■「新たけべの彩時季」
6月15日(土)の午後、建部小学校の子どもたちが親水公園近くの田んぼにあちこちから集まって来ます。
田んぼに入るとすぐ泥んこ遊び、たくましいですねー!
田植えは、横一列で苗を手づかみ、2から3本ぐらいずつ丁寧に植えて大人の方がしんどそう、バイタリティがみなぎってました。こんな感動大事ですねー!
翌日の16日(日)はめだかの学校主催の梅獲り体験、応募が殺到したそうです。里山は体験の宝庫、美咲町の梅の木が20本ほどある大天梅林農園に7家族20人ほどが参加、今年は全国的に3月から5月の天候異変で梅不足だそうですが、ここはたっぷりと取れました。
参加費500円で梅1〜2kgがおみやげです。参加者は、梅のレシピ、梅干し、梅ジュース、梅ドレッシングなどの作り方を教わり、帰りは、地元の皆さんで運営している紅そば亭でボリームたっぷりの手打ちそば、地元産の山菜や野菜の天ぷらなどで満足の里山体験でした。体験こそが生きる力を高めますね―!
(レポート 写真・勝部 公平)
6月、鬱陶しい梅雨にもうすぐ入る。この夏は「エルニーニョ」ではなく「ラニーニャ現象」とかで高温になり大雨になるとの事。
私の住む福渡では4年前に自主防災組織を立ち上げ、毎年この時期に旭川の増水による浸水の危険地区と土砂災害の危険地区を対象に防災会議を開催してきた。
今年は町内会役員の交代年度で、また南海トラフの高まりも言われていることから全自治会長に参加を促した。
6月2日(日)13時、避難所となる建部町公民館に模擬本部を設置、ここに各自治会長、役員、防災委員の計23名が出席し会議を催した。
まずは 「防災団構成員」の確認。出席者の多くが、この日、初めての参加で何の予備知識もない人たち。
そもそも、自分が防災団の要員であることさえ把握してない可能性もある。緊急時は各自治会ごとに協力し避難に当たる、このため自治会長の役割は重要。
「避難所開設の流れ」誰がどこに連絡をし、どういった情報を伝えるか。簡単なようだが、いざその時になると混乱が生じるに違いない。それでも何も知らないよりはまし。
重要なのは要支援者の把握。「高齢者」「障がい者」「子ども」「妊婦」そして「外国人」、この人たちを安全に避難させる、そのために日頃から当事者と話をしておく。
会議を終え避難場所となる館内にある「和室」の視察。
「ここにおよそ20人程度、寝ることができます。でも想像してください、地震が起きて家にとどまれない人がここに一斉に避難したら、ロビーに寝るしかありません」
倉庫にある避難備品、備蓄食料の確認。
「ここに敷マット、毛布、水、食料などが備蓄されています、でもまだチョットしかありません、毎年、こうした防災活動をすることで市から下りる助成金を使い買い足しています」
別の避難所へ車に分乗し移動。町内にある団体企業が運営する研修施設、そのホールを避難所として使わせてもらう協定を毎年、結んでいる。
ホールの床はコンクリの上に板敷、ブルーシートと敷マットが必需品、床に横になるとマットのありがたさがわかるはず・・・。
まず実際に見て状況を把握しておくことで、行動が取りやすくなる。
2時間弱の研修が終了、参加者の反応はまだ。大切なのは中身ではなく、たとえ同じことの繰り返しでも途絶えず続けること。
過疎化とは「人の減少」ではなく、「人のつながりの希薄さ」だから。
「自分たちの町は自分たちで支える」を合言葉に進もう。
(レポート 写真・三宅 優)