たけべ見遊  建部の自然、風物、行事、イベントを見て遊ぶページです

たけべの桜

さくら、桜、サクラ、たけべの桜を今年もあじわう 2020年3月16日発信

コロナで覆われてしまった地球。
どこかに移動することも、どこかに集まることも避けねばならない。
人と人との接触を阻むウイルスにお手上げとなってしまった。
可能なのは広々とした人の少ない自然。
今年は、我が家だけのお花見で、せめてコロナとの長期戦を乗り越えよう。
幸いにもわが建部には、そんなプライベート桜並木が数多い。
今年はこれまで以上にありがたく感じられるに違いないそんな桜名所をご紹介。
(取材・ 三宅美恵子 写真・ 三宅優 )

桜のマップ

  

 〇各地のみどころポイント〇


 ①旭川ダム第2堰堤(手前川沿い)

たけべの桜 たけべの桜  咲くも良し咲かずとも良し、まさに奔放。野趣あふれるとはまさにここ。 土手の斜面にダブルで植わった樹は、時には折れたり、倒れたり、しかし、お構いなく咲くものは咲いて命を謳歌している。 その数、数百にも及び旭川を目前にこれだけの桜を独り占めする贅沢さは他にない。河原と畑の間を縫う並木道はどこまでも自然でのどかな趣きに満ちている。ダム入り口の国道30号線沿いには、これまた惜しげもなく枝を広げる桜の大樹と出会える。迫力では西の横綱。 (令和元年4月5日撮影)


 ②志呂神社(下神目誕生寺川沿い)

たけべの桜 たけべの桜  川沿いに曲がりくねった農道、いくつも掛かる小橋、その、至るところで咲く桜。誕生寺川のせせらぎと、里山の景色、そばに建つ志呂神社の大鳥居でも満開桜、ここはまさに日本の里の原風景。人工的に整備された桜並木が多い中、誕生寺川渓流沿いに、山のふもとにと咲く景色は どこをとっても一枚の絵。
 志呂神社を上にいただく下神目の村の生活にとけこむ桜たち、たけべで最も幸せな桜がここにある。
 (令和元年4月5日撮影)

 

 ③福渡(旭川河川敷) 

たけべの桜 たけべの桜  旭川との一体感はここを以って最高と言えるだろう。100本桜が河川敷にひたすら続く。いくつもあるビューポイント。八幡橋から、幸せ橋から、対岸から、法寿山の阿弥陀様から、そして河川敷を上流から、下流から。それぞれに見える景色の美しさの違い、また鉄橋を電車が渡り、桜の上を通過する姿も又味わい深い。電車からの眺めもおすすめ。一昨年から提灯がつき夜桜も楽しめる。 。 (令和元年4月5日撮影)


 ④田地子川下流(宮地) 

たけべの桜 たけべの桜  整備された田地子川の水面はどこまでもフラット。そこに映る、桜のシルエットがここの魅力。陽当たり抜群ゆえに、近辺ではもっとも早くに満開を迎える。
「北風の吹くこっち岸は、少し遅く咲くんじゃ」と散歩中の老人から教わった。
 川沿いの土手には地元の人が大事に育てる菜の花、川のせせらぎを聞きながら土手沿いの風景をのんびりと楽しもう。
 (令和元年4月5日撮影)


 ⑤桜川下流(市場) 

たけべの桜 たけべの桜  まっすぐな舗装されていない道、その両脇に桜並木。散歩にはうってつけだ。 車でも眺められるアスファルト道もあるので2つの楽しみ方あできる
 地域ボランティアが毎年、丹念に咲かせたソメイヨシノは 地元民のみならず、偶然、車で通りかかった人も思わず 立ち止まるほどの見事さ。
 6月には台橋を挟んでホタルが飛びかう。
 (令和元年4月5日撮影)


 ⑥桜川下流(中田) 

たけべの桜 たけべの桜  真っ直ぐに伸びる青竹、その濃い緑とのコントラスト、旭川の流れる音、中田新町の白壁の町並み、桜だけではない味わいの魅力。町中の妙見様の桜の老樹も見事。
 台橋~中吉橋まで100本。中田の土手沿いは早咲きのソメイヨシノの桜、しだれ桜、 遅咲き八重桜や、うす緑色のウコン桜、4月下旬まで長~く楽しめる。
 (令和元年4月5日撮影)


 ⑦吉田(旭川河岸) 

たけべの桜 たけべの桜 土手に沿ってどこまで続くのだろう。川の向こうには点々と山桜。「吉田の桜を見て死ね」そんな言葉がふと浮かんだ。 その解放感と大らかなシチュエーションはどこまでもどこまでも さくらを満喫するのにうってつけ。
 ここは広々とした自然が何よりも魅力の吉田平野。 ジョギング、散歩、サイクリング、日々の生活の中で桜を味わえる。 (令和元年4月5日撮影)


 ⑧たけべの森公園

たけべの桜 たけべの桜  建部の桜の代名詞といえば「たけべの森公園」の桜、それも枝垂れが有名。長いピンクのトンネルをくぐる時の気分はまさに”桜に酔う”。
 コロナの影響はこの公園にも出るのだろうか、多くの人で賑わう「はっぽね桜まつり」の開催が懸念される。
 (令和元年4月5日撮影)


 ⑨B&G(海洋センターグラウンド周辺) 

たけべの桜 たけべの桜  一昨年の水害でグランドが痛手を受けたが、桜は影響なく見事。「主なくとも桜咲く」  早咲きはグランド前に数十本。ここのメインは遅く咲く八重桜。しかし旭川から土手を見上げる眺めでは吉野の早咲きに見事さがある。 川に浮ぶ白鳥の戯れに目を癒し、見上げる桜の華やかさに目を喜ばす。
 (令和元年4月5日撮影)


石引川

たけべの桜 たけべの桜  住宅街にまばゆいばかりに輝く桜群。石引川に沿った道路沿い、年々、花見する人もいなくなる。そんなことも、この桜をいっそう美しくみせる。
 桜の花が散ると同じく、いつかは終わる一期一会。 あの人の顔、この人の・・・。
「さまざまなこと思いおこす桜かな」 (石引町内に建つ”松尾芭蕉の句碑”より)
 (令和元年4月5日撮影)

品田橋

たけべの桜 たけべの桜  橋を渡ると桜のトンネル、わずかばかりの並木なのになぜか得した気分。 下の河原でも花見ができる。石拾いも楽しい。
 旭川ダム第2堰の下、川のせせらぎを間近に聞きながらの河原の花見弁当がおすすめ。
 
 (令和元年4月5日撮影)


めだかの学校

たけべの桜  春の小川と木の校舎「学校の桜」という言葉がぴったりのアットホームな情景。建部ヨーグルトでソフトクリームを買い求めてから眺めよう。
 帰りにはもちろん「たけべ八幡温泉」がいいよね。
 
 (令和元年4月5日撮影)


番外編ギャラリー前の一本桜

たけべの桜
 ギャラリー前 猫のさん太と眺める桜。
 もうこれで最後かな、そう言ってから早や11年。
 今年も咲きますように・・・。



 (令和元年4月5日撮影)



 (取材・三宅美恵子 写真・三宅優)






  前月の「見遊」へ

一面へ戻る