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茶房・りばてい

 昨年の7月、このコーナーで、うどんの名店「すぎ茶屋」さんを紹介したところ、 読者の方から「あそこの喫茶店もスゴイ雰囲気があっていいのよー」との声が寄せられた。
 そう言えば冊子「たけべのごちそう」にも「ふわふわサンドイッチを食べればその味のトリコに 」と載っていた。 よし、秋の行楽シーズンに向けて「りばてい」さんの魅力を存分に伝えよう!と出かけることに。
(取材・三宅美恵子)

昭和レトロな喫茶店「茶房・りばてい」さんを取材しました   2017年10月1日発信

茶房・りばてい 茶房・りばてい  あらかじめ「モーニング限定メニューがありますので、朝方がおすすめです」と聞いていた。
 今朝は雨曇り、平日なので53号線の車も少ない。広ーい駐車場の隅っこに自転車を止めてお店に。 建物の外から、奥の景色がスカーンと見渡せる。「ああ、早く入ってみたい」そんな好奇心に駆り立てられる。
 店内に足を踏み入れて最初に目に入るのは凝った造りのサービスカウンター。小瓦の庇に百日紅(さるすべり)の磨き丸太柱、松の透かし彫りの欄間。
見上げれば、見事なまでの格天井(ごうてんじょう)。「うぅん、お見事!」
茶房・りばてい 茶房・りばてい  特等席に案内されると二人で座るのは申しわけないほどの総革張りソファーがドデーン。 周囲をぐるっと二間(3,6M)の超ワイドなガラス窓。
「いやいや、なんてこだわりよう」

 


 今回も杉本社長さんにお聞きしました

茶房・りばてい 茶房・りばてい うどん屋さんも立派ですが、それを上回る造り。どなたの意向ですか
 (杉本)「会長です。本店をやっていただいた久世の昭和の名大工と云われる方にお願いしました。この店も 間もなく39年になりますが、できた当時のままで今日まであります」

 どんな意図ではじめられたのですか
 「うどん屋もそうですが、この辺にそういったお店がなかったんです。岡山から1時間ドライブして、 ちょっとお茶でも飲もうかという店が。まだまだ喫茶店がない時代でしたが、時間を気にせず ゆっくりと休んでいただけたらいいなあと思いはじめました」

茶房・りばてい 茶房・りばてい お店の名「りばてい」の由来は?
 「カタカナで”リバティ”だと”自由”で、リバー亭だと”川の側”といった意味合いですので、どちらも会長のしゃれっ気でつけました(笑)」

このメニューもホントに昔あったそのままですね
 「ええ、開店以来の昭和のメニューです。よく写真付きのメニュー表をくださいと言われるんですが、 うちはサンプルケースがありますのでそちらを見て下さいとお願いしているんです。そうしたらあわてて見に行かれて驚かれてる方がいらっしゃいます(笑) 。全部が全部、無くしてしまうのは寂しいですからね。食器も大事に当時のものを使ってます」


 *主なメニュー

茶房・りばてい
◎モーニングセットはドリンク+150円でサラダ&トースト付き(8時〜11時)
〇サイフォンで淹れたホットコーヒー(りばていオリジナル)400円
〇ミックスサンド 550円
〇手作りバナナジュース 520円
〇抹茶(饅頭付き) 420円



(グルメレポート)

リバテイ 茶房・りばてい お店に到着したのは10時前、すでに2組のお客様。召し上がってるのはモーニングセット。 そのあと11時まで次々に年配のご夫婦や友達づれが来られて、注文は決まってモーニング。さて、では私たちもモーニングを。

 厚切りバタートーストにサラダ+ミニデザート。そしてサイフォンで淹れたオリジナルブレンドコーヒー。 ポテトサラダのしっとりと練られた口当たりが絶妙。食べごたえ十分の朝食。カップを持ち上げたら、白コスモスが顔をのぞかせ思わずほっこり!
茶房・りばてい  中を切り盛りしている二人の女性。当新聞でもお世話になっている「たけべおこし」会長、平田慎一さんのお母さまと綾部さん。 流れている有線放送がなんとも心休まる曲なのはお二人の趣味に違いない。
 外に目をやると前を流れる誕生寺川の早瀬。そこに2羽のシラサギが置物の様にじっと立っている。 私たちの前からいらしたお客様、 もうかれこれ2時間はご滞在。 私もずっとこのまま、ここでくつろいでいたい!

 うわさの「サンドイッチ」が運ばれてきました。どれどれ?
 「うむ、フワフワ!」サラダ菜とトマトとキューリのサンド、トマトペーストのパンに卵焼きとハムのサンド。 どれも、期待どおりの”や・さ・し・い・お味”でした。(三宅 美恵子)


 「茶房・りばてい」ホームページ


りばてい 「茶房・りばてい」
 営業日:年中無休
 営業時間:AM8時〜PM4時(オーダーストップ)
 アクセス: 車/国道53号沿い  駐車場 50台
          地図を見る(←クリック)  

〒709-3122 岡山市北区建部町川口1552‐4
 (すぎ茶屋 福渡本店)
 п@086‐722-1241
 



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