3月の建部は野山が一斉に色づき始め、鳥のさえずりがあちこちで聞かれます。ここ富沢地区の夙山(あしたやま)でも梅が咲き、ウグイスが鳴きはじめます。 この夙山の麓では8年前から地元の人たちで子どもと自然とが一体となって遊べる里山作りが進められてきました。今年の2月には新たにツリーハウスも完成、 春の里山祭りに向けての準備が整いつつあります。そこで今回の「たけべ見遊」、その遊び方を伝授しますね。
あした山のふもとにある鳥越の池、ここをスタート地点に山歩き。コースは3つ。およそ800メートル、15分で池のまわりをぐるりの楽々コース。 少し山間に分け入る倍の30分、ゆうゆうコース。およそ3kmを1時間かけて歩く、がんばりコースがあります。これからの季節、山桜が見どころ。 小鳥のさえずりに耳を傾けたり森林浴を楽しみながら、のんびり、ゆっくり自分時間を満喫しましょう。
あした山の上り口に作られた真砂土むき出た斜面。頂上まで1.2.3段。上にはできたばかりのツリーハウス。さあ、これを目指してロープクライミング。
1人の子が挑戦すると僕も私もと、次々と土まみれでよじ登る。1段目で下を見る「やったー」よし、もう1段。そして遂に頂上へ、眼下に広がる鳥越池。この感激は何にも代えられません。
ツリーハウスから眺める建部平野と青い空がまぶしい。
3月20日(日)は恒例「建部里山祭り」が開かれます。この催しでは森の巣箱作りや椎茸の原木菌打ち、竹パン作り、ロープクライミングなどが楽しめる他、地元の人たちによる
太鼓演奏、フラダンス、ミュージカルなども予定されています。もちろん建部ならではのおいしい屋台もあって1日をのんびりゆっくり満喫できます。フィナーレには大人も子どもも大興奮の
「餅投げ大会」があります。
では、みなさんたけべの里でお会いしましょう。