■「新たけべの彩時季」
建部で活き活きと活動する人にスポット。
第14回は今、建部で最も乗りに乗っている若者、花房功基さん。
(プロフィール)
花房 功基(こうき) 1994年建部町建部上生まれ。
製造業の会社に勤務。現在、仕事の合間をぬって数々の地域活動に参加。
今年1月には「蚕くらぶ」ミュージカルに初出演。準主役を見事にこなす。
「たけべおこし」「岡山県青年団協議会」「神楽保存会」「里山保全」にも加わり、
若干22歳で前向きな取り組みが注目される。今は実家で両親と兄の4人暮らし。
(聞き手 三宅)さっそくですが、役者に挑戦された感想を
(花房)「最初は頭を抱えながらやっていたんですが、そのうちにわかってきて、なんとかやれるようになりました。
祖母が僕のことを、あの子は舞台度胸があるからと言っていたそうなんですけど、本番でも結構緊張せずに楽しかったですね。
こんなことなら、母親にチケットを渡して観てもらえばよかったとちょっと後悔しています(笑)」
得ることも多かったのでは?
「そうですね、世代間の縦の交流が増えました。今までは同年代と何かすることが中心だったのですが、僕よりずっと若い子や上の人たちと
取り組むことで幅が広がったと感じています」
同年代の活動の中では「たけべおこし」に積極的に参加していますね
「最初は建部の案内パンフレットを作るので手伝ってと言われたのがきっかけなんですが、だんだん建部について考えるようになって。
特に高齢化ですが、43%までになったと聞いて深刻だなと感じて、若い人たちが移住、定住でここにやって来てもらえればなあと。
そのためには、ここの良さを僕らで伝えなくてはと思いました」
岡山県青年団協議会でも大会とかに出られてますね
「延江(典子)さんから、集まりがあるから来てみない?と誘われたのが始まりで、鏡野町に行った時、青年団の人たちが
富村の初盆の家を訪ねて神楽を演武するのを見て、働いててもがんばってる若い人たちがいるんだと感動しました。それで、去年の11月の
東京大会に行くことにしました。そうしたら、仕事が忙しい中、いっぱい人が参加していて」
この2月にも計画がありますね
「ええ、日本青年団協議会が主催する”列島ふるさと再生全国フォーラム2017”という大会に出席します。
分科会に岡山県からパネラーとして”たけべおこし”が呼ばれて、僕と延江さん、石田(トッシー)さん、吉岡(優)さんの4人で発表してきます。
」
いよいよ、建部の若い人の活動が全国版となってきましたね
「はい、がんばります、と言いながら実は観光ができるのを楽しみにしてたりします(笑)。
新橋にある岡山県のアンテナショップとか、どんなことをしているか一度見たいと思ってたんですよ」
大いに楽しんでください。世代を超えた活動に戻ると「神楽」「里山」など地域での盛り上げも積極的ですね
「お祭りがやっぱ、好きですから。神楽は小3からやっていて、中1の時、ケガで出られなかったのを除いてずっとです。あん時は本当に泣きました。
今は教えたり教わったりです。小さい子に教えるようになって、初めて、”ああ、こんなに大変なのによく教えてくれたなあ”と気づきました。
それでも、僕らの時は怒られながら教わりましたけど、今は子どもを怒れないので、なおさら大変を感じています」
これからの建部をどうしていきたいですか
「最近、人から”よう、やられてるなあ、いろんなとこに出て”と言われるんですが、それは嬉しい限りです。でも、これも建部に生まれたから
できていることで、僕が東京とかに生まれてたらたぶんやれなかったと思うんです。そう考えると、いい意味でこの建部が変わらないでいたらいいなと、
景色も商店街も残って、そんな中で、ちょっとずつ新しいのが増えていけばいいかなと思います」
ありがとうございました。
(記者感想)
子どもの頃の印象はと聞くと、「”ふしぎちゃん”に見られていたと思います。ぼんやりしてて何を考えてるかわからないという感じに」
それが成人してくっきりとかたちを表しはじめた。 将来の夢は?
「よく年配の人から、”22歳かな、若いなあ、何でもやれるが”と言われるんですが、その”何でも”を見つけるのが難しいんですよね(笑)」
しっかり自分を理解していると思う。ただ夢を描くなら簡単だが、やれることを持って夢に向かう、その重要性がわかっている。
もう中途半端な大人の助言は無用、記者もせいぜいうまい物を作って応援に徹することにしよう。
*花房功基さんの Facebookページはこちらから。
建部を構成するいくつもの地域。その中でも、色濃く伝統文化を伝え残す田地子地区。
ここをフィールドに、市内中心部の児童と家族を対象とした環境学習が数年前から開かれてきた。
噂は年々広まり、応募者は定員40名を今年もオーバー。その地域ぐるみの”おもてなし”が大人気だ。
朝9時、多自枯鴨神社境内にスタッフ含めた80名が集合。さっそく今日の授業に取りかかった。
まずは「花炭」を仕掛ける。周辺で採取された松ぼっくり、スギの実、楓の実、椿、モミ殻をブリキ缶に入れて、おこった火の上に乗せる。
焼き上がるまでは工作の時間。「スポッ!」と音を立て講師の先生が細い竹筒で作った「竹でっぽう」を実演すると、もうソワソワ。
竹筒の穴と押し棒の太さが合う竹を見つけることが、なかなか大変。「やったーできた、でも飛ばないよ?」「紙玉がゆるいからだよ」
いろんなことを教わりながら少しづつ進歩。「スポッン!」成功!
ほかにも、やじろべえ(簡単そうで、けっこうバランスを取るのがたいへんだ)、大きなノコをヨイショヨイショと丸太切りなどを体験。
下の集会場では、地域の人たちが昨日から準備をしてくれた餅つきが始まる時間。全員交互に杵を持ち「ペッタン、ペッタン」。自分でついた餅の味は格別で、
もっと食べたいなあ、でも昼食も食べなくっちゃあいけないし。
昼食は、これも地元の人たちによるおにぎり、豚汁、お漬物、イノシシ肉のハンバーグだって。「うー、うまい」「おいいしい、おかわり!」
お腹いっぱいの後は、田地子区長をされている本田さんから昔からの田地子の生活についてのお話が。今も伝え続ける伝統芸能、棒遣いの演技も見せていただき
、建部学習がグーンと深く浸透。このあと実際に地域を散策することに。
お百姓の家、井戸、生活道具、石垣、田畑の連なり、小川、木々、花・・・それぞれに発見が?
帰ってからはお待ちかね「花炭」さーてどうなってますか。
「あ、こんなになるんだ、すごい」「わっ、きれい!」
どうやら、今年も無事、成功に終わったようだ。むろんそれを可能にしたのは言うまでもなく地元の方の力添があったゆえ。
あらためて、その重さを実感した今回の「環境フォーラム」だった。
(取材・写真 三宅優)
自分の生まれ育ったところに誇りを持ってもらいたい、そんな思いで続けられる竹枝地域をあげての「ふるさとづくり」。
その発表会が今年も竹枝小学校で開かれました。
全児童40名とはいえ、どの子も自然と共に学んでいるたくましさにあふれ、広い音楽教室も、はちきれんばかりです。
*では、1年生の発表から。『わたしたちは、こんな生きもの見つけたよ』
「わたしたちは、プールや田んぼで、おたまじゃくし、やご、カワニナ、赤ガエルも見つけたよ。プールより田んぼの方がいっぱい種類がいたよ」
*では、2年生。「サワガニをしらべました。卵を20コから40コおなかにかかえて、カニの姿になるまでそだてます」
「ヌマエビのすじは5本で、これがヌマエビの食べるコケです」
「ぼくはオヤニラミをしらべました。おやにらみはきれいな水にいることがわかりました」
(ここで、聴衆から質問)オスのサワガニの手が片方だけ大きいのなぜですか?
「え?え?」ヒソヒソ・・・(これはむつかしいよね)そこで、列席されていた大学教授の斎藤先生が答えてくださいました。
「それは、大きい手を誇示してメスを呼ぶためだよ」(みんな、納得)
*3、4年生どうぞ。『守れみんなの旭川』
「わたしたちは、このテーマでまず水質調査をしました。旭川、矢淵川、水道水、3つをCOD、亜硝酸テストなどをしてみました」
(かなり難易度が高いので記者もくわしくは書けません)
「アンケート調査をしました。旭川はきれいな川だと思いますか。結果はズバリ、少しきれいな川でした。次にみなさんは旭川が好きですか。これにはみんな好きと言ってくれました」
「このほか、自分たちでできることとして、ポスターづくり、ごみひろいをしました」
*5、6年生お願いします。『冬水田んぼは必要か』
「ぼくたちは、プールは冬水田んぼの代わりになるか調べました。結果はプールは生きものの種類が少ない。でも冬水田んぼは、食物性プランクトンがいて、
虫や鳥がやってきて食物連鎖(専門的だ!)が
起きる。冬水田んぼは、あぜが低いので生きものが入りやすく、赤ガエルは冬水田んぼに卵を産むなどでした。それで、冬水田んぼは必要とわかりました」(いやー、すごい)
児童の発表のあとは、世話人の佐藤康彦さんから「竹枝のゲンジボタルの産卵調査」、岡山理科大学の学生さんによる昨年の「かいぼり調査」の報告がありました。
「かいぼり・・・」来年は記念すべき10回目となるそうで、ぜひとも盛り上げて欲しいです。(Tシャツなんかができると尚、いいですね)
最後に「たけえだ水辺の楽校」を今年卒業する6年生に記念品(「顕微鏡」)が贈呈されました。子どもたちからのメッセージ。
「みんなが大好きな旭川、だからだいじに守ってください」
(取材・写真 三宅優)
すでに当新聞でも報道してきたが、「たけべおこし」が明日から東京で開催される『列島ふるさと再生全国フォーラム2017』にパネラーとして参加。
その出発を前にメンバーが今日午前、岡山市役所に大森市長を訪ねた。
建部町公民館長と共に市長室に招かれた石田、吉岡、花房、延江さんの4人は
少々緊張気味に市長と向かい合った。初めに石田さんが代表して「フォーラム」に参加するメンバーの意気込みを伝えた。
その後、進行の方から「では市長より激励の言葉を・・・」と声が掛けられた。それを受けて市長、「えっ?それって、えらい堅苦しーなあ」と言ったので、
ここで全員大爆笑、一気になごやかな雰囲気に。
市長は国土交通省に在職中に関わった「離島対策」について話され、島で名物を作り成功した例を挙げ「活性化というよりも、動きが出ることで実が成ってくるという言葉が
適切で、市も”人が動ける”ように、どうするか、子育て支援などで人の動ける
体制を整えたい」と述べた。
この後、石田さんから来年予定の「タイムカプセル」の開封式へ出席をお願いした。ここでも市長、「その前に選挙があって、まだ出馬表明もしてないので(笑)、
もし私がその時に、この地位にあれば協力させていただきます」とユーモアたっぷりに答えられた。
最後に全員で記念写真。市長のグリーンのネクタイの柄をアップしてみると、しっかりと
「桃太郎と鬼」がゴルフ場で対峙しておりました。
(取材・写真 三宅優)
12日、日曜朝10時、岡山中心部から親子約30名が富沢にある里山に集合。
めだかの学校主催のアウトドア体験学習。今回のテーマは「子どもの生きる力を強くする」、
そして「エコな生活ESDへの理解」。毎回この講座は参加希望者殺到で抽選により選ばれている。
それもそのはず、テーマはむつかしそうだが内容は至って楽しい。まず、朝5時から燃やし続けている
炭焼き見学。荒れた森の整備と炭や椎茸づくりなどで循環型社会をめざしている話を聞き、自然と人との
関わり方を学びます。そしていよいよ参加者による炭焼き体験。
煎餅などの入っていた空き缶に稲のモミ殻と松ぼっくり、ドングリなどを入れ蓋をしてたき火にのせ、
釘で開いた穴から煙が噴き出すのを見ながら、炭のできる過程を学びます。
炭が出来上がるまでは、モミ殻のスクモで焼き芋作り、竹で箸やコップの製作。身近な自然にある物の
活用術を体験。
本日、一番の目玉は昼食作り。竹の葉で作るお茶、使用済みで捨てられる牛乳パックで
焼くホットドッグ。ダッチオーブン料理はキャベツ丸ごとスープと、無駄を無くして
エコな生活の実践をします。
午後からは里山グループがつくった展望台目がけてのロープクライミングなどをして
遊びました。今日一日を楽しく、生きる力とエコな生活を身につけて子どもたちは
この後、帰っていきました。今朝よりはグンとたくましく成長した姿になって。
(取材・写真 勝部公平)
里山建部の冬の風物詩「炭焼き」が始まりました。
寒さ極まる早朝5時、会長の重本さんと炭窯への火入れです。
焚き付けの燃料は河原(孝輝)さんがせっせ、せっせと集めてくれた松葉。
点火と同時に焚き木に勢いよく火が回ります。
今回はどうやら順調なスタート。1時間30分くらいで炭窯の圧力で
押し出された黒い煙がモクモクと立ち上りました。こうして中に入れた
原木に火が移るまで炊き続けます。
藤原さん、杉本さん、平松さんも駆けつけてくれ、この後、
交代で焚口のお守りです。夜の7時過ぎ頃から、火の移り具合を見て焚口の
レンガ一枚の空気穴を残して、粘土で封鎖してしまいます。しかし窯の中は
燃え続けています。
今朝、里山の空を見ると白い煙が高々と上がっておりました。おそらく夕方頃には
水蒸気が完全に飛び、真空となった窯に炭化した炭が出来上がっていることでしょう。
昔は建部のどこにでも見られたこの光景、今やここ富沢の「里山建部」だけになりそうです。
しっかりと後に残していきたいです。
(取材・写真 勝部公平)
昨年、本紙でも報じたJR特別臨時列車「美作ノスタルジー号」建部来訪イベント。
気づけばもう1年、すでにあったことさえノスタルジー。それでも、たけべ魂いは変わることなく、
今年も冷風吹きすさぶフォームに「たけべおこし」の姿があった。
夕刻の4時半、もう、本当に寒いです。
大人子ども、男女11名、かじかむ手で本日のおみやげ「すぎ茶屋まんじゅう」、パンフレットを並べる。
定刻やって来ました、われわれには見慣れすぎたオレンジと肌色の車体。しかし、見慣れているのは乗務員とわれら。
お客さんは本日、初乗車。
「いらっしゃい、ようこそ」「何にもありません、でもぼくらの故郷、自慢の町です」全員、車内に入ってまでもPR。
伝えたいことはいっぱいあるけど、出会えたことを良いおみやげにお帰り下さい。
「さようなら、さようなら、また来てね・・・たけべ」ノスタルジー号、この度も事故なく無事、出っ発!
(次回また・・・取材・三宅優)
朝から冷たい小雨の降る日曜の午後、建部上にある妙浄寺に続々と大人たちが集結した。
かつては茶店や参拝の人でにぎわった法寿山。そこに鎮座する大岩に彫られた阿弥陀石仏、そして
山中に点在する大化の時代からの古墳群。これらを巡っていた古道を再び復活させようと
四人の発起人の呼びかけでプロジェクトがスタート。今回はその2回目となる活動で阿弥陀様ルートと
古墳群ルートの総長1.6キロを整備しようというもの。
参加者は草刈り機、チェーンソー、鉈、鎌、ノコ、熊手などを手に幾班かに分かれ登山した。
昨夜からの雨で落ち葉が濡れ、地面は滑りやすい。しかし今日を逃すと、次にこれだけの人力を確保するのは
困難。皆がその思いを抱いている。
「さあ、やろう!」決められた区間を時間内に済ませよう。エンジンがいっせいに鳴り響く。
ドサッと木の倒れる音。
取材に訪れたオニビジョンさんと山陽新聞さんのカメラを向ける目にも緊張が走る。1時間半後、予定していたより早くチームは下山に就いた。
この日の作業で妙浄寺から古墳群を経て頂上に到達するルートと、七社八幡宮から阿弥陀石仏を経て頂上に到達するルートがつながり、
阿弥陀石仏が鎮座する場所からは旭川流域、福渡の町が一望できるようになった。
ひとえに大勢の力があって成せたことと言える。(取材・写真 三宅優)
復活作戦パートV予定!
「古道歩きぞめ&温泉交流会」
(日時) 平成29年3月5日(日)9時00分〜13時00分
(場所) たけべ八幡温泉駐車場
(内容) 「古道歩きぞめ」
八幡温泉駐車場〜七社八幡宮〜妙見様〜阿弥陀様〜池野山池〜法寿山頂上〜古墳探訪〜妙浄寺〜たけべ八幡温泉
「温泉交流会」11時〜13時 たけべ八幡温泉入浴〜軽食交流会
(参加費)850円(入浴料・軽食・行事保険等)タオル持参のこと
入浴しない方は400円
(申し込み)会員である無しを問いません。どなたでも大歓迎。
2月26日までに以下まで連絡ください。
(連絡先) 090−7504−8475(勝部)または
090−8358−9062(井口)
090−2299−2596〈本田〉
090−1687−9718(江田)まで
数えで15歳、立志の年に将来の目標を明らかにすることで、自らの意識を高めしっかりと毎日を生きる。
今年も、建部中学校2年生による「夢と希望を語る会」が今日の午前、建部町文化センター小ホールで
開かれました。
発表に臨んだのは21名の生徒で皆、緊張した面持ちで会場にやって来ました。すでに客席には、この日の我が子、
わが孫の凛々しい姿を収めようと、父兄がカメラを手にスタンバイ。では、21名の夢と希望を聞きましょう。
「僕は安定してお金が得られる仕事に就きたい。親に迷惑をかけたくないから」
「漫画家か写真家になりたい。きっかけは小学生の時人に褒められたこと」
「ルールを守り正しい行動と人を思いやれる理想の大人をめざしたい」
「野球選手になりたい。そのために練習を重ねて頑張る」
「保育士。建部保育園で学んだことがきっかけ」
「恐竜が好きなので生物学者になりたい」
「海上自衛官。自衛官になっている先輩がカレーがおいしいと話してくれた」
「介護士。建部学習で旭水荘にいって楽しそうに働いていたのを見て」
「自分が今、頑張っていること、朝練、宿題をまずしっかりやりたい」
「看護士。福渡病院に職場体験で行って生き生きと仕事をしている姿に感動したから」
「パイロット。それには頭が良くなくてはなれないのでしっかり勉強したい」
「養護教諭。小学生の時ケガをして養護の先生が処置をしてくれたことから」
「まず普通校に入り将来のことを見つけたい。勉強は嫌だけど努力次第でやれると思う」
「看護士。職場体験で3日間勉強して、思った以上に楽しかった」
「人を笑顔にする、人の役に立つ、母みたいになる。3つを目標に素晴しい大人になる」
「絵を描く人。でも商業高校に入り簿記とかも覚えたい」
「作家、翻訳家。私の好きなことを仕事にできたらいい」
「小学校の先生。職場体験で小学校に行き授業を手伝って、なりたいと思うようになった」
「理容師。理容店で職場体験をして、国家資格が難しいけど理容師になりたいと思った」
「僕は保育士、夏ボランティアで保育園に行った。大学に入り単位を取得したい」
「僕の夢は東京オリンピックのカヌー選手で出場すること、その時、僕は18歳です」
この発表に際して生徒たちはペーパーをまったく使わないで約3分間、正面を見てよどむことなくスピーチしました。
父兄の方たちも、子どもがいつの間にこんなに成長したのかと目を見張られたのではないでしょうか。
終了して河合校長先生に発表の感想をお聞きしました。
「今日、これだけの言葉を全員が何も見ずに話しました。そうとう努力したと思います。
自分の意志を人に伝えたことで、これからそれに向かって励んでもらいたいですね。いや、実に頼もしかったです」
今回に併せて、生徒全員の発表文と先生、父兄からの寄せ書きが入った冊子が配られました。
今日、欠席で聞けなかった生徒の夢も載っています。
それにしても子どもたちは、大人の働く姿をきちっと見ているんだなと、つくづく感じた「夢と希望を語る会」でした。
(取材・写真 三宅優)
第54回「建部町民親睦ボーリング大会」が30日(月)津山のツモクボーリング場で開催され、
81歳から中学1年生まで23名が出場し、3ゲームトータルで競い合いました。
20年以上続いているこの大会はゲーム料金、表彰用の景品代含めて2千円の参加費で運営。
レギュラー出場者の熱意で事務局が支えられています。
今回、最年長者となる山本幹夫さん(81歳)もそのお一人で、会場となったツモクボーリング場の
オープン時からのボウラーだそうです。今は健康維持のために参加しているとのことですが、
何のその、この日も上位入賞しました。
親子で出場した中学生2人、一投一投、お父さんのアドバイスを受けながら次第に上達、まさに親子鷹の様でした。
女性陣も健闘。「ストライクを取ったときの快感がたまらないわ」と元気はつらつ。
ストレス発散にもなっているのでしょうね。
さて試合結果ですが、優勝は和田正則さんで579点という高得点でした。2位は前述の山本幹夫さん、
3位は河本正俊さんです。記者(勝部)は限りなくブービー賞に
近い成績でした。
こんなに楽しくて健康に良い親睦会はずっと続いてもらいたいものですね。
次回は5月29日(月)の予定です。
先月9日の新年会で英気を養った里山の会員。29日、日曜日には本格的に仕事に
入った。
椎茸の原木伐採、運搬、木炭の窯出し、次回分の搬入と翌日にかけても行われた。
午前中の活動を終えた後は、自分たちで建てた東屋で懇親交流会も催され、
メンバーの生きがいと森の整備の両立で元気ある地域をつくろうと誓いあった。
今年の「第6回春の里山祭り」は3月19日(日)開催予定。少雨決行、皆さんの
ご参加をお待ちしています。詳しくは、フェイスブック「たけべ新聞」
イベント覧に告知しています。
(取材・写真 勝部公平)
建部海洋センター(B&G 建部)主催の今年のオリエンテーリング、今回は竹枝地区が
コース会場になりました。
午前、開会式を終え、指導員、子どもたち、先生、参加者全員が竹枝小学校をスタート。
山沿いの家並みを横目にクイズをして歩き、途中立ち止まるたびに、「あっこんなところに井戸があった」と新発見。
水仙や梅の花が咲いているのを見て「もうすぐ立春ですね」と季節を感じたり。
キシモトケーキ店の前に出て、手をあげて信号を渡り、吉田地区を進んで行き広々とした
旭川沿いへ。岸では桜がつぼみを膨らませはじめ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリなどが
春を待ちわびてさえずっています。
ゴールのグランドに到着すると、お母さんたちが用意したカレーのいい匂いがしてきました。
さて、この度のオリエンテーリング、第1位は小学校の校長先生チーム。先生方もしっかり
建部の魅力を感じとられたようです。
小春日和の一日をのんびりとクイズを解きながらウォーキング。こんな地域連携の催しを
30年近く続けてきた主催者に心から感謝をしたいと思います。子どもたちも都会では
味わえない、建部だからこそ得られる豊かな体験を得ることで将来の幸福が増すだろうと感じました。
(取材・写真 勝部公平)