おばあちゃん聞かせて 「たけべのお話し」
ねえねえ、おばあちゃん聞かせて、子どもの頃のたけべのお話し



   8月  「ヘチマ水」


  夏は日ざしよけにヘチマをよくはわせておいてねえ。
 このヘチマから取る水が肌にいいって、女の人は使ってたねえ。

  *ヘチマ水の取り方
  ヘチマが大きく実をつける前に、茎を下から
 1メートルほどのとこで切る。茎の先を一升ビンの口に
 さしこんでおくと水がたまるよ。
  ヘチマの実は水で腐らし、中の繊維をとって乾かせば、
 ヘチマタワシとして使えるよ。

ヘチマ水  *虫に刺されたら
 アサガオの葉を手でもんで、汁を出して刺されたところにすり込んでごらん。
 アサガオの花をリッカーに漬けても使えるよ。

 *ハチに刺されたら
 アロエもいいけど、うちは昔おじいさんが作っていたムカデの特効薬が効いたよ。
 生きたままのムカデを サラダ油に漬けておく。とても臭い液だけど、これをすぐに塗れば、腫(は)れないよ。
 



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 *このお話は地元のおばあちゃん達からお聞きした内容を基に
 平成25年に発行された「たけべのお話」(タネピリカ編集)より抜粋しています。


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