2018年6月発信
建部町の53号線でひときわ目立つどでか〜い看板。その名も「日本一たい焼き」
なんと大胆な店名。今や建部町を知らなくても、あの「日本一たい焼き」のある所と言われるほどの有名店にグルメレポーターが直撃!
(取材・三宅美恵子 写真・三宅優)
午前11時、広ーい駐車場に次々に停まる車。店内に入ること7〜8分。ほくほくと嬉しそうな顔で紅い箱を抱えて再び車へ。
黒のユニフォームにエンジの手ぬぐい頭巾をきりりと巻いたスタッフがドア前で「どうも、ありがとうございましたー」と深々とお辞儀で、お見送り。
ここがオープン以来、今も売れに売れているという、日本一たい焼き「岡山街道 建部店」だ。さっそく店長の山口 沙樹さんにお聞きしました。
(聞き手 三宅美恵子) 開店してどれくらいですか
「昨年の11月23日で5年を迎えました」
お店はここの他にどこにありますか
「岡山では赤磐市吉井町にあります。全国では28店舗になります」
日本一・・・の由来はなんですか
「たい焼きを食べた創業者が、博多弁で”このたい焼きの味は日本一(にっぽんいち)たい”と言ったのが始まりです」
”天然モノ”のたい焼きと書かれてますが、普通のたい焼きとどこが違いますか
「釜(焼き器)が全然、違います。普通のモノは生地を焼き型に流しいれて、片側にあんこをのせて両側を合わせ、いっぺんにいくつも焼きますが、私どものは一度に二匹しか焼けない圧力式手焼き釜です。これは特許を取得しています」
焼いているところを見せてもらいましたが、皮が薄いですよね
「天然モノの釜だから薄くてサクサク、カリッと出来上がります。あんこも、しっぽから頭までしっかりと入ってます」
あんこのこだわりはどんなことですか
「北海道十勝産の小豆と砂糖だけで作られています。福岡のお菓子の老舗、二鶴堂の自家製たい焼き専用のあんこを使っています」
生地のつくり方はどんなふうにしてるんですか
「店の独自にブレンドした粉で前日に仕込んでいます。ですので生地がなくなりしだい、売り切れとさせていただています」
どれくらいで、焼けるようになりますか
「私は3年目ですが、研修を受けて社内検定試験に合格しないと、焼き手にはなれません。
認定試験にも1級から6級までがあります。それと3カ月に一度は本部から
焼き方の点検があります」
きびしいですねー。ところでさっきから次々、お客さんが買われていきますが、今までで最高、何匹買った方がいますか(笑)
「そうですねえ、100匹の予約をいただいたことがありました(笑)」
ありがとうございました
〜私的・グルメレポート〜
お待たせしました!では頂きましょう。なになに、しっぽから食べろって?では「黒あん」から、がぶっと。
おおっ、皮がモチッとしてカリッとしてる。ホントにしっぽまで、あんがぎっしり、甘さがじんわり口内に広がります。
次に「白あん」。うん、粒感がしっかり残ってて、白花豆の甘納豆を食べてる感じ。けっこう甘目、濃い緑茶で食べたーい。口がちょっと”こそばゆい”。
では「カスタードあん」・・・子どもの頃、初めて食べてた故郷の和菓子屋のシュークリームの味がした。
他のメニューも頂きました。「アズキキャンデー」これから夏に最適の1本!「わらび餅(きなこ、黒みつ付)」140円は安い!これもサッパリとしてお茶うけにうってつけ。
店内には畳スペースや、ジュースの自販機もあるので焼きたてをその場で食べれるのもうれしい。手渡し時、ひと言申しそえてくれる気づかいにも感心。外の駐車場にはインスタバエするフォトフレームもあるので、記念にどうぞ。
(うちの、さん太(ネコ)も「食べ鯛(たべたい)!」と熱い視線・・・)
(取材・三宅美恵子)
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