建部の最新ニュース


  2018年12月

   ■「新たけべの彩時季」

12月の彩時季
(左上から右へ)
1日竹枝フェスティバル2日岡山弁はええんじゃ9日キャンドル作り
12日栄養委員会15日旭水荘スノードーム作り16日しめ縄づくり
23日八幡神社大掃除25日書写を楽しむ26日建部駅そうじ




 ■今月の「たけべ人(びと)」

建部で活き活きと活動する人にスポット。

 クリスマスシーズン到来。今や若い女性に大人気のクリスマスキャンドル、地元「めだかの学校」を拠点にキャンドル教室を開催、好評を博している勝部 志乃さんにご登場願った。

 (取材・写真 三宅 優 三宅美恵子)

(プロフィール)

勝部志乃  勝部 志乃(しの)
  昭和51年、千葉県で生まれる
  父(勝部公平)の転勤で保育園から建部町に。
  岡山工業高校を卒業後、大阪デザイナー専門学校へ。
  卒業後、大阪でデザイナー関係の仕事に従事。
  10年間の大阪暮らしを経て建部に戻る。
  その後、キャンドルに魅了され、めだかの学校を
  中心に「キャンドル作り」講座を開く。
  現在、印刷会社に勤務。富沢在住。

      


勝部志乃 (聞き手・三宅 優)建部に来られてから建小、建中ですね。部活は何ですか?

 「小学校はバレーで、中学はバスケ部でした。体を動かすのが得意で、勉強以外のカテゴリーが好きだった分けです(笑)」


 でも、高校はデザイン系に行かれたわけですよねえ、創作することに興味があった?

 「この間、建部のタイムカプセルが掘り起こされた時、私の作文が出てきたんですが、マンガ家かデザイナーになりたいと書いてありました。 自分でも、そうだったんだと驚きました(笑)、でも美術が好きだったのは確かですね」


勝部志乃

 で、卒業後、大阪に出て専門学校へ行かれた、専攻は何ですか

 「広告デザインです、ポスターとかカタログ、チラシと言った媒体を取り扱う分野です。ちょうどその頃、マック(Muc)が出はじめで、 手作業からパソコン処理に切り替えていく頃だったんですね、授業の合間をぬって一生懸命覚えていきました(笑)」


 その後、ずっと大阪で仕事に就かれたわけですね

 「ええ、私の卒業時は就職が超氷河期だったので、デザイン事務所に勤めても転々とすることが多かったです。 毎日、夜遅くて、そのうち妹と二人で暮らすことになりました」

勝部志乃

 こちらには、10年ほど前に戻られて、市内の印刷会社にデザイナーとして勤務され、その間、キャンドルと出会ったわけですね

 「7~8年前、倉敷に観光で行ってIBスクエアにあるキャンドル教室を知ったのがきっかけです。それから、教室に通って夢中になりました」


 どんなところに、魅かれましたか

 「そうですね、キャンドルベースから自分の好きな形ができて、飾りでも自分の表現ができるところですね。友だち同士で作って、共通の友だちに見せると、個性の違いが出て誰の作品だかすぐにわかってしまうんです」

勝部志乃

 子どもから大人まで幅広く指導されてますが、どんな時にやりがいを感じますか

 「やっている時の集中した表情、自分にない発想に出会うのも楽しい。完成したときに、そっと見せてくれて、オッと驚かされるのも。 毎年、来てくれる人もいて、来るたびに進化している、そんなことが、やりがいにつながってますね」



勝部志乃

 キャンドル以外にも、地元を中心に色々活動をされていますね、ジビエ研究所にも

 「元々、イベント自体が好きなこともあるのですが、里山でピザを焼いたり、よくあっちこっち、父について行って、売り子をしたりしてきたので、気が付いたらここまで来ていた(笑)。ジビエ研究所は平所員として、料理を作る方でお手伝いしています。料理は好きなので、市内の公民館で月1回、いろんな国の人が来て作る料理講座にも通っています」


 これからのことについて、何かお考えですか

 「一個、一個、楽しんでやって行ければいいなあと思います。甥っ子と姪っ子の相手をしている時が楽しいですね(笑)」


 ありがとうございました

めだかの学校「キャンドル体験教室」12月9日(日)午前・午後の部


勝部志乃  【記者感想】
 言わずと知れた、お父さんは当新聞の編集長、勝部 公平。その長女でいられる志乃さん、8年前「リバーサイドバザール」を始めた頃からのお付き合いなのに、 何にも知らないまま、今日まで。12月のクリスマスを間近にすると顔が浮かぶ。いつもニコニコ顔でイベントやメダカの授業に出てくれていた。
 その志乃さん、キャンドル作品を見るまでは、これほど繊細な感性の持ち主とは気づかなかった。そこで、あらためて話を聞くことに。
 感想は、やはり創ることに喜びを見出せる芸術肌、一生をやりたいことで過ごせる性格の人。父上が何にも心配していない?のがよくわかった(笑)。 (三宅 優)





 ■ ホントにホント、建部はこの掃除でしめくくり! 2018年12月27日発信

建部駅掃除 建部駅掃除 先日の福渡神社の大掃除、無事終了でホッ。
 「オット、まだ建部駅が残っとるでぇー」
 建部中学「たけべ部」が夏に行った掃除から半年、正月帰省者が気持ちよく駅に降り立ってほしい。
 そうすれば、きっとみんな帰って来て良かったなと思うし、建部がもっともっと好きになる。
 そんな建中生徒の願いを「たけべ大人部」(メンバーの本田義章さん、今田龍希さんたち)も黙って見過ごしてはいられない。

建部駅掃除 建部駅掃除  午後2時、駅を管理する岡山市建部支所の佐藤支所長も駆けつけて(東山から50分もかけて)総勢20数名で、いざ、やるぞ!
 その前に、支所長による「建部駅の歴史」学習。
 SLオタクで、よく中学生の頃、D51を追いかけてここまで来たという所長、さすがに詳しい。知ればいっそう、キレイにしなくっちゃの気持ち高まる。そうさせてからGO!
 床掃き、鳥フン落とし、窓ふき、電話ボックス、トイレ、駅のまわり中をピカピカに。
 列車から降りた年配の乗客「ええことをしょうるなあー、山陽新聞に投稿せられぇ」(それよりも「わたしも今から手伝うわー」が本当はうれしい)

建部駅掃除  1時間、集中しました、最後に全員で、記念写真。
 カメラマンは河井校長「先生、ライトが点いてないよー(笑)」
 「わかった、わかった」気さくな校長が帽子を取る(爆笑)。

「ええ先生と生徒らじゃのう、ありがとうなあ」 と喜ぶ、明治生まれの駅舎爺の感謝の声が聞こえてきそうな建部駅であった。

 (取材・写真 三宅 優  集合写真・建部中学 河井校長)




 ■ 今年もそろそろ締めくくり、あとはのんびり「書写を楽しむ」 2018年12月25日発信

書写 書写 「ワクに、とにかくいっぱいに書く。いい?、わかった?」
 じっと、朱色で書かれた先生のお手本とにらめっこの子どもたち。
 冬休みに入って建部町公民館主催「書写を楽しむ」に参加したのは10名の小学生、 プラス、昨年も参加したピッツェリア「マル屋」のマルコご夫妻。 講師は言わずと知れた建部在住の書道家、吉岡優さん。
 まずは、一人一人に先生自らがお手本を書く。
 「福渡」、記者が選んだ来年の文字。マルコ夫妻は干支である「亥(イノシシ)」
 筆にたっぷりと墨を含ませて、息を止め、全神経を白紙に集中。  出来栄えは?
 「上の文字はうまくいったのに、下が小さすぎた・・・再度」
書写 書写  子どもたちはというと、「ふじ山」「赤い実」「流れる星」、一見ん簡単そう、だが、かなりの難易度。
「先生できました」
「この点のとこ、しっかり一角、一角、止めるの!」
「はい・・・」合格点はまだ遠い?
 記者も何度目かで、やっと様になってきた。
 「これが、勢いがあっていいかな」先生がその一枚を選定する。
 マリコさんも女性らしい、やさしい「亥」が並ぶ。

 慌ただしい師走の中のオアシス、 「じゃあ、また来年も書こうね」と昨年、マルコさんたちと約束した言葉を再び交わし、 「書写を楽しむ」時間が終了。

 (取材・写真 三宅 優)



 ■ 新年は福渡八幡神社で初詣「よし、大掃除だ!」 2018年12月23日発信

大掃除 大掃除  子どもの頃、晦日が近づいて母親に「早う正月が来りゃあええのに」と言ったら、「バカタレ!まだ、大掃除も終わっとらんのに!」と叱られた。
 そんな記憶がトラウマになり、この時期になると掃除ができてない事がとても気にかかる。
 記者が総代を務める福渡八幡神社においても、あそこも、ここもとキレイにしておきたい気持ちがフツフツ。
 そこへ町内会から助け舟、旭町自治会と「福渡愛護会」の方らが合同で、「やっちゃるでー」と集まってくれた。
大掃除 大掃除  3連休、真ん中の朝8時半、神社の石段をぞくぞくと、手には熊手、ちりとり、カマ、ナタを持って、その数50名。
 日ごろ、仕事でめったに会うことのない若手の人らが大勢いる。これは、チャンス、徹底的にやってもらおう。なにしろ、神社というのは守備範囲が広い、下から上に上がるだけで息切れがする。それを作業しながら行ったり来たり。

大掃除 大掃除  一番の難所は随神門回り、長年、堆積した落葉の山、切り積まれた雑木、改修時に残された大量の瓦類。 これらを分別、トラックで指定場所に運ぶ。
 「これを、もし一人でやれと言われたら、ぜったいに、しないよなあー」屈強な若い人らでさえ、こう言って笑う。

  次なる難所は本殿、社務所の障子の張り替え。
「えっ、障子張り!」(かなり引きぎみ)、そうなんです。女性チームで編成した「張替え隊」意外や経験者が少ない。
大掃除 大掃除  「うちの家は、障子がないのよ」「私はアイロンよ」「小さい頃、おばあちゃんがやってたわ・・・」自分ではやったことがない、かなりの年配の方でさえ。
 そうだよねぇ、今の生活は、掃除機ロボットが活躍する時代だもの。それでも、さすがは女性、器用に糊付け、真新しい紙に替えられた。
 外の釣殿の渡り廊下では、昔ながらの「亀の子たわし」でゴシゴシ、「ねえ見て、こんなにきれいな板だったのよー」擦った後から出てきた、ツルツルとした木肌、何十年ぶりかの垢落とし?

大掃除 大掃除  随神門、左右におわします、左大臣(クシマドノミコト)、右大臣(トヨマドノミコト、お二人のお部屋も、格子引戸を開け、チリと積もったホコリを掃き取りましょう。
 中に保管されていた予備瓦には、しっかりと菊の御紋。昭和42年に町の重要文化財に指定された随神門ならでは。
 一旦、ここで終了、「どうも、ありがとうございました、良い年が迎えられます!」

大掃除 大掃除  ここから作業、第2段。随神門の屋根を痛める落葉樹のモミジ、この際、切り落とそうということに。
 神様にしっかりお清めし、ロープ掛け、チェーンソーが鳴りひびく中、男たち数人がロープを懸命に引っ張る。
 「ミシッ、ミシッ!」と倒れたあとは、元旦用のマキへと早変わり。
 時刻は間もなく正午、「いやぁ、片付いたなあぁー」窪藪町内会長の満足気な顔は、クシマドノミコトが笑っているかのよう。
 町民、皆の文化遺産だから、みんなできれいにしよう、その当たり前のことができた、それは何よりありがたい一足早い、新年のお年玉となった。   

(取材・写真 三宅 優)


 ■ やっぱ、新年は手作りでっしょ、お飾りは 2018年12月18日発信

お飾りづくり お飾りづくり  老人センター大広間に敷かれたブルーシート、その中央に置かれた稲わらの束。
 年末恒例「三世代交流事業 お飾りづくり」は今年も30名からの参加者で大盛況。もちろん、当新聞グルメレポーター、三宅美恵子と編集委員、松下泰成さんもやる気満々。参加費500円で、3000円クラスのお飾りを作ろうと言うのだ。
 講師の先生は地元の、大内さんと小林さん。ともに10年以上のキャリア。
 さっそく各自、一束ずつワラを受け取り、周囲を囲むように着座、まずは先生(大内さん)の手順説明。
お飾りづくり お飾りづくり  「ワラ束の真ん中位を縛って、上の束を2つに分け、一つは折り曲げ、下の束といっしょに尻に敷いて、 一方をまた二つに分けて、縒(よ)りながら、綯(な)っていくと・・・」
 うう~ん、なんだか、よくわかんないぞ・・・、みんな、隣を覗いたり、前の先生に目で助けを求める。
 「先生、玄関に付けるのはこれくらい(ワラの量)でええんかな?」
(先生)「大きいのが良ければ多めに、小さくしたければ少しで・・・、見本のようにはいかないと思います、好きなようにやればいいと思います」
 なるほど、分かったようなわからないよう・・・。

お飾りづくり お飾りづくり  30分経過、形になってきた人もいれば、まだワラ束と格闘する人も。当新聞組はというと、松下さん昨年も中々の出来だったが、今年も3000円クラス。
 グルメレポーターは、「う~、あなた、片方持っておいてちょうだい」縒るのと、綯うのと同時進行が難しいらしい。
 それでも1時間も経つと、ほぼ全員の前に2つの輪が巻くお飾り誕生。稲穂や水引を見事にあしらった豪華版、力強いしめ縄の一本飾りなどの力作が。
 どうですか、松下さん感想は?
 「やはり、へたくそであっても自分の手で綯ったお飾りで、正月を迎えるのは何ごとにも代えられませんね」
   まさにそう、何はともあれ、今年もお飾り作りに参加するだけの、心の余裕があったことが記者としては一番かな。

 (取材・写真 三宅 優)


 ■ サンタたちと、スノードームを作ろう 2018年12月15日発信

スノードーム スノードーム  今日の特別養護老人ホーム「旭水荘」はいつになくにぎやか。一階の「地域交流スペース」に地域の子どもたちと保護者らが30数名集まって、 これから何やら楽しそうな工作が始まるらしい。
 工作と聞けば、記者もじっとしてはおられない、早速、参加申し込み。
 テーブルに用意されたのは、空きびん、スポンジ、サンタの人形、そして接着剤。そして完成はというと「おおっ、スノードーム!」♪ちゃんちゃんチャカチャカちゃんちゃん♪なんて、思わず口ずさみたくなるような、うれしい気分。

スノードーム スノードーム  子どもらも、大人だって、フタにスポンジ貼ってサンタを載せて、ビンに水とゴムノリ一滴、ラメ少々、逆さにしたサンタを潜水、できました「雪舞い散るサンタクロース」
 次はベース作り。コルク板にシールやボンボンでデコレーション、クリスマスムード満点。隣のお母さん、超立体的な飾りで力作完成!

スノードーム スノードーム  工作を終えた後は職員の方たちによる音楽会。ベルを鳴らしてのクリスマスメロディー3曲、「あわてんぼうのサンタクロース」は本邦初公開(拍手)
 そして、ジングルベルに合わせてやって来ました、はるばる北の国(フィンランド?)からサンタクロースが連れなって、肩には大きな白い袋。
 ここの入所者さん特別出演のサンタクロースに子どもらも大喜び。次々、手渡されるプレゼントにホクホク顔。
 サンタさん一人一人ずつからも「おめでとう、なっ!」って言ってくれました。

スノードーム スノードーム  全員の作品を前に置いての記念写真(水中のサンタらもしっかりとポーズを取って)の後は、お待たせしました、旭水荘自慢のお昼ごはん。
 今日は「ヤッター!ハヤシライスだー」で、笑顔と笑顔の恒例「旭水荘クリスマス会」は閉会となりました、♪チャンチャン。

 旭水荘ホームページ

 (取材・写真 三宅 優)


 ■ ~つなごう世代・築こう健康~「喜笑会」開催! 2018年12月13日発信

喜笑会 喜笑会  今月12日、建部学区栄養改善協議会の栄養委員の皆さんが、地域の人と人とが繋がれるようにとの思いで企画した「喜笑会」。
 旧建部町時代は愛育委員と合同で行っていたこの企画、現在は栄養委員で運営しています。今日は90名ほどの参加者を建部町老人センターに迎え、 受付係り、会場係り、食事係りと35名の委員が役割分担で、テキパキと動き回っておりました。

 最初は、岡山市民体操で体をほぐすことから、次に御津で活動をしている「御津ハンドベルグループ・アップダウン」のメンバーによる 「歌うことが口腔ケア・小物を使って楽しく」との呼びかけによる童謡や唱歌を楽器を使いながらの全員合唱。喜笑会の名前の通り、大広間いっぱいに喜びと笑いが広がっていました。
喜笑会 喜笑会  続いて、人形劇「おいしく食べて、元気な毎日」。
 栄養委員が手作りの人形、おじいちゃん、おばあちゃん、そして自分(栄養委員)のキャラクターが登場。
 「塩分取り過ぎんようにしてな」「野菜いっぱい喰うてなぁ」「車にも気をつけるんでぇ」と岡山弁ふんだんに話しかけ、笑いながら勉強。

 その後は、待ちに待った昼食の時間です。
 メニューは栄養委員の皆さんが考案、「さばのソース煮」、「里芋のゆず味噌かけ」、「野菜入り卵焼き」、「根菜汁」など。 「根菜汁」には冬野菜の大根、ゴボウ、人参、白菜などが具沢山に、卵焼きにも水菜が入るなど野菜たっぷり。味も塩分控えめで、 健康を意識したメニューに記者も大満足でした。
喜笑会  昼食後は「お楽しみくじ引き大会」で締めくくられ、年末のひと時、熱気あふれる楽しい催しとなりました。
 ここで実践した活動は各町内会の健康教室などで今後活かされ、食生活の啓蒙活動に結びつけられています。 地域に根を張り活動している栄養委員の方々が、高齢化社会の中で大切な役割を担っているのです。
 地域活性化のイベントとかも大切ですが、地道に何十年と続けているこのような活動も地域社会の礎になっていると感じました。

 (取材・写真 勝部公平)


 ■ わたしはイノシシ、お父さんは雪だるまを作ったよ  2018年12月9 日発信

キャンドル キャンドル 外の気温は7℃、でも、ここ「めだかの学校」おもちゃの宿では、さっきからホンワリ温ったか、ロウソクも溶けだしそう。
 今日、年末恒例となった「親子でキャンドル作り」講座が午前、午後の2回に分けて開催された。その午後の部にお邪魔。
 市内だけでなく市外からも来られた7家族21名は、講師の勝部志乃さん(「今月のたけべ人」に登場)から制作手順を教わると、 早速に開始。今日のテーマは「雪だるま&干支のイノシシ」

キャンドル キャンドル  まずはベースとなるロウを溶かす作業(これは先生らで)、その間に受講生は飾り作り。
 色とりどりのロウチップ、これを指でコネコネ。 体温で柔らかくしてから、目、鼻、口、手、マフラー、帽子などに変えていく。
 溶けた白いロウの固まりがサランラップに包まて渡されると、おにぎりを作るようにモミモミ、「雪だるま」を作る人は丸く、「イノシシ」は楕円形に。
 次に表面をこすってツルリンと、芯を刺して胴体完成。さあて一風呂浴びるかと、コーティングの湯船にポッシャ~ン。
 「ああ、ええ湯じゃったのう」と上がってきたら、ほんのりオレンジ色のイノシシボディ出来上がり。
キャンドル キャンドル  これからがワクワク時間。出来上がりをひたすら想像しながら準備した星あり、ハートあり、ベルトありのパーツの数々・・・。
 ふと見ると記者が見覚えの家族。
 あれ?去年も来てなかった?「ええ、参加しました」
 やっぱしねー、そうだと思った。
 おっ、いつの間にか、お父ーさんの雪だるまが完成してる、娘さんはイノシシ君に取組み中。親子で別々のキャンドル作り。

キャンドル  完成品を並べる。ウリ坊を背負ったイノシシ母さん、ハートいっぱいで幸せそうな雪だるまさんなど。
 でも、よく見ると、お手本の先生の作品とは、ゼーンゼン違うじゃん?そうなんです、誰もが自由に創作、この世に一つのオリジナル。感想は?
 「自分で作りたいようにできたのでうれしい!」(子ども)
 「親子で協力してやれて、楽しかった!」(親)
 せわしさ押し寄せる12月、でもこの「おもちゃの宿」だけは、ゆっくりと時間が過ぎていた。

(取材・三宅美恵子 写真・三宅優)


 ■ 「ドドドドッー!」イノッシーがやって来たー  2018年12月6 日発信

干支展 干支展  建部町に限らず、日本国中の中山間地域で最大の悩み、それは・・・イノシシだー。
 しかし彼らとて、好きで田畑に下りてきているわけではない、子を育て、自らも生きるために懸命なのだ。
 その強い家族愛、まっすぐに突き進む勇敢さ、古く、人はそれを讃え、十二支として祀って来た。
 平成最後の来年の干支(えと)は亥(いのしし)。
 この縁起良いイノシシが色々な形で表された玩具が今月7日から、めだかの学校「おもちゃの宿」にて展示されている。 収集したのは、当地にゆかりの深い赤枝郁郎先生(故人)で、その数千点あるコレクションの中から干支の「猪」だけを並べた。

干支展 干支展  杉の年輪を活かして掘られた「「焼き杉 猪」(宮崎)、ワラを束ねて荒々しい姿を再現した「「まこも猪」(新潟)、愛嬌あふれるお茶目な顔の「「張り子猪」(福島三春)、 何やら家族で相談中か5頭の「猪焼物」(京都山崎)などなど。
 ワンステージに30数種類の小さな展示だが、 一つ一つが表情も色合いも異なり、そのどれにも作り手のぬくもりが感じられる。
 10分、20分、観ていても飽きが来ない、ふしぎな心温まる「「イノッシーワールド」ぜひ皆さんも一度、足を運んでみてはいかがでしょう。

(取材・三宅 美恵子 写真・三宅 優)

干支展   岡山市環境学習センター めだかの学校
 <開館日>
 毎週火曜日・年末年始を除き毎日
 開館時間 午前9時30分~午後5時
 ℡ 086ー722ー1231
 

 



 ■ 「ワッハッハッハ」会場が笑いの渦と化した、岡山弁アワー  2018年12月3 日発信

岡山弁はええもんじゃ 岡山弁はええもんじゃ  観た、出た、踊った、歌った、そして、笑った。
 記者(&グルメレポーター)も出演した「岡山弁はええもんじゃ」~ことばの祭り・建部~(なんと、今回で19回)

 昨日は朝からリハーサル、記者らの出番は題目の最後「岡山弁劇」。
 ウサギと亀の話から竜宮城の乙姫さんにタヌキとキツネが鮫に化け・・・、奇想天外な物語。その中で「鯛やヒラメの舞い踊り」を演じるのが、われら「建部ハワイアンズ」「ピリカフラワーズ」そして、「御津フラチーム」
 なんせ全員、役者で出るのは初めて、どうなるのかしらと心配しっぱなし。とりあえず、どうにかなるでしょうと午後の本番を待つことに。

岡山弁はええもんじゃ 岡山弁はええもんじゃ  午後1時半、開演、さっそく「岡山弁パフォーマンス」
 毎年出場の猛者たち、さすがパフォマンス度満点。最後は「岡山県安全安心まちづくり推進室」の海野直恵さんの「特殊詐欺におうたらおえんでぇ」。
 岡山弁フル活用の注意喚起に皆さん人ごとのように大笑い。
 続いては「岡山弁講座」、岡山大学、吉田名誉教授の根掘り葉掘りの岡山語解説。
 岡山市内で見つけた、これでもかっというほどの岡山言葉の看板(しかし、まあ、ようさがしたもんじゃ、よっぽど、ヒマ・・・いや、お見事!)

岡山弁はええもんじゃ 岡山弁はええもんじゃ  休憩の後は、井上いつのりさんと建部中学生による「岡山弁川柳」
お題は「ちばける」
 「授業中 ちばけとったら すぐ叱られる」(うん、誰にも覚えが)
 「ちばける 彼から 目をそむけ」(ほー、複雑な若者心理)
 2題目「ふうがわりい」
 「寝坊して 寝癖いっぱい ふうがわりい」
 明日からテストがあるにもかかわらずの出場、建部中1・2年生に拍手!!

岡山弁はええもんじゃ 岡山弁はええもんじゃ  さあて、いよいよ、鯛やヒラメ(薄っしー、ヒラメじゃ)の舞い踊り!
 「瀬戸は日暮れて 夕波 小波・・・」
 会場から割れんばかりの拍手、ヒューヒュー(口笛)。ありがとう、ありがとうございました!!
 全員で歌う「岡山弁で童謡唱歌」がホールに響く頃、
 「建部は日暮れて、幸せ小波・・・」


 (取材・三宅優 三宅美恵子  写真・ 勝部公平)


 ■ 「イネかりだっこく」「サツマイモうえ」・・・地域の皆さんへ恩返し  2018年12月1 日発信

竹枝小フェスティバル 竹枝小フェスティバル  「ペッタン、ペッタン、ペッタン」と朝早くから竹枝小学校、中庭では軽快なもちつきの音。
 今日は、竹枝小の児童らが日頃、お世話になっている地域の方へ感謝の気持ちを伝える「竹小フェスティバル」の日。
 この一年、「田うえ」「いいそ作り」「いねかりだっこく」「サツマイモうえ」「キューイつくり」と小学校の田んぼと畑で いっしょになって農作業に参加してくれたおじいさん、おばあさん、その他大勢 の人たち。みんなが、収穫した実りをそろっていただくフェスティバルだ。

竹枝小フェスティバル 竹枝小フェスティバル  その、今年獲れたモチ米で作るお餅、子どもたちの杵が突かれるたびに「ヨイショッ!ヨイショッ!」と掛け声が飛ぶ。
 丸もち、アンコもち、きなこもち、からみもち、どれどれ、おひとつ味見、「うーん、さすがに歯ごたえがちがう」

 さあ、体育館のフェスティバル会場へと皆で移動。
 はじめに1年生の開会あいさつ(いっしょうけんめいなあいさつに、かわいいねーの声)、そして校長先生(みなさんに、よろこんでもらえるようにがんばりましょう)へ、それから全員合唱(かぜのうた)。さいごに、「竹枝小を大すきでいてくれてありがとう!」とプラカードを掲げての全員コール(大拍手!)。

竹枝小フェスティバル 竹枝小フェスティバル  フェスティバルのメインイベント「各クラスのおもてなし」が同時進行型で一気に開始。
 「ドングリまといれ」(どんぐりを投げて的の箱に入れる)「つり」(魚の絵を磁石で釣る)、ゲームの景品は折り紙で作ったコマ、手裏剣。
 「マッサージ」(クジで肩もみ、肩たたきが1分受けられる。きもち良かったー)「竹枝劇場」(お笑い芸人顔負けのコント、将来のAKB?のヒップホップダンス)。 時折、配達される「ポップコーン」のサービスまで。
 「こりゃあ、どこに取材に行こうかなあ」オニビジョンさんも嬉しい迷い。
 会場に招かれた地域の人たちの顔も、ホント、子どもに返ったような顔。 「まとあて」にボールを投げるお父さんの真剣な顔、みんながここは家族だね。

竹枝小フェスティバル 竹枝小フェスティバル  生徒たちの工夫の結集「おもてなし」が終わった後は、恒例となった手作りの「おぞうに」。
 朝方ついた餅が3つも入って、人参、ゴボウ、大根、地元で採れた野菜たっぷり。出しも、昆布、スルメ、かつをでしっかり取って、あとは佃煮に変身。どれもこれもに、子どもらの愛情があふれてる。

お昼、閉会。
 会場を出る記者の背中には、お餅とキューイ、それと「あっ、ミヤケさんだ!」と元気よく呼んでくれた声が、ズッシリとリュックにおみやげになって収まっていた。  

(取材・写真 三宅 優)








    先月の建部のニュースへ




 トップページへ戻る