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打ち立て、揚げたて、作りたて、町なかの人気うどん店 

吉崎製麺所


   「吉崎製麺所」さんを取材しました   2017年4月1日発信

吉崎製麺所 吉崎製麺所  いわゆる「セルフ」の店に近い値段設定と専門店としての味で、今や建部町民の昼食の代名詞となった「吉崎製麺所」。オープンしたのは8年前の平成21年。 それまでのフォトショップをやりながらの180度転身の「手打ちうどん」の店。そのいきさつや、こだわりを女将さんにお聞きしてきました。
  (取材・三宅美恵子)


吉崎製麺所  始めに、どうしてフォトプラザから、うどん屋を始めたのかをお尋ねしました。
 吉崎さんのお店はもともと食料品屋さんでした。そこで打ったうどんも販売をしていました。 そこから、じゃあ、うどん屋をやってみるかとなったとかで、ちなみにうどん打ちの師匠は近所のうどん打ち名人、 古本博史さんだそうです。

吉崎製麺所  ところがいざ始めるに至っては「どうせ出すなら、おいしいのを出したい」ご主人のこだわりの性格が強烈に出てきます。 粉を香川のあちこちに求め、これでもない、あれも違うと探し回って、この粉(マル秘)ならと決めたそうです。 むろんダシにもこだわり、鰹と昆布だけ、添加物無し。だから保存が効かないので、うどんの持ち帰りはできてもツユの販売はしていないとのこと。
 私が前から気になっていたお店の割りばし、いぶしてあるのでツーンと匂わないし、使いやすい。 「そうなの、私が普通の割りばしが嫌いなの。 うまく2つに割けないのよ。だから全部、自分が納得するものでそろえているの」
 う〜ん、何げないところへのこだわり。
吉崎製麺所 吉崎製麺所  人気メニューは冬は断トツ「天ぷらうどん」サクサクの天ぷら盛り合わせが抜群だ。夏は当然「天ざる」。ちなみに私的には 「かけうどん」+「ゲソ天」。理由は「だって、うまいんだもん!」
 閉店後の取材中、お年寄りが注文の天ぷらを手にうれしそうに帰っていかれました。 店頭の黒板に書かれた、日替わり持ち帰りメニュー。月曜日が「おにぎり」(2個150円) 火曜日「お寿司」(400円) 水曜日「巻き寿司」(500円)金曜日「おいなり」(3つ150円) これで年寄りは面倒な手間をかけなくて済む、うれしい限り。
 レジ横のお茶うけベストセレクションコーナーもありがたい。落合洋カンやミレーのビスケットは年配者の根強い人気商品。 これを見て、つくづく「お年寄りにやさしいお店だなあ」と実感。

 これからの夢とかありますかとお聞きすると「いやあ、元気で働けたらそれでいい」とステキな笑顔で答えてくれました。 大きなオレンジ色の懸垂幕は大阪にいるご長男のデザインだとか、私たちにとって無くてはならない庶民の食堂、いつまでも続けて欲しいです。


 (グルメレポート)
吉崎製麺所  ここに引っ越して来て初めての夕食を食べに寄ったのがこのお店だった。仲介の不動産屋さんから「ここ、美味しいよ」と聞いていた 通り。「なんだ、香川のセルフに行かなくてもここで十分じゃん」と感心した。 うちの人はお酒は置いてないと言われ、隣の酒屋さんまで買いに行って「ゲソ天」で一杯やった。なんとも女将さんが気さくな人で、家庭的な雰囲気が漂っていた。 それからは家で食べることが多いので、たまに寄る程度だけど、倉敷のお姉さん夫婦がやって来て「お昼は下のうどん屋さんにしようや」と言われると、 「ヤッター」と出かけて来る。この日もそのパターン。さて、久しぶりのお味は「うん、麺は平打ちで中太、腰は弱めでモチッとした優しい食感。 ツユは薄からず濃からず讃岐風。揚げたて天ぷらはサクサク。ああ、美味しかった。ごちそうさまでした」(三宅美恵子)


吉崎製麺所    吉崎製麺所
   <営業日> 店休日(日曜日)
   <営業時間> AM11時〜PM3時
   <アクセス> JR津山線 福渡駅下車 徒歩3分
          駐車場あり
           地図(←クリック) 
       〒709-3111 岡山市北区建部町福渡847
           п@086‐722-0212


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