを交えての全員作業、酢飯は熱いうちに団扇でパタパタッ、完成!
 テーブル席には近隣から参加の「すずらん会」のお年寄り、それでは手を合わせて「いっただき、まーす!」

 午後からは会のメンバー手作りの人形劇「ニャン太とミー子の食べ物をだいじに」
 ネコのニャン太とミー子が家の冷蔵庫から提案する食べものを活かす工夫あれこれ。
どうでしたかご感想は?
「私も冷蔵庫にはいっぱい入ってて、勉強になりました(笑)」
「私らは物のない時代に育って、もったいないと考える癖がついているけど、若い人らにも伝えねば」
「こんなに為になる会と知ってたら、もっとたくさんの人に声を掛けていたのに残念 」
「味噌玉ってはじめて知りました、おいしくて作っておくととっても重宝しそう」
「人形の演技が達者なのには、びっくりしました(大笑)」

 次回は8月頃を予定。

 (取材・写真 三宅 優)



 バッハ「マタイ受難曲」すべてを聴く! 2019年3月28日発信

バッハ  時間だけでも3時間以上、1部と2部の間にわずか10分の休憩、途中、拍手する場もなく、ただひたすらに聴く。演奏者たちは楽器を奏で、声楽者たちは歌い続ける。
バッハの作品の中でも最も重厚で壮大と言われる「マタイ受難曲」
 これまで、そのパートの演奏を聴くことはあっても、全曲上演に接することなどまったくと言ってない。それも、この建部で聴く?信じられない・・・。
 鹿児島国際大学音楽学科の学生によるコンサート、指揮者は著名なテノール歌手で本大学で教鞭をとるウーヴェ・ハイルマン氏。
 ツアーチケットを手に「うーむ、これは面白そうだぞー」と一人喜び。

 建部町文化センター大ホール、午後3時開演(3月24日)。客席は悲しいかな3分の1ほど。逆に壇上に勢ぞろいした演奏者と合唱団、倉敷少年少女合唱団の数に圧倒される。
 指揮者登場、沈黙。
 オーケストラが鳴り始め、聞き慣れた旋律、合唱・・・現実がしだいに遠くなっていく。
 ステージ左の一段高い台に立つ二人のソリスト(福音史家とイエス)が語るように歌い導く、「キリスト受難」のものがたりの始まり。(日本語字幕が左右に出る)
 第一部最後は倉敷少年少女合唱団50数名が加わっての大コラールで締めくくられる。

 バッハ  第2部、幾つもの幾つもの名アリアの連続。Nr.47 ”憐れみ給えわが神よ”アルト独唱。 Nr.58 "愛によりわが救い主は・・・”ソプラニスタによる独唱(素晴らしい!)
 そして最終章Nr.78「哀悼」バス、アルト、ソプラノ、合唱すべてによるコラール、そして、長ーい沈黙 、終演。
 それにしても、ソリストたちの(わずか2年目の学生も!)自信あふれる声には驚かされる。 ドイツ語を駆使するだけでも大変なのに、その意味を深く理解し感情を移入するまでに歌い込んでいる。
 指揮者はそれら一人一人に全身を揺らし、音色を引き出していく。
 開始から200分、音楽家たちは自らの思いのすべてを、”バッハ”に込めることができたのではないだろうか。
 
(レポート・三宅 優)



 ピッツェリア「マル屋」さん本日、プレオープン 2019年3月25日発信

マル屋 マル屋  お待たせしました!これまで多くのファンから「出来たてをその場で食べたい!」の熱いラブコール。
 待ち望まれたピッツェリア「マル屋」の新規オープン、本日はそのプレオープン日。
 さっそく、当新聞グルメレポーターが突撃取材!

 新しくお店を構えたのは、国道53号線沿い、建部消防署近くの元第一生命ビル跡。ビルの外観は前のままだが、駐車場側に設けられたウッディな可愛らしい入口が目を引く。壁には手形のメモリー、ドアをワクワク開ける。
マル屋 マル屋  「広ーい!」まず驚かされたのは、その店内の広さ。厨房もシースルーになっていて、開放感満点。そして壁面を彩るイエローとライムの明るい配色。 床に目をやると、なんと基礎コンクリートが剥き出し。「オッシャレー!」

 イス席はテーブルとカウンターに20席以上。 注文は一人一品、ピザを選び、会計を済ませてイスで待つこと〇分。 「リン、リン!」とベルが鳴り「〇〇さーん」と呼ばれたらカウンターに行って受け取る。
 食べ終わった後は自分で返却カウンターに戻す、いわゆる マクドナルド方式。

マル屋 マル屋  飲物は備えつけの真新しい自販機から、お好きなものをゲット。他にイタリア直輸入ビールも。
 客席から厨房が見通せるので、今や名物となった店主マルコの「空飛ぶピザ」パフォーマンスも満喫できる。
 カジュアルで開放的、まさにイタリアンなピッツェリアの誕生だ。
 正式オープンは3月28日(木)

 営業時間:月・木・金 11:30~14:30(L.O 14:00)
            17:00~20:30(L.O 20:00)
      土・日・祝 11:30~20:30(L.O 20:00)
 定休日: 火・水曜日
 TEL: 0867-722-0273
 場所:岡山市北区建部町福渡820-7


 (取材・三宅美恵子 写真・三宅優)



 ■ 今日、記念すべき「岡山県トレイルランニング協会」設立! 2019年3月21日発信

otra
 《宣言》
 トレイルランニングは安全なスポーツです。
 私たちはトレイルで出会うすべての人々を尊重します。
 私たちは、自然環境とトレイルの保全を優先します。
 私たちは、トレイルを守るために地元の人々と協力します。
 これらの目的を達成するために、私たちは各地の大会と協力し、
 大会が環境面や安全面でより良いものになるよう努力し、もって
 地域社会へ貢献したいと考えます。


 野山などの未舗装の不整地の道(トレイル)を走るとされるトレイルランニング。国内だけでも400近い大会が催されている。 そのスポーツを愛好する人たちによる県内初の組織が今日、設立された。
 会場となった建部町文化センターには、朝早くから色とりどりのランニングウェアを身に纏った男女が次々と集結、 この日を待ち望んでいた人たちの多さに驚かされる。
 TV2局もカメラを肩にスタンバイし、社会的関心も高まっていることが分る。

otra otra  すでに、早朝のセミナーで建部の古道をランニングしたという貝畑さん(この世界で知らぬ人はいない?)にお話を聞けた。
 「どうでしたか、今日の走行は」
「楽しかったですよー、山の中を走りながら、津山線の電車の音が聞こえてくるなんて。帰りは温泉に入れるし、いい所ですね建部は」

 10時からの総会では最初に設立趣旨の説明から始まり、「トレイルランに対する正しい認識を広める」
 「安全にトレイルを走るためのマナーとルールを広める」
「よりよい大会運営を行うために県内大会と連携し技術面、安全面、環境面での助言をする」
との主張がなされた。
otra otra  そして協会役員の選出では、村松達也会長(岡山トレランのゴッドファーザー!!)、林忍副会長(県内屈指のトップランナー) 、千田英治副会長(ビッグアフロランナー!!)が決まった。
 その後、質疑応答を経て、会は満場一致の拍手を以ってしめくくられた。

 2部からはアドベンチャーレーサーの第一人者、田中正人 氏による記念講演。題して「自然と向き合うには」
 開口の一番「人間が学ぶものは、すべて自然の中にある」
 田中氏が、これまで経験したありとあらゆるレースで学んできた知恵と技術、固唾を飲み真剣に耳を傾ける聴講者たち。
otra otra  500kmから800kmの距離を夜間ノンストップで、トレッキング~カヌー~マウンテンバイク~クライミング~乗馬と繋ぎながら、6日から10日間で、男女4人チームで踏破する、信じられないほどの過酷なレース。
 雪に覆われた山々、そそり立つ岩肌、遥か下に落ち込む渓谷、難関はそれだけでなく、自然に存在するあらゆる脅威、雨、風、吹雪などの天候は言うに及ばず、ジャガ―、ワニ、タランチュラなどの生き物の襲撃など。
 そして何よりもチームを試練にさらすのは、チームを組む一人一人の人間性。互いにぶつかり合い、疑心暗鬼を乗り越えていく。 そのためには自分自身の克服が迫られる。
 世界の秘境ともいえる地に挑んだ数々のスライドを観る客席からは「ぇっ・・・!」と驚嘆が声にならない。

otra otra  多くの示唆に富む事例と身をもって得た教え、その中で記者が心に残った言葉を2つ。
 「自然を前に素直に謙虚になる、けっして他人のせいにしない、すべては自己責任」

 「つらい時ほど目標に執着し妥協を許さない姿勢を各自が示すことでチームは団結する」

 田中氏のレース計画表には、全要所ごとのきめ細かな想定時間が作られ、実際時間はほぼ時間通りに。精神性を重んじるだけでなく客観性を以って事にあたる、思考停止に陥らない自己コントロールのあり方も教わった。

otra otra  昼食タイム、トレイルに必須のエイドメニュー、建部の「サニーデイコーヒー」  「建部ヨーグルト」はてんてこ舞い。
 午後からは、県内7つのトレイルラン大会が紹介された。どの大会も魅力にあふれるコースが組まれていて、取組む人たちの熱意がヒシヒシと伝わる。 8つ目には「TAKEBE(たけべ)トレラン」をそんな気持ちがウズウズ(笑)。
 閉会後、最終セミナーで再び、建部の古道に向かうランナーたち。自然の中を走ることに心から魅せられた者たち、その後ろ姿が輝いていた。


  「岡山県トレイルランニング協会」
 ホームページ
 Facebookページ
 公式インスタグラム  

 *資料:岡山県トレイルランニング協会 設立資料より抜粋

 (取材・写真 三宅 優 写真・松下りえ)

 


 ■ 小学校から中学校へ大きくはばたけ、建部っ子 2019年3月19日発信

卒業式 卒業式  今日は建部小学校の卒業式です。
 在校生や保護者、地域の皆さんが見守る中、目を輝かせて、堂々と胸をはった卒業生18名が入場。卒業証書授与式が開催されました。
 後ろの壁に張り出された、小学校の愛児会が卒業生徒全員に書いてもらった『大人になった自分を想像してみて』のカードメッセージ。

 「ミニバスケットのかんとくになっているだろう」
 「SPになって内閣総理大臣の後ろに立つ」
 「仕事をしてしあわせな生活をしているはず!」
 「空手の先生なっているかも」
 「パン屋になっている」
卒業式  「看護師になりたい」
 「料理をしているはず」
 「株で大金持ちになっているハズ」
 「スポーツ選手」
 「仕事をしていると思う」
 「動物園の飼育係になっているはず!!」
 「幸せな家庭を築いているはず」
 「建築士になって家を設計しているはず!!」
 「公務員になりたい!」
 「サッカー選手になってW杯に出る」
 「犬を飼って幸せに暮らしているハズ…」
 「生物学者になりたい」
 「大好きなディズニーキャストさんになっているはず!」

 このように一人ひとりがいろいろな夢を持ち、成長している姿はすばらしいことです。自由で多様な生き方を模索できる社会は地球上のすべての国にあるわけではありません。子供たちの夢の実現をアシストするのが私たち大人の大事な役割だと感じました。
 (取材・写真 勝部 公平)


卒業式 卒業式 6年という年月も経ってしまうとあっという間だ。
 初めて出会ったのは保育園、やんちゃで、園内をかけまわってた。それが小学生になり、運動会、音楽会、発表会、毎年、成長を垣間見て今日はうれしい卒業式。
 岡山市立福渡小学校の卒業証書授与式、名を呼ばれ、壇上に立つ10名の児童たち。卒業証書を手にそれぞれが発する将来の夢。

卒業式  「子ども服のデザイナーになりたい」
 「ぼくは、マンガ家になる」
 「芸人になってみんなを笑わせたい」
 「ファッションデザイナー」
 「スタイリスト!」
 「楽な道を選ばない人」
 「正しいことを言える人」
 「努力する人、努力はじぶんを裏切らないから」
 「いっしょうけんめいに、りっぱな人に」
 「獣医になって動物を助けたい」

 学校長からも、はなむけの言葉。
 「どんな時も、自分の夢をあきらめないで自分の道をしっかり歩んで下さい」
 時おり体育館のドームに叩きつける雨音、それを跳ね返すように引続き、在校生からの言葉。
 「おにいさん、おねえさん、いつも助けてくれてありがとう・・・中学生になっても元気にがんばって」
 見慣れた校旗の脇を、前を見つめ胸を張って退場して行く卒業生。次に会う時は中学生、それでも今まで通り「お帰り!」「ただいま!」と、あいさつを交わしたいね。
 (取材・写真 三宅優)

 「竹枝小学校の卒業生の皆さん、おめでとう!」
 記者不足で取材に行けませんでした、ごめんなさい。(たけべ新聞編集部)



 ■ 雨あがれ、里山にこだまする子どもらの歓声 2019年3月17日発信

里山祭り 里山祭り  早朝、雨打つ音。
 「あぁ、きょうはダメかー」それでも、楽しみに待つ人を車で会場に送っていく約束をしている。 はるばる御津のフラチームにも声を掛けている。
 9時、カッパを着て出発。

 「第8回春の里山祭り」これまで雨天は初めて。さぞやスタッフも気を揉んでるだろうと現地入り。
 オオッ、なんと皆、傘もささずに火をおこす人、ネギをきざむ人、ワイワイガヤガヤ、せっせせっせの楽天ムード。 「なーんだ、心配するんじゃなかった」さすが里山人、この濡れ具合を穀雨のように受け止めている。

里山祭り 里山祭り  久しぶりに会った地元出店グループの面々。
 「なでしこ作業所」「建部ヨーグルト」「サニーデイコーヒー」「キシモトケーキ」「建部町観光公社」さんら、顔を見ただけで、ホッコリ。
 10時には開会式。地方選挙目前の議員さんも忙しい最中に祝福を。「建部をみんなで盛り上げていきましょう!」(賛成!)

 オープニングはいつもの「はっぽね太鼓」が雨が天敵とあって中止、となれば、雨には傘。そう、創立30年以上の地元「傘踊り同好会」、今日は、寄る年波も、ものともせずにフルメンバーの出場だ。
 唐傘、振り上げ、振り下ろし、熱演4曲、息切れもせず。(脱帽!)あまりの景気の良さに、いつしか雨も逃げていた。
里山祭り 里山祭り  東屋の下では炭火がおこり、竹パンが焼かれる。暖を求めて、尻を押しあいへし合い、仲良くチャンコ。
 「寒いって、いいよねー」

 会場奥の第2ステージでは、めだかの学校主催の「巣箱作り」。トントントン、親子で釘打つ心地よい音。
 隣では風船アート、手にはしっかり「ワンちゃんバルーン」。
 「森のピザ」が焼かれ、サニーさんのコーヒーの香りに甘そーな「キシモトロールケーキ」。 しっかり当新聞レポーター松下りえちゃんがゲット!
 一緒にくつろいでいる人はと見ると、今月21日に建部町文化センターで開催される「岡山トレイルランニング協会設立大会」のメンバーではないか。
 うれしいねー、建部の良さを認めてくれる人たちが現われた!

里山祭り 里山祭り  時間は11時、ポツリポツリと再び。
 お~い、花房君(進行役)、わしらの出番は何時だい?
 「このあと雨が止んだらやります!」
 じゃあ、それまで「猪肉うどん」で腹ごしらえ。当新聞専属「美味しいモデル」の文(あや)ちゃんも見事な食べっぷり。
 ワイキキの海を思わせるブルーシートが敷かれると、いよいよ出番、建部・御津合同フラチームによる我らがフラダンス。
 下は小学生から上はおばあちゃんまで、中に一人混じる枯枝(記者)は、お愛嬌。
 「月の夜は・・・」に始まり「瀬戸は日暮れて~」大きく手を輪に掲げ、フィナーレのポーズで見上げる空にはお日様が。
 満場の拍手、「あの、男の人、上手じゃなあ!」と聞こえたような・・・。

里山祭り 里山祭り  午後からも、雨が降ろうが、降るまいが、とどまることなし里山パワー。
 「大声大会」は日頃の思いを根限り。「ママー!」「おとうさーん、だいすきー!」
 「マキ割り体験、ありがとーう!」
 そして、いよいよ最終クライマックス。
 3000個の餅が宙を飛ぶ、史上最強の「里山モチ投げ大会」。
 「さあ、いくぞー!!!」

里山祭り 里山祭り  予定より30分早く閉会となったが、終わってみると、もっと長くやっていたかったような、心残り。
 去る前に、あっちでもこっちでも「はい、チーズ」の記念撮影。
 車椅子のおじいちゃん、おばあちゃんの笑顔は陽光の中でまさに「インスタ映え」
 「ああ、残念だわー、また、来年ねー」手を振り別れた仲間たち、そう、今からが楽しみの始まり・・・



(取材・写真 三宅優 花房功基 松下りえ)



 ■ ありがとう。「3.11追悼」募金の報告 2019年3月14日発信

3・11追悼  追悼を終えて3日目、いくつかの反省といっぱいの感謝の気持ちです。
 最初の会では募金箱を置かなかった。一人一人が、すでに様々な場で寄付をされているからと考えてのこと。
 でも、すぐに参加者の人たちから「それでは困る、私らは少しでも力になれればとの気持ちで、ここに来ているのだから」と諭された。
 一人よがりを恥じた。それから毎年、変わることなくカエルの募金箱「でいじ郎」(岡山の方言で”だいじ”)を置いた。

3・11追悼  そして今年で8年目、平日ということもあり、参加者はそれほど来られないのではと予想したのだが・・・。
 玄関上り口にチョコンと控え目に居させた「でいじ郎」も役目を終えた。空き瓶に貯めてくれた硬貨をそっくり持って来てくれたママさんもいた。
 合わせて33,326円、さっそく郵便局へ。
 今回は福島の子どもたちに津山の倭文の郷・久米ロッジで10日間保養してもらう「ふくしまっ子津山でのびのび元気回復夏休み」さん宛へ送金。
 これで、約大人3人分の片道の旅費補助になります。他にもたくさんの温かい差し入れをいただいた。おでん用の大根や会場を飾る生け花など。
3・11追悼 
正直、いい事をしようと思って始めた訳ではなく、ただ”私も何かしてあげたい”突き上げられる思いで始めた。 たぶん福島が岡山から遠いから・・・。
 それが、今年もこうして人の暖かさを受け止める側に。 当日の参加者の方々並びに、その日、来れなくて気持ちだけでもと寄せていただいた方々にあらためて感謝申し上げます。

(報告・三宅 美恵子)



 ■ 「3.11追悼」8年目の夜を歌う・・・ 2019年3月12日発信

3・11追悼 3・11追悼  風化していく記憶、繋ぎとめたい思い、そして8年が過ぎたこの日、建部に人々が集った。
 昨日の雨が嘘のように上がり、日中はポカポカ陽気、それでも時おり吹きつける春一番を思わせる風が池の水面をサワサワと波打つ。
 ここに、今年は8個の灯ろうサークルを浮かべる。
 午後4時、会場の「ドレミファミリアアートギャラリー」(記者 宅)には、いつもの顔ぶれが揃い準備に入る。
 何度もやって来たはずの設置作業だが、毎年、改善を試むが手順は順調とはいかない。

3・11追悼 3・11追悼  池に向かい、サークルを浮かべる。
 「ロープをもっと強く張ってー」「まだ右に5m、動かしてー」対岸からの声が飛ぶ。
 池は広い、岸からちょうどの位置に 見えても、会場からの眺めは隠れてしまう。毎年、くり返して来たおなじみの状況も不思議と心に気持ちいい。
 「感謝」の言葉が浮ぶ。お願いしたわけでもなく、みんないつの間にか来てくれていた。そんな、年に一度の繋がりが、 この日も続いてる。

3・11追悼 3・11追悼  台所の「おにぎり隊」の女性陣も、ほとんど2012年からのメンバー。壁に「献立表」を書いておくだけで、
「じゃあ、これが炊き上がるのは何時だから、その前にあれとこれを盛りつけましょう」
「去年はこれくらいの大きさだったから、そうすると今日は〇○個、握ればいいわ」
 手際の良さは、もはや熟練級。
 コンロの上では3つの大鍋に「おでん」、これも1回目から変わらない。
 「この、おでんが楽しみで、来させてもらってます(笑)」と、冗談ぽく話してくれた町のお年寄り。そして 「これはなぁ、気持ちじゃけん、とっといて・・・」渡されたお札。
 そんな心差しを受けたからには、今年も「おいしい!」を目指して仕込みする。

3・11追悼 3・11追悼  5時過ぎには参加者も増えはじめ、裏山の駐車場はほぼ満車、ロウソクの点火もほぼ完了。
 今年の牛乳パック灯ろうは、池とガレージに120個 ずつ、庭に140個、計380個を置いた。1年かけて町の人らが届けてくれた。
 6時、開始。場内には70名ほどの観客。顔見知の方がほとんどだが、初めての方も・・・。
 「黙祷!」東日本大震災被災者と昨年の岡山豪雨で亡くなられた方を悼む。

3・11追悼 3・11追悼  コンサートは一昨年も好評で「また、聴きたいわ」と要望のあった、地元ミュージシャン、ジャズボーカリストの遠藤マリさんと ジャズギターリスト、古川靖久さん。
 二人のコラボに出会えるのは建部ならでは。めったにジョイントしないのに、息の合わせ方はさすがプロ。
 「サマータイム」と「リンゴ追分」を1曲にして歌い分ける神技に満場の拍手。
 外の灯りがオレンジ色にかがやきはじめた頃には最終曲。
 全員に歌詞カードが渡り、東北と岡山の被災者に届けとばかりの「花は咲く」。
 歌い終わってマリさんの目にも涙、最前列のご婦人たちも(記者も)。

3・11追悼 3・11追悼  お待ちかね(?)おでんを食べながらの交流タイーム!
 コンサートの始まりでは昨年より少ない参加者だったのが、この日、平日だったことで仕事を終えて駆けつけた 人たちがドドッと増えて、7時過ぎ時点で100人を超える。
 台所では座る場所もないほどの混雑ぶり。おでんを運ぶ人、おにぎりを配る人。
 ピッツェリア「まる屋」からは「麦コーヒー」が無料で振舞われる。店主マルコが自ら淹れに来てくれた。
 (マルコ)「お店のオープンは今月25日、ヨロシクオネガイシマス!」
 (全員)「了解!!」
 あちこちで歓談の輪が咲く。子どもらだって、久々に会って何やら会議中(笑)。

3・11追悼 3・11追悼  8時過ぎた頃、遠方の人らから徐々に、町中の人らも乗り合わせたり、徒歩で家路へと。
 会場の奥では情報交換真っ最中のグループ。そのまわりをチビッ子らが「キャッキャッ」とかけまわり、浴室から逃げ出てきた愛猫(サン太)もつかまってはならんとばかり逃げまわる。
 こんな光景を前に、この子どもらが大人になって「あの時、たのしかったなあー」と思い起こすことがあればいいなあと 思う。
3・11追悼 3・11追悼  ガレージの8つの灯ろうは煌々と輝き、当分、消えそうにない。それから目を転じると、池のLED灯ろうは点いてるのか、点いてないのか弱々しい。
 「よし、来年は池にも、すべてロウソクを灯し、みごとな光の花を咲かせよう!」

 8年目を終えた老夫婦(記者ら)に、また一つ次なる目標が加わった。

(レポート・三宅優 写真・松下泰成)



 ■ 今年もセツブンソウに会いに行く!  2019年3月6日発信

 先日の建部町公民館で行われた「プログラミング」講座に来られたオニビジョンの佐藤記者から「もう、セツブンソウが咲いていましたよ」との情報。
セツブンソウ セツブンソウ  日々、慌ただしく過ごしていて、すっかり忘れていた。節分の頃に咲くことからその名が付いたが、実際はそのあと頃から開花する。
 雨の合間をぬって出かける、場所は建部町大田の「セツブンソウ群生地」。
 地区の中を抜ける国道から眺めるまわりの田畑や山すそには梅の姿。群生地近く布施神社の鳥居でも見事に満開、 春まっさきに咲くと言われる「マンサク」も枝にびっしり黄色い花を付けている。

 川を渡り山の傾斜地へと進む。昨日の雨で落葉が濡れて滑りやすい。すぐに、遠目に水滴が光っているような点々が見えてきた。 花言葉は「気品」、しかし今日は雨に濡れ、少しションボリ気味に下を向き「可憐」の言葉が似合いそう。 直径2センチ足らず、白い花から覗く青みがかったオシベ。

セツブンソウ セツブンソウ  あまりに小さいので、近づいて見ようとして、「おっと!」足元にいたことに気づかなくて踏みそうになった。 すでに傾斜地に人が入った土すべりの跡。「これじゃあ、セツブンソウも嫌になるだろうな」
 もう一つの花言葉「人間嫌い」。日本のレッドリスト「準絶滅危惧」、 4か月ほど土上に顔をのぞかせ6月には茎を枯らして地中で休眠する。
 小さな命と今年も出会えたことに感謝して帰路に着く、どこからか正午を知らせる「ふるさと」のメロディが・・・間もなく「3.11」から8年目を迎えようとしている。

 (取材・三宅 美恵子 写真・三宅 優)



 ■ 世界の子どもが学んでる「プログラミング」を建部の子どもにも 2019年3月2日発信

プログラミング  来年から小学校の授業に組み込まれることになった「プログラミング」。お父さん、お母さん(おじいさん、おばあさんならもっと)
「えっ、なにそれ?」と、 聞いただけで頭にモヤが立ちこめそう。
 でも、子どもらにとっては「イエイ!ボクやってみたい」となったようだ。
 小学3年生から6年生を対象にした「プログラミング講座」、今朝の建部町公民館3階「視聴覚室」は、かつてない程の盛況ぶり。
 参加者は全員、男子児童(午後の部は女子も参加予定)で、付き添いのお母さんは「親ができないから、子どもにやらせよう(笑)」と申し込んだとか。
 教えて下さるのは岡山大学、おかざき先生、やまうち先生と学生のおおくらさん、いのうえさん、それと主催した地域おこし協力隊の高橋律子さん。

プログラミング  まずは参加者全員がパソコン前に座り、「子ネコゲーム」をやってみる。ものの1分足らず、すぐに夢中。(記者も参加、だが、まるで得点にならない)
 子どもの反応を見て、(先生)「じゃあ、このゲームを自分の好きなキャラクターで動かせるプログラミングを今から作ろう」
 (子どもら)「へー、やるやる」
 (先生)「まずは、XXをクリックして、次の++を右に移動、##を開いて、それを△になおして、次にまた++を開いて・・・じゃあやってみよう」
 (記者)「えっえっ??それだけで、いきなり・・・」
 すると(子どもら)「あっ、できたー」「オレも」
 (先生)「そしたらね、今度は、それに音を入れるね、左の◇◇からQQを選んで・・・動きはY座標を○にしてX座標を-180から・・・」
 前半60分、全員の画面でネコが「ニャーニャー」と動き回り状態。(記者、ギブアップ)

プログラミング  後半は学生さんの作ったゲームプログラミング「ピンポン」「かけっこ」「かくれんぼ」に挑戦。
「うーん、どうすればいいの・・・」「ああー、うごかない・・・」
 子どもの中から苦戦するつぶやき。あちこちで、先生に助けを求めて手が上がる。
 (先生)「さっきやったゲームの動きを使ってみたらどうかな」
 (子ども)「あっそうかー、やってみる」
 時間は間もなく正午、席を離れない子どもたち。

 12時10分、閉会。「たのしかった人?」(7割)「むずかしかった人?」(8割)
  (先生)「そう、むずかしかったんだね、でも、だから、できたときはうれしいんだよ」

プログラミング
 (記者感想)子どもの能力を伸ばすには「好きなこと」をやらせて学ばせる。その通り。ゲームをやるより、ゲームを自分で作る方が断然、面白い。
 今後、小学校の取組みがどういった方向に進むかは未定だが、その内容、評価のあり方、すでに子どもらの中で”差”(日ごろから慣れ親しんでいる子と、そうでない子)ができている中での進め方には当面、試行錯誤が続きそうだ。

  あなたも挑戦してくださいスクラッチゲームはこちら

 (取材・写真 三宅 優)



 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。
 建部のもっとも身近な基幹産業、
ガソリンスタンド。
 昭和39年に設立して以来、半世紀以上に渡って
地元にエネルギーを供給する「内外モータース」。
 2代目社長、横原 雅之さんをクローズアップ

 (取材・写真 三宅 優)

横原雅之 (プロフィール)
 横原 雅之(まさゆき)
  昭和45年、建部町に生まれる
  福渡高校卒業後、自動車専門学校で学ぶ。
  トヨタオートで整備士として勤務。
  結婚を機に実家が営む現会社に入社。
  父の他界後、事業を受け継ぐ。
  現在「内外モータース株式会社」代表取締役社長    
  川口在住。



横原 雅之 (聞き手・三宅 優) 今は従業員の方は何名でやられていますか?
 「従業員は母を含めて5人でやっています。母は中の仕事ですが、まだまだ頼ることが多くて(笑)」

 どんなお客様が中心ですか
 「国道53号沿いですので、やはりENEOSのカードをお持ちの方の利用が多いですね。昔からの地元の方も多くご利用いただいています。あと、口コミで車の整備を頼まれる方もいらっしゃいます」

 一番大変なことってなんですか
 「・・・やっぱり、過疎化が進み、車離れも多くなる中での対応ですね。長くご利用いただいた義理堅いお客様が、高齢で免許を返上されることもありますし、エネルギーも電化になっていく時代ですから」

横原 雅之

 では、一番やりがいを感じることは
 「そりゃあ、もちろん、お客様が喜んでくださった時です(笑)」

 横原さんの同級生には、地元でがんばってる事業者が多いですね
 「はい、すぎ茶屋の杉本君、マイスターヤマモトの山本君、マッシュマンの岩崎君、旭水荘の高田君も。まる屋住宅設計の松下君は高校は違いますが中学まで同級でした」

 では最後に一番大事にされていることは何ですか
 
 「働いている人たちの輪を大事にすることですね。もし従業員同士でケンカしてたら、お客さまにはわかってしまいます。会社の中がにこやかなら自然と良い所が出てくると思います」

 ありがとうございました

お母さんと従業員の方にもお聞きしました

横原 雅之  お母さんから見て息子さんはどうですか
 「何に対しても嫌がらずやってくれます。それがお客様に気に入られているんだと思います。 実際、よくやると思います、朝7時から、夜は9時までですから」

 今日まで、ここまで長く続けてこれたのはどうしてだと?
横原 雅之  「20年ほど前に主人を亡くして、私の母がここにいて、一緒にやってくれました。その間、ここでは福渡高校がなくなり、社会も電気自動車が普及しはじめ、灯油は電気に替わって、油では利益が出ないようになりました。ですから、ボイラーをやったり、できることは何でもやるようにして、油屋ではなくヨロズヤのよう(笑)。でも、そういう風にしなければ、こういう商売は生き残れないと思います」

 従業員の土居川さんから見て、社長さんはどんな方ですか
 「やさしいけど、仕事はちゃんとする人、整備とかはスゴイです。お客様がどんなことを言って来られてもやり遂げる。部品を見つけてきて、必ず仕上げます。さすが、整備士、尊敬してます(笑)」

横原さんの先生、友だちの方にもお聞きしました

横原 雅之  服部(恵子)さんは、書道教室で横原さんを子どもの頃に指導をされて印象はどうだったですか
 「あの当時は大勢の生徒さんがいたのですが、その中でも特に、おとなしくて、すっごい真面目な子だった。
 だからかえって、私には、お父さんの印象が強いんですよ(笑)お父さんは、とってもカラオケが上手で、いっつもニコニコ笑顔でホント―にいいお父さんじゃった。上のおばあちゃんも店の番をされて、それは長く歳を取られるまで働かれていました」

横原 雅之   松下(泰成)さんは、中学校までの同級生だそうですが印象は?
 「それが、僕も服部先生の教室に通っていたんですが、僕の印象はちょっと先生とは違ってて。なにしろ福渡の教室の床の傾いたような部屋に、足の踏み場もないほど生徒がいて、ですから何と言うか、いつも床に墨が飛びちってるわけです。だから、僕らソックスを汚さないように歩くんですが、彼はいつも裸足で、足の裏を真っ黒にしても気にしないで歩きまわってた。そんな頓着しないところかな(笑)」



横原 雅之  【記者感想】
 これまで数百人に及ぶインタビューをしてきた記者だが、ここまで寡黙な人には出合っていない。 イチオシの紹介者、勝部編集長でさえ「とにかく、まじめなんだよ」で、それ以上のエピソードはなし。
 ・・・「困った!」。
 しかし、やがて気づいた、それこそが彼のキャラクターなのだと。誰からも共通のイメージ、熱心で、努力家で、それでいて決して人の前に出しゃばったりしない。
 そんな横原さん、三人の子の父親でもある。お母さんの自慢もどうやら、このお孫さん。九州のイラストを手掛けるIT企業でがんばる長女の方の話しになると目が輝いてくる。
 外では寒風の中、忙しく動き回る従業員の方たち。その中からは絶え間なく笑い声がして、「ああ、アットホームな職場って、社長の人柄で決まるんだな」と感じ入った。
 静かさの中に、たくましさを秘めている社長にエールを。
 
(三宅 優)


 内外モータース
 岡山市北区建部町福渡990-1 地図
 ℡086-722-0122   
(営業時間)
 7:00~21:00(平日)
 8:00~19:00(日)
 定休日:第3水曜日




 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。
 建部に生まれ、建部で育つ。夢はもっと
 奥深い田舎で暮すこと。
 自然との共存をテーマに積極的な活動を
 試みる佐藤 安奈さんの登場。
 (取材・写真 三宅 優  写真提供・佐藤安奈)

佐藤安奈 (プロフィール)
 佐藤 安奈(あんな)
  平成5年、建部町吉田に生まれる
  御津高校卒業後、岡山大学マッチング
  プログラムコースに入学。
  環境、自然、農村といった地域の
  あり方について学ぶ。
  卒論は建部の里山活動をテーマに上げる。
、 現在、生活協同組合おかやまコープに勤務。
  吉田在住。


(聞き手・三宅 優) 小さい頃から自然が好きだったんですか?
 「竹枝小学校の時、しっかり川で遊ばせてくれました。魚取りとかして、川を汚さないように教わりました。 田植え、稲刈りとかイイソも作ったりして、山で秘密基地をこしらえようとしたり、ホント小学校は楽しかったです。
 学校で合鴨農法もやったことがあったんです。合鴨は食べれるよーっと言われて、いやだーと思って、結局、担任の先生が引き取って行きました。 学んだことは、合鴨は汚い糞がいっぱいポトポト落ちて大変だってこと(笑)」

佐藤安奈  その頃には「水辺の楽校」があったんですか
 「いえ、私が卒業した後にできました。できて、とっても羨ましかったです」

 中学ではどんな生活でしたか
 「バスケ部に入って、バスケ一筋だったですね。でも中2の時、半月板を壊して、円板状半月板だったので、三年の大会に出るつもりが、とっても悔しくって・・・先生も良い先生でした」

 高校はどちらですか
 「御津高校です。下の姉も同じで、姉から”試験も楽だよー”とか、”テストに出るところも前もって言ってくれるよー”とか教わってたので。 とにかく、勉強したくなかったです、楽にやりたかった(笑)」

 部活の方は?
 「バスケに入部しました、一応、キャプテンになりましたが、いつも人数が少なくて弱小のままでした」

 そこから、岡大に行かれたわけですね
 「ええ、マッチングプログラムコースに入って、それは何かと言うと、自分に合った講義を何でも受けれるコースなんです。最終的には4年の卒論の段階で、どこかの学部を選ぶことになるのですが」

 どんな勉強をされましたか
 「農村の振興策とか、地域活性化、鳥獣対策とか・・・。最初、スローライフと言うか、”心豊かに暮らせたらいい”、どうしてみんなそこに気づかないのだろう? 何でもかんでも、値段をつけてしまうのか、自給自足でいいのにと思ってたんです。でも、大学の途中で、農村が生き残っていくには、しょうがないのかなあって考え始めて、じゃあ、学ぶかって(笑)」

佐藤安奈

 卒論は富沢の里山活動を取り上げたのですよね
 「はい、環境理工学部の環境経済学科を選択して、”建部の里山における地域活性化”というテーマで論文をまとめました。
 当初、里山で活動する人たちから後継者がいないと言われて、週1回の活動だし、こんなに楽しいのに何だろうって考えました。けど深く関わってみると、若い人の生活はその通りに動いていないことや、 年寄りが生きがいにしていても、却って他所の者が入りにくいことが見えてきました。でも研究論文として、活性化のヒントになることが何も提示できず、 建部の全体がわかったけど、もっと一つのもっと絞り込んだテーマを追及すべきだったと反省しています」

 やはり若い人にとっては、街中の暮らしに十分満足しているんだと思いますし、働き場所がそこにあるというのが大きいでしょう。 大学卒業後、安奈さんがコープに就職されたのは、どういう経緯ですか
 「そうなんですよね、私も農業をしたかったけど、農業経営学も学んだけど、農業をやるにしても自由にできないのがわかって・・・。 それで結局、何が好きかというと、人と接するのが好き、体を動かすのが好き。生協を選んだのは、大震災の時、一番に援助したこと、地域貢献しているのがいいなあって。 売るためではなく、自分たちのやりたいことを実現している企業だと思ったからです」

 3年経って、実際はどうですか
 「配達に行って、”いつもありがとうねー”とか”便利にしてるわよー”と言ってくださって、お客様の声がすぐに聞けるのが いい。動いて喜ばれる仕事ってあまりないと思います。でも、いつまでも現場にいられるわけではなくって、これからはマネジメントの立場に立たなくてはいけないのが、 今、ちょっと辛いです(笑)」


佐藤安奈 佐藤安奈  仕事以外に、いろんな活動をしていますね
 「下神目のおばあちゃん家で、”建部ほったらかし農園”というのをやってるんですが、これは、気ままに農業をやりたいのと、できるだけ自然を壊さないでということで。 去年、秋にはサツマイモ掘りをしたんですが、あまり実が成ってなくて、皆んな、がっかりです(笑)。
 後は”アスエコ”の環境学習指導者に登録していて、 めだかの学校の授業なんかに参加してます。いつか自分でプログラムを組みたいと思っています」

 いつも、どんな仲間の人たちと活動してますか 
 「”あこがれスタイル”というESD団体の仲間です。皆がやりたいことをやって、憧れられる人になると言う意味で、自分に自信がなくても、ありのままの自分を認め、そのためのコミュニティスキルを高めていくのが狙いです」

佐藤安奈  昨年7月の大水害では、御津の国ケ原の災害地でボランティアに出られましたね
 「おかやまコープでも呼びかけがあったのですが、明日と言われても、行きたいけど行けなくて。近いところで、御津国ケ原ネットを見て参加しました。 自分が何もしていないことを咎めていたので、少し気持ちが楽になりました」

 今後の活動の予定は?
 「タケノコ掘りです、今、一生懸命、下草刈りをしています、でも、もうイノシシが掘ってて、あと、10日間で山の草刈りも済ませなくては(笑)」

 がんばってください(笑)


 【記者感想】
 いつもノルディックスタイル、または自転車を押して、我家の前を下神目に向って歩いて行く。
 「不思議な女の子だなあ」が我ら夫婦の印象。それが「里山建部」のイベントで見かけ、吉田の「れんげ祭り」では威勢よく杵を振り下ろして餅つき。 メダカの学校の催事では、アスエコの指導員と一緒に生きもの調査。
 「何者なんだろう?」
 答えは身近な所から。当新聞、勝部編集長が「うん、吉田に住む安奈ちゃん、昔から自然大好きで、今、卒論で里山をテーマに書いてるよ」
 なーんだ、不思議でも何でもない、我家の前で見かけるのは、下神目のおばあちゃん家に行くため。
 「自転車で45分、おばあちゃん家まで行くのが私のスポーツですよ(笑)」

佐藤安奈  他にも、吉田の秋祭りには神楽の主力の舞手とか。
 7月の水害における国ケ原の農場復旧作業では、強烈な猛暑の中、水に浸かった肥料を懸命にスコップで除去する姿が見られた。
 「細っこいのに、タフだなあー」ここでも、そのバイタリティに驚かされた。
 体を動かすのが好きで、奥深い田舎で暮らすを夢見る、常に「なんでだろう?」と疑問を抱いては立ち止まる。やはり永遠に未知数、”不思議な女の子”である。

(三宅 優)





 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。

 クリスマスシーズン到来。今や若い女性に大人気のクリスマスキャンドル、地元「めだかの学校」を拠点にキャンドル教室を開催、好評を博している勝部 志乃さんにご登場願った。

 (取材・写真 三宅 優 三宅美恵子)

(プロフィール)

勝部志乃  勝部 志乃(しの)
  昭和51年、千葉県で生まれる
  父(勝部公平)の転勤で保育園から建部町に。
  岡山工業高校を卒業後、大阪デザイナー専門学校へ。
  卒業後、大阪でデザイナー関係の仕事に従事。
  10年間の大阪暮らしを経て建部に戻る。
  その後、キャンドルに魅了され、めだかの学校を
  中心に「キャンドル作り」講座を開く。
  現在、印刷会社に勤務。富沢在住。

      


勝部志乃 (聞き手・三宅 優)建部に来られてから建小、建中ですね。部活は何ですか?

 「小学校はバレーで、中学はバスケ部でした。体を動かすのが得意で、勉強以外のカテゴリーが好きだった分けです(笑)」


 でも、高校はデザイン系に行かれたわけですよねえ、創作することに興味があった?

 「この間、建部のタイムカプセルが掘り起こされた時、私の作文が出てきたんですが、マンガ家かデザイナーになりたいと書いてありました。 自分でも、そうだったんだと驚きました(笑)、でも美術が好きだったのは確かですね」


勝部志乃

 で、卒業後、大阪に出て専門学校へ行かれた、専攻は何ですか

 「広告デザインです、ポスターとかカタログ、チラシと言った媒体を取り扱う分野です。ちょうどその頃、マック(Muc)が出はじめで、 手作業からパソコン処理に切り替えていく頃だったんですね、授業の合間をぬって一生懸命覚えていきました(笑)」


 その後、ずっと大阪で仕事に就かれたわけですね

 「ええ、私の卒業時は就職が超氷河期だったので、デザイン事務所に勤めても転々とすることが多かったです。 毎日、夜遅くて、そのうち妹と二人で暮らすことになりました」

勝部志乃

 こちらには、10年ほど前に戻られて、市内の印刷会社にデザイナーとして勤務され、その間、キャンドルと出会ったわけですね

 「7~8年前、倉敷に観光で行ってIBスクエアにあるキャンドル教室を知ったのがきっかけです。それから、教室に通って夢中になりました」


 どんなところに、魅かれましたか

 「そうですね、キャンドルベースから自分の好きな形ができて、飾りでも自分の表現ができるところですね。友だち同士で作って、共通の友だちに見せると、個性の違いが出て誰の作品だかすぐにわかってしまうんです」

勝部志乃

 子どもから大人まで幅広く指導されてますが、どんな時にやりがいを感じますか

 「やっている時の集中した表情、自分にない発想に出会うのも楽しい。完成したときに、そっと見せてくれて、オッと驚かされるのも。 毎年、来てくれる人もいて、来るたびに進化している、そんなことが、やりがいにつながってますね」



勝部志乃

 キャンドル以外にも、地元を中心に色々活動をされていますね、ジビエ研究所にも

 「元々、イベント自体が好きなこともあるのですが、里山でピザを焼いたり、よくあっちこっち、父について行って、売り子をしたりしてきたので、気が付いたらここまで来ていた(笑)。ジビエ研究所は平所員として、料理を作る方でお手伝いしています。料理は好きなので、市内の公民館で月1回、いろんな国の人が来て作る料理講座にも通っています」


 これからのことについて、何かお考えですか

 「一個、一個、楽しんでやって行ければいいなあと思います。甥っ子と姪っ子の相手をしている時が楽しいですね(笑)」


 ありがとうございました

めだかの学校「キャンドル体験教室」12月9日(日)午前・午後の部


勝部志乃  【記者感想】
 言わずと知れた、お父さんは当新聞の編集長、勝部 公平。その長女でいられる志乃さん、8年前「リバーサイドバザール」を始めた頃からのお付き合いなのに、 何にも知らないまま、今日まで。12月のクリスマスを間近にすると顔が浮かぶ。いつもニコニコ顔でイベントやメダカの授業に出てくれていた。
 その志乃さん、キャンドル作品を見るまでは、これほど繊細な感性の持ち主とは気づかなかった。そこで、あらためて話を聞くことに。
 感想は、やはり創ることに喜びを見出せる芸術肌、一生をやりたいことで過ごせる性格の人。父上が何にも心配していない?のがよくわかった(笑)。 (三宅 優)





 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。

 岡山県でキュウリの生産出荷額20%を担う建部地域、そんな建部でキュウリのハウス栽培にチャレンジしている河端陽一さん。
 若者の都会流出が加速する中、地方に戻り農業を志した意味をお聞きしました。

 (取材・写真 勝部 公平)

河端陽一 (プロフィール)

 河端 陽一(よういち)
  昭和60年、建部町市場に生まれる(33歳)
  高校卒業後、奈良県の大学に入学し、その後
  企業に勤務。
  3年前、父親が農業をスタートするのに併せ、
  建部に戻り、就農。JA岡山建部胡瓜部会所属
  現在、奥様と二人家族。

      


河端陽一  (聞き手・勝部 公平)大学を卒業後、30歳までサラリーマンだったのですが、どうして戻られたのですか

 「はい、勤めていた時は、仕事も順調で、野球が好きなものですから、休日は仲間と草野球などをしながら楽しんでおりました。 しかし、父が自動車修理の自営業から農業に転身するというので、長男でもあるし、自分も独立してやってみたいという気持ちも起きて、一緒にやることを決断しました」

 現在、どれくらいの規模で営んでいるのですか

 「3年前、ビニールハウス1棟でスタートしたのですが、昨年に1棟、今年になって更に1棟、建てました。 キュウリの苗の植え付けで言うと、年間約900本から1000本です」

 ハウス野菜では、温度管理が大変でしょう?

河端陽一  昨年から、寒中の2月植え付けの苗を加温無しでできないものかと、ハウスのビニールを二重にしました。その上に、もう一重、苗にカバーをして成育させています。キュウリは10℃以下では育たないので、このようにすることで15℃前後までは保つことができました。 気温・湿度の管理など一時も手抜きはできませんが、毎日の管理が基本とがんばってやっています。

 先ほど、キュウリの出荷額が建部で20%を占めると聞き、驚きました

 「ええ、実は、隣りの久米南町が県内出荷額の60%を占めていて、建部と合わせると県内の80%ぐらいがこの地域で生産されているのです」

河端陽一  短期間で、このように生産が伸びたのは、なぜですか

 一つは、赤磐の方に非常にお世話になっている先生がおりまして、毎月のように通って、先生のハウスを見学しながら指導をうけております。 もう一つは、同じ世代の仲間と交流していることも自分の励みになっています。同じ市場の石井さん、川口の佐藤さんなどです」

 最後に、今、抱いている夢は

 「岡山だけでなく、全国に通用するキュウリを目指したいです。関東では、昔からの白い粉のついたような皮のやわらかい「ブルームキュウリ」の生産を大規模に やっている人もおり、これから努力を積み重ねて、近づきたいですね」

  ありがとうございました


 【記者の目】
 よく「ここは若者がいない」とか「若者は何をやっているのかわからない」といった声を町内で聞きますが、 ドッコイ、地にしっかりと足をつけながら、頑張っている若者もあちこちにいるのに感心させられました。
(勝部 公平)






 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。

 昨年に建部中学で行われた中2の生徒らと地元の大人、そして町外からの大学生を交えて、これからの夢や希望について語り合う”だっぴ”という授業。その後の展開については度々、伝えてきた。今回の「たけべ人」は、主催者であるNPO法人~だっぴ~で、中心的メンバーとして活躍する小野田春花さんに登場願った。

 (取材・写真 三宅優 写真・今田龍希)

おのはる (プロフィール)

 小野田 春花(はるか)
  平成7年、岡山市に生まれる(23歳)
  岡山赤十字看護専門学校を卒業後、
  看護師として勤務。社会人3年生。
  昨年はアフリカ、ブルキナファソを視察。
  幅広い視野に立った活動を目指す。
  ユニセフスタッフ、だっぴメンバー
  しゃぼんだま部 部長。
  大の建部ファンでもある。
      


先月、公民館で開かれた「たけべ部」部会については、当新聞にてレポートをしたが、当日、ゲストの小野田春花(おのはる)さんが中学生に語った話を先に紹介させていただく。

小野田春花  (おのはる)「はじめに、”私としごと”について話します。
 私は看護師の仕事をしています。それで、お金を稼いでいるわけです。でもそれが、私のすべてではないって、いつも自分に言い聞かせていました。それで思ったんです。
 ”仕事”って”仕えること”って書くでしょう?だから、辛いんじゃないかって。で、”仕事”を”私事(わたくしごと)”って当てたら、パッて、ひらけたんです。
 私は一つの役割が看護師であって、他にもユニセフスタッフだったり、 シャボンダマ部、部長(笑)でもあって、たけべファンでもある。これらすべての役割が自分の”しごと”なんだって。
 だから、いつか仕事についた時、”わたくしごと”って書いてみて?きっと楽になるよー」

 「”私と幸せ”について。”幸せ”って、皆、どんな時が幸せ? 
 私も”幸せって何だろうって、ずっと考えたことがあって。でもいつの頃からか、 小さな幸せを積み上げて、”幸せ”ってなるんじゃないかって。外国とかに行って、そこが自分に近くなると、”幸せー”、自分が一人じゃないと 感じた時なんか”幸せ”って。
 そうやって、考えてみると、私にとっての”幸せ”って、”つながり”が、私を幸せにしているんだなあって、思います」

小野田春花  「”私とたけべ”では、昨年、アフリカのブルキナファソって国に看護師として行ったんです。そこで、海外に行っても、やることは地域のことであって 結局、どこでも、地域でのつながりが大事だと分かりました。そこから帰って、たけべと出会っあたんです。
 建中の”だっぴ”の授業に参加して、みんな、仲が良くって、地域の人も、”ここに住んでるぞー”と思ってるんだなって分って、たけべファンになりました。
 それからは、お母さんとかと温泉に来たり、近くのお店とかに食べに行ったりして、益々、たけべとのつながりが強くなっています(笑)」

この後、おのはるさんの問いかけから、思わぬ展開に!!!次にそれを紹介

 (おのはる)「ねえ、みんなが今、たけべでやりたいこと、こんなのがあったらいいのにとかって、ない?」

 (生徒)「うーん・・・私、たけべにプリ機があったら、いいと思う!(大人たちΣ(゚Д゚))だって、たけべってなんにも、 楽しいモノってないじゃん、プリ機があったら、友だちなんかと皆で、喜んで行くと思う」

 (おのはる)「ヒェー、それって、超、面白い!では、それが実現するためには、どうしたらいいかを皆で考えるってどうかな?」

 (生徒たち)「いいよー」

小野田春花  こうして始まった、プリ機設置計画、その進展はこれから随時報告するとして、おのはるさんにあらためて質問。

 「いくつかお聞きしたいのですが、まず”だっぴ”で中学生と関わろうと思ったのは、どんなことからですか」

 「自分のことで考えると、中学生の頃って、つまらないことで悩んでいることってあるじゃないですか。進路一つとっても、狭い範囲でしか考えられなくて、 自分は何もできないんじゃないかとか。
 でも、高校、大学とかになると、考えが拡がって、そんなことどうでもよかったんだって思えるんです。
 だから中学生のあの時に、それがわかっていたらどんなに楽だったろう。それで大人とか、色んな人と話す機会を与えてあげられたらなーって」

 「おのはるさんが、看護師になろうとしたのは何がきっかけ?」

 「小2の時、弟が生まれて、その立ち合い出産をしたんです。すごいなあーと感動して、この職業を受け継ぎたいなーって思って、その時からです」

小野田春花  「アフリカに行かれて、地域のつながりを再認識したと言われましたが、その辺をもう少し、教えてください」

 「私、もともと国際医療に興味を持っていたのですが、今回、ブルキナファソに行って、どこであれ、やることは同じだと分かりました。
 たとえば、トイレを置きましょうと言って、でも国の中にトイレがないわけで、必要と思ってないわけです。だから、地域の中で、衛生についてや子どもの病気の原因となることなどを、分ってもらうことから始めるわけです。
 これって結局、人と人とが理解し合うことで、それは、どこへ行っても、やるべきことは同じ、たけべでもそうなんだと思いました」

   「これから建部と、どのような関りを持ちたいですか」

 「そもそも、”だっぴ”に参加してた、生徒と大人の人たちの姿がいいなあーっていうのが始まりで、 今後のたけべについて考えるのも、一緒に考えたいなって思ったんです。
 そしたら今回、たけべ部のゲストで呼ばれて、 大人として、どこまでやれるかわからないけど、でも、やってみたいなぁって思っています」

 「ありがとうございました」

小野田春花  (記者感想)
 プリ機が欲しいと言われた時は、さすがに記者も???、別な大人だったら、何をバカげたことをと一笑しただろう。
  しかし、おのはるさんたちの反応は違った。
 えっ、面白い!と興味津々で、次に、それはでも、なぜ?って聞く。それから、生徒たちの”プリ機”の奥にひそむ思いを、少しづつ引き出して行く。
 記者も、その先にある「たけべをもっと、魅力的にしたいから」という願いが伝わった時、思わず「うまいなぁー」と感心せざるを得なかった。




 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。
 今や日本の被害額は200億円を超えるとも。中山間地域における最大の悩み、鳥獣被害。
建部はまさにその最前線。この課題をチャンスに変えられないか。
取組みを始めたばかりの、鴨井智士さんにお聞きしました。
(メンバーの今田龍起さんにも、お越し頂きました)


鴨井 (プロフィール)
 鴨井 智士(さとし)
  昭和53年、岡山市に生まれる(39歳)
  大阪、青森で生活後、家族でフィジーに移住。
  数年前、帰国し、富沢の実家で家族5人と暮す。
  英語総合コンサルタント。「たけべジビエ研究所」所長

 今田 龍希(たつき)
  岡山市地域おこし協力隊 隊員(←詳しくは
 


(聞き手 三宅優)「たけべジビエ研究所」を設立された経緯についてお聞かせください

鴨井智士  (鴨井)「去年、猟をしてて、ただ獲るだけでなく、これを地域の資源として活かす方法がないかなあと考えたんです。 それでまず、肉として販売するにはどうしたらいいんだろうと調べましたら、処理場が必要とわかりました。 これには相当、費用が掛かるし、どうしようかなあと思ってましたら、岡山市で地域を活性化する補助金制度があることがわかり、 それを利用して施設を作れないかと考えました」

  なるほど、それってどれ位、補助されるんですか

 「最大で5分の4まで出るんですが、それで綿密に事業計画を組んでみたんですが、そうしたら、いくつか課題が出てきたんです。 まず一番は、猟期が短いという点です。11月中旬から3月の中半までの4か月しかなくて、猟をする人も少ない。それに合わせた施設の稼働と活動の為のランニングコストが掛かり過ぎるし、 我々の経験も少ない。順調に行っても、7年後・・・」

鴨井智士   よその地域で取り組んでる例は、ないんですか?

 (今田)「新見市や吉備中央町で行政が中心となって事業にして、商品化までやっています。建部では黒瀬農園さんと河本さんが、処理場を持ってやっておられます」

  そうですね、建部の至る所で作物を荒らされて困ってるわけだから、 これを皆で取り組んで、プラスの解決策に導ければ最高ですよね

 (鴨井)「そうなんです、で、そのために、やはり、いきなりではなく、ハードルを下げることにしました。当面は処理場に向けてのマンパワーを高めつつ、 団体としての会員を増やすことに重点を置こうと。そのための、活動資金として、単年度の補助金申請をすることにしました」

鴨井智士   会員の条件とかありますか

 「建部の地域に関らず、狩猟体験をしてみたい方やジビエ料理を習いたい方。地域内では、 獣害に困っていて自分の土地にワナを設置して欲しい方やしてもいいと言う方です。中でも、猟を一緒にして、仕掛けから解体まで手伝ってくれる方は大歓迎です。 ワナ猟の免許取得を考えてる人も、あと、イベントとかで活動してくれる人もうれしいですね」

  先日の花火大会では、さっそく、”シシニクホットドッグ”の屋台を出されてましたね  

 (今田)「ええ、試作3回目のレシピです。シシ肉を黒瀬さんから購入し、市内の"グルマン ソノワ"さんに監修をお願いしました。 かなり完成度が高いと思います(笑)」
鴨井智士
  これからの活動とか教えてください

 (鴨井)「9月に公民館講座でソーセージ作り教室、あと、たけべマルシェ出店、11月には狩猟体験会、レザークラフト教室なんかも、できたらなと考えています。当面、ジビエを普及することと、猟をやりたい人をこっちに引き込むことに軸足を置く活動をするつもりです。 猟の方では、今年は二人で20頭位獲りたいですね」

鴨井智士   ところで最後に、お二人が猟に興味を持たれたのは、そもそも何がきっかけ?

 (鴨井)「漫画の”山賊ダイアリー”を読んでからです(笑)面白そうだなあーって、そしたら岡山に来て、隣の重本さんが猟をやってて、 教わって、県の罠講習を受けたのが始まりです」

 (今田)「僕は前から狩猟をやってみたいと思っていて、里山(建部里山)で鴨井さんと活動するようになって、はまりました(笑)」

  ありがとうございました

 会員募集案内(PDF)

 たけべジビエ研究所←Facebook


 (記者感想)
鴨井智士  取材開始、いきなり鴨井さんが取り出した電子部品。
「これ、何だかわかりますか?」「??」
「これ、イノシシ罠に掛けておくと、掛かると知らせてくる装置なんです」
 話し終わるとすぐに、スマホに「ワナにかかったようです」とのメールが。
 自作の「捕獲お知らせ装置」
 聞くと、ご本人、文系(英語教師)と思いきや、理系(IT)が専門。
 それで納得がいった、何をするにせよ、物事を科学的に合理的に
とらえ、その上で前に進む。補助金ありきで「じゃあ何をするか」と
考えあぐねる、どこかの例(あくまで想像)とは一線を画す。
 これに、調理師(今田さん)が加わったとなれば、 何やら・・・。

(取材・三宅優 写真・三宅美恵子)






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