建部の最新ニュース

  2025年2月

   ■「新たけべの彩時季」

2月の彩時季

(左上から右へ)

8日発信 獣たちの足跡  *8日発信 赤いつぼみが  *8日発信 春告げる新芽 
22日発信 川原アート22日発信 写楽22日発信 ミレー
*里山環境フォーラム  *田地子散策  *自然と遊ぶ



  川原アートで建部を盛り上げろ! 2025年2月22日発信


川原でアート

 幅5mの超大作「オダリスク」

 新年の冒頭で紹介した川原に石を並べただけで作る名画がその後さらに拡充。
 当新聞副編集長(私)が本来の美術家として挑む、建部の自然をキャンバスにした石ころアート、その続編をレポート。
 作品掲載のインスタグラムはこちら


川原でアート

 白いコンクリートの河川敷がキャンバス

川原でアート

 ルーブル美術館所蔵アングル作「オダリスク」

川原でアート

いつものように下書きなしで進行

川原でアート

出口が見えず座り込むこと毎日(笑)

 まずは新作から。白く舗装された河川敷きに大胆にもその裸身を横たえ、振り向きながら微笑むのはルーブル美術館の至宝、ドミニク・アングルの「オダリスク」。
 サイズも電車からも見えるようにと幅5m、高さ2.5mと超巨大。
 最初にこの広いコンクリート面を見た時、すぐにここに「オダリスク」を描いたらどんなに面白いだろうと思った。
 手掛け始めたのは今月上旬、寒風吹きすさぶ中(本人はそれほど苦にせず)、幾度となく壊しては作り直すを繰り返し2週間後に完成。
 裸体の部分はコンクリートの明るい白をそのまま活かし、バックのカーテンはすぐ前の川原から黒い石を拾い集めた。
 石はどれも形をなぞるために並べるのではなく、直観に従って無作為に並べる(笑)
 尚、この作品は拡張工事の為、3月上旬に撤去の予定。


川原でアート

 左から「雷神」「風神」「写楽」「赤富士」

川原でアート

 俵屋宗達「風神雷神図」

川原でアート

 完成した「風神雷神図」

 続いてはゴツゴツした石が埋め込まれた防護敷に並んだ3点。
 左から俵屋 宗達「風神雷神図」中が写楽「市川蝦蔵」右に北斎「凱風快晴(赤富士)」
 この強烈なベース(地面)に負けない図柄を考えると、やはり日本人の大胆さを証明するこの3人。

川原でアート

 敷石が画面に量感を与える

川原でアート

 原画と並べた「凱風快晴」

 風神の持つ風袋は干上がった川底にころがるコケが白くなった石。写楽の顔にボリュームを持たせるように地面の石をそのままにする。
 「赤富士」の赤い石は鉄分を含んだ裏山で見つけた石。


川原でアート

 農民画家ミレーの「晩鐘」 

川原でアート

 今日も日没まで制作 

川原でアート

 夕日が当たると色合いが変る 

 上流に歩を進めると「貧しき漁夫」(前回紹介)、その向こうに新しくミレーの「晩鐘」川向うの法寿山に夕日が落ちるのを借景にした。
 手前の鍬の刺さった耕作地はそのままの地面を活かす。


川原でアート

 桜木と下の草地を借景に

川原でアート

 マネの「草上の昼食」 

川原でアート

 その日のうちに片づけられてしまう  

 そして次なる作品は今はないが、マネの「草上の昼食」。河川敷に続く桜並木と草地を見てピーンとひらめく。
 襖のうえに緑の水彩を染みこませた障子紙、雨にも風にも弱いのでそそくさと妻に撤去される(笑)
 撤去シーンはこちら(リール動画)


川原でアート

 展示期間は自然におまかせ(笑)

 最後に”川原でアート”構想。これから出水期に入るのでこれらの作品は5月には回収、台風シーズンを無事乗り越えられたら11月頃、再開予定。
 雨季から夏にかけては昨年、実施した「めだかの学校」での作品制作を計画しており、その時はまたお伝えしたい。
  目指すは”石ころで日本を元気に”世界が建部に注目(夢は大きいほど楽しい!)  


 (レポート・写真 三宅 優)





  里山の春を待つ雪景色! 2025年2月8日発信


里山の景色

点々と動物の足跡 

里山の池も凍りつき周りは銀世界の1月8日の朝、遊歩道は獣の足跡だけ。
 そんな中、木々は必死に日々の営みで新しい芽を膨らましております。 河津桜の新芽膨らみ、マンサクの花が待ってます、サザンカ、ツバキのツボミ、利久梅の白い花が咲いておりました。
 来月、3月23(日)の春を待ちわびる「里山祭り」が楽しみですよー!


里山の景色
つぼみ待つ春

里山の景色
新芽も膨らみ始め


里山の景色
そっと赤く色づく

 (レポート・写真 勝部 公平)




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