おばあちゃん聞かせて 「たけべのお話し」
ねえねえ、おばあちゃん聞かせて、子どもの頃のたけべのお話し



 冬  12月  「クリスマス」


 今の子たちは一年通じていろんな楽しい行事があるけど、私の子どもの時はホントにお祭りとお正月くらいしか楽しみがなかった。
 クリスマスも小学校に入ってから、いつごろじゃったろうか、年上の子から「アメリカじゃあ、12月にクリスマスいうのがあって、靴下を枕元に置いておくと 寝ている間にソリにのったサンタクロースがやってきて、お菓子を入れてくれるんじゃ」
 と教わって、大きい靴下を頭の上に置いて寝たことがある。
 朝起きたら、なんにも入って無くて母親の前で泣いてな、そうしたら次の朝になったらお菓子が一つ入っておった。嬉しくてなあ。
 母親に言ったら「ありゃ、知らん間に来たんじゃなあ、どこから家に入ったんじゃろう」
それで、外のエントツを見に行ったら細いので、ふしぎだなあーって思ったんじゃ。


クリスマス






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