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古民家の石窯で焼かれる天然酵母のパン「石窯ぱんや nico」 2018年4月1日発信


ずっと以前からのお付き合いなのに、まだこのコーナーで取り上げていなかった。 パンの味はわかってるけど、作って焼き上がるまでは見たことがない。よし、これから春の行楽シーズン、お弁当にはサンドイッチだ、 ニコぱんさんに行くぞと取材にゴー! 



nico nico  この日は朝の3時起きで仕事を始めたと言うオーナーの坂本夫妻。次々と焼き上がるパンを眺めながら製造工程を教えてもらった。

 製造その1生地作り
 基本材料は国内産小麦粉、自家製天然酵母、沖縄塩マース、水だけ。他に添加物は一切、入れない。
 それを手でしっかりとこねる。練り具合は長年の感が決める。

nico nico  製造その2発酵
 手製の発酵庫で寝かすこと1時間。

 製造その3成形
 食パンは成形箱で、バケット、あんぱん等は手で一つづつ形を整える。

 製造その4二次発酵
 二次発酵室で再び発酵。時間は季節により異なる。

nico nico  製造その5焼く
 火入れされた石窯にトレーに並べた成形生地を入れる。
 大きいカンパーニュで20分位で焼き上がる。

 製造その6ラッピング
 粗熱が取れたら一つづつ、いとしむようにラッピング。この日は津山からお母さんがお手伝いに。

 坂本綾さんにパン作りのこだわりと人気ベスト5をお聞きしました。

 「一番は、子どもに食べてもらえるパン。手作りで添加物を使わないこと。 石窯で何回も火を見ながら、その日、その時の気温や湿度を測りながら焼いています。
 人気は玄米食ぱん、メロンぱん、ひまわりぶどうぱん、全粒ぱん(カンパーニュ)、あんぱん。 メロンぱんは、卵、乳製品を使っていません。全粒は家で挽いています」


(グルメレポート)
nico 「あんぱん」甘さひかえめ、でも餡がたっぷり!
「メロンぱん」表面がカリカリ、クッキーみたい。どっちも小ぶりだけど十分に満足感が得られる一品。
「玄米食ぱん」焼きたてムチムチ、モチモチ。
「フリュイ」皮がパリパリ、イチジク、レーズン、自家製柑きつピールがふんだんに。
「全粒ぱん」石臼挽きの全粒粉入り。外はパリ、中はしっとり。我家ご用達ナンバー1。
「ひまわりぶどうぱん」私の一番好きなパン。
 どれも噛むことを楽しませてくれるパンたち。焼き具合がちょうど私好みかなあ。

 では、私がおすすめの召し上がり方、紹介!

nico nico nico 「全粒ぱんサンド」生ハム、トマト、レタス、モッツァレラチーズを挟んで、 南フランス風に赤ワインを頂く・・・至福!
「玄米食ぱん」スライスしてトースターで少しカリカリと焼くと、更に香ばしい。
トマトとソーセージのポトフがおすすめ。
「ひまわりぶどうぱん」私も製造を手伝っている建部ヨーグルトと召し上がれ。相性抜群!!

nico nico

(あとがき)
 グルメレポートを書かなくちゃあならないので、今回はじっくり噛みしめて味わってみました。
 そして感じたことは「○×〇×・・・」どーだじゃなくて、どれもやさしい味がしました。 肩に力が入っていない、”本格的”を目標にしているのではなくて”自分たちらしさ”を 目指しているんだなーって、それは、まさに”自然体”って言うことかな。
(取材・三宅美恵子 写真・三宅優)


 「石窯ぱんや nico」


nico   <営業時間>水曜日 11:00〜17:00 倉敷朝市(土曜日)他にも出店
 <アクセス>車/国道53号川口交差点から5分(Pあり)
 お店の地図
  <住所>岡山市北区建部町川口143
    tel 086−722−1545

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