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特集「2019年・建部の顔、登場!」

建部の施設の長の方々の横顔をご紹介   2019年5月16日発信


 *ご登場いただいた方のお名前
 「岡山市立建部町中学校」校長 松浦 敏之さん
 「岡山市建部認定こども園」園長 渡邊 美由岐さん
 「UAゼンセン中央教育センター友愛の丘」センター長 近藤 三千代さん
 

(取材・写真 勝部公平)


新校長先生は岡山マラソンにも出場!

新リーダー  この春から松浦敏之先生が建部中学校の校長先生として赴任されました。
 先生のお生まれは玉野市。高校・大学と多感な学生時代は陸上部で身体を鍛え、現在も週末トレーニングを欠かさず、岡山マラソンなどに 出場しているそうです。走る目的も変化し大会の中での記録よりも自分自身へのチャレンジが目標となり、年齢相応に健康優先で参加しているそうです。
 昭和61年、竜操中学校をスタートに県内あちこちの学校で教鞭をとられ、建部については、
「これまで、学年4クラスなどの大規模の学校ばかりでしたので、このような小規模で生徒一人ひとりの顔が見える学校での生活はとても楽しみです」と抱負を語られました。

新リーダー  先生は途中、教育相談などの部署にも勤務され、その仕事が自分自身の中で大変貴重な経験となったそうです。
 今までの生徒を指導する立場から、いろいろな相談を受け、相手の立場に立って話を聞くことの重要さと、 指導するのではなく対話の中から答えを見つけていくことの大切さをしっかりと会得されました。
 初対面で、今までの中学校の校長先生と雰囲気がちょっと違うなと感じたのは、 親身になって相手の話を聞くソフトな姿勢から来ていたんですね。
 建部は先生には縁があり、奥様のお姉さんが富沢に住まわれており、地域との連携も大切にしながら子供たちを育てていきたいとの熱意が伝わってきました。
 今、グローバルな社会が形成され、コミュニケーション能力や創造的な発想が必要なおり、建部中学校の生徒にも、様々な体験を交えた 学生生活を送ってもらいたいものです。


「子ども目線でいっしょにやっていきたい」新園長先生

新リーダー  子どもたちの楽しそうな声が聞こえてくる建部認定こども園を訪門、今年の4月から赴任された渡邊美由岐園長先生からお話をうかがいました。
 開園時67名だった園児は現在77名になり、0歳が3人いますとのこと。0歳児から5歳までの子供たちを、朝7時30分から夜7時00まで預かっている建部こども園、少子化でこどもが少なくなっているこの時代に、 この2年間で10名の園児が増えているのです。
 保育園と幼稚園の両方の機能を兼ね備えたこの施設、園児の家庭の大半が共働きとのことで、いかにこの地域の子育て世代に必要とされているかが理解できます。

新リーダー  園長先生は美作市のお生まれで、保育の仕事に携わって28年。劇団四季などの舞台演劇が大好きで、あちこち鑑賞に出かけているそうです。
 前年までは吉備津彦神社近くの中山こども園を担当、神社の境内が散歩コースだったそうです。
  「建部のこども園は、周りが田園地帯で森もすぐ近くにあり、田地子川の小川で水遊びもできる、こんなに恵まれた自然環境はすばらしいですよ」とお誉め頂きました。

 園児を預かる心がまえについては、 「保育園児の人生の根っこの部分を形成する大事な時間をお預かりしているので、いかに子供の目線で、子供のやりたいことを一緒に考えていくか、心豊かな子供を育てることが大切だと思います。それと併せて、保護者の方や地域の人たちと連携しながら進めていきたいです」と述べられました。


初の女性センター長は明るさと実行力の持ち主

新リーダー  岡山から津山線に乗り、トンネルや田園風景に出会いながら建部平野を走り抜け、鉄橋に差しかかると車窓から赤レンガの建物が見えてきます。
 43年前にUAゼンセンが建てた中央教育センター「友愛の丘」です。その友愛の丘で7代目にして、初めての女性センター長が近藤三千代さんです。
 近藤さんは三重県の自然豊かな山間で生まれ、何事にも積極的にチャレンジする活発な少女だったようで、その後の人生が物語っています。
 愛知県の大学に在学中に新しい流通サービス業に関心を持ち、アルバイトなどの経験をしていたセブンアンドアイグループのレストランチェーン「デニーズ」に入社。持ち前の明るさと行動力で瞬く間に店長になりました。
 仕事をしながら労働組合の活動も積極的に参加し、執行部で活動している時、今度は流通業で働く仲間が入っている全国組織のUAゼンセンより誘いがあり、 今日にいたっているそうです。

新リーダー  会社とゼンセンの職場を合わせて、東京・神奈川や名古屋・大阪など全国の職場を経験、友愛の丘にも教育トレーナーとして赴任したことがあります。
 その時、記者も同僚として働いており、非常に自由闊達な発想力を持って新しいことに積極的にチャレンジする人だなあとの印象を受けました。
 その後、高知県や岡山の支部長を経験して、友愛の丘に戻ってきたという次第です。
 近藤さんの目下の趣味は、マンションのベランダで育てている野菜作り。それも12年間、家族同様に飼っているウサギの「ウサ子」(なぜかオスなのに)の餌づくりが主目的とか。暇を見つけては、アクションやSF系の映画を観るのも大好きだそうで、これからどんな夢に向かって邁進するのか楽しみです。

 そんな近藤さんから 「地元の皆さんに、もっと友愛の丘に遊びに来て寛いで欲しいです。6万坪の自然の中にはキャンプ場や庭もあり、コーヒーなどを飲みながら建部平野を眺めるのも楽しいですよ」とのお誘いをいただきました。

 (取材・写真 勝部公平 写真・三宅 優)





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