この4月、公的な施設で新しいリーダーが赴任された。そこで、まずは横顔をレポート。
*ご登場いただいた方のお名前
「岡山市立建部町公民館・図書館 館長」 杉山 良暢(よしのぶ)さん
「岡山市立竹枝小学校 校長」 松原 雅恵(まさえ)さん
「建部町文化センター センター長」 大本 実(みのる)さん
(取材・写真 勝部公平)
この春から建部公民館長と新しく開設されました図書館館長を兼務されております杉山良暢さんをご紹介します。
お生まれは津山市で、三人兄弟の家庭で育ち、津山高校を卒業、東京の慶応義塾大学に入りましたが、住まいと学校までの通学には閉口しましたとのこと。
県北の津山人には、あの大都会はインパクトが大きかったようですね。
卒業後は東京電力に2年ほど勤められて、静岡などエリア内を勤務しましたが、今でいうUターンを決行。
岡山に戻り、県庁に努め、主に教育畑を歩まれたとのこと。
前館長の安部さんは音楽大好き人間でしたが、今度の杉山館長さんは本大好き人間のようで、津島のご自宅からJRの法界院で列車に乗り、
福渡駅で下車の津山線での通勤時間がご本人にとっては読書ができる至福の時間だそうです。
岡山市の公民館に求められているのは、社会教育ばかりではなく、地域づくりにも参画していってほしいとのこと。
地域のエネルギーをどう未来に向けさせるか、グランドデザインが大切と話されました。
私たちも、将来へのエネルギーをどう創っていくのか問われているようですね。
竹枝小学校の校長先生松原雅恵先生は、岡山市南区にある灘崎の彦崎小学校から新しく校長先生として赴任してきました。
岡山市の最南端の小学校から最北の建部町竹枝小学校に転勤されて来たということです。
お住まいは、岡山市中区高屋にお住まいだそうで、昔から交通の要所で、幡多学区の中にあります。
竹枝には旭川沿いの旧道を北上して来るのが一番の近道、四季折々の自然を見ながらの通勤が楽しいです。
なんと趣味は、旅行やドライブだそうで、この春の季節はウキウキとした気持ちになり、ストレス発散の場にもなっているようです。
竹枝小学校の生徒さんは、純朴で、みんな仲良し、挨拶がよくされているのが第一印象だそうです。
地域あげての大人のサポートもしっかりされているのが大変助かってますとのこと。
これからも地域との連携で子供たち教育環境の充実、よろしくお願いします。
この4月から文化センターに赴任してきた大本実センター長をご紹介します。
お生まれは広島県の三好市、高校を卒業後、岡山大学の化学を専攻、津島近辺はよく歩きましたとのこと。
縁あって、岡山のクラレに入社、化学のエンジニアとして、茨城県にある鹿島コンビナートにある化学工場、新潟県の中条町の工場、
福井県は、あの「一筆啓上・日本一短い手紙」や越前竹人形などで有名な丸岡町の工場を転勤、
どこの町も魚とお酒のおいしい地域で過ごしましたとのこと。
温厚で実直そうな風貌は、クラレの企業風土なのか、そんなローカルでの生活から生まれてきたものなのか、感じ入りました。
皆さんの家庭で、衣類や学用品などでよく使われている「マジックテープ」、あれはクラレが開発、商標登録しているもので、その素材研究などに長く携わってきたそうです。クラレは倉敷の大原家が始めた紡績や化学繊維がルーツですが、現在は繊維が2割程度とのこと、総合化学メーカーなのですね。
定年後は、グループ会社が運営している会社で、前職は岡山市の中心部にあります「西川アイプラザ」のセンター長をやり、建部にこられたとのこと。
お住まいは赤磐市の山陽町で、二人のお子さんは県外で生活、今は奥さんと二人で野菜作りなどに生きがいを感じながら、日々充実。
建部文化センターをしっかりと守っていきたいとの思い、みんなで応援しましょうね。
(取材・写真 勝部公平)
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