①旭川ダム第2堰堤(手前川沿い)
第2ダム下流、旭川川岸にゴージャスともいえる桜、その数、数百にも及ぶ。旭川を目前にこれだけの桜を独り占めする贅沢さは他にない。河原と畑の間を縫う並木道はどこまでも自然でのどかな趣きに満ちている。
ダム入り口の国道30号線沿いには、これまた惜しげもなく枝を広げる桜の大樹と出会える。迫力では西の横綱。
(平成30年3月29日撮影)
②志呂神社(下神目誕生寺川沿い)
ここはまさに日本の里の原風景。人工的に整備された桜並木が多い中、誕生寺川渓流沿いに、山のふもとにと咲く景色は
どこをとっても一枚の絵。
志呂神社を上にいただく下神目の村の生活にとけこむ桜たち、たけべで最も幸せな桜がここにある。
キャンピングカーも観光客も地元の花見客さえ見当たらない、手あかのつかない昔からの桜の風景を見たいならぜひおすすめ。
(平成30年3月29日撮影)
③福渡(旭川河川敷)
旭川と桜の一体感はここを以って最高と言えるだろう。100本桜が河川敷にひたすら続く。
いくつもあるビューポイント。八幡橋から、対岸から、法寿山の阿弥陀様から。
そして八幡温泉ラウンジから。昨年からは町内会の肝いりで提灯がつき、夜桜も楽しめるようになったが、今年は
東側は昨年の水害で花の付きが少ないのが残念。 (平成30年4月2日撮影)
④田地子川下流(宮地)
田地子川下流 所々紅梅が混じる100本の行儀良い並木 田地子川に移る姿が美しい。
「北風の吹くこっち岸は、少し遅く咲くんじゃ」と散歩中の老人から教わった。
川沿いの土手には菜の花、川のせせらぎを聞きながら地元の人が大事に育てる
土手沿いの風景をのんびりと楽しもう。
(平成30年3月29日撮影)
⑤桜川下流(市場)
桜川橋梁から下流、台橋までに100本。アスファルト道路ではなく真砂土なのが風情に富む。
地域ボランティアが毎年、丹念に咲かせたソメイヨシノは
地元民のみならず、偶然、車で通りかかった人も思わず
立ち止まるほどの見事さ。
6月には台橋を挟んでホタルが飛びかう。
(平成30年3月29日撮影)
⑥桜川下流(中田)
台橋~中吉橋まで100本。中田の土手沿いは早咲きのソメイヨシノの桜、しだれ桜、
遅咲き八重桜や、うす緑色のウコン桜、4月下旬まで長~く楽しめる。
遅咲きの八重が咲く頃は気候もすっかり暖かくなって地元花見客がのんびりくつろいでいる。
芝生道をサイクリングすると桜のトンネルに出会える。記者の一番好きな場所。
旭川に下りる所には昔の舟着場があり、そんな風情をいっしょに愉しむのも又、良い。
(平成30年3月29日撮影)
⑦吉田(旭川河岸)
鹿瀬橋を挟んで数キロにわたって展開するダイナミックな桜道。
その解放感と大らかなシチュエーションはどこまでもどこまでも
さくらを満喫するのにうってつけ。
川向うの山々には点々と白く輝く山桜。
ここは広々とした自然が何よりも魅力の吉田平野。
ジョギング、散歩、サイクリング、日々の生活の中で桜を味わえる。
(平成30年3月29日撮影)
⑧たけべの森公園
今や建部と言えば・・・の桜の名所。「たけべの森公園」は長期間に桜が満喫できるのが特色。その中でも枝垂れ桜並木は見ごたえ十分。
7日の日曜日は、町民こぞっての桜まつり。地元特産の屋台がずらーりと、イベントも盛りだくさんで、多くの花見客に喜ばれている。
(平成30年4月8日撮影)
⑨B&G(海洋センターグラウンド周辺)
B&Gの早咲きはグランド前に数十本。ここのメインは遅く咲く八重桜。しかし旭川から土手を見上げる眺めでは吉野の早咲きに見事さがある。
川に浮ぶ白鳥の戯れに目を癒し、見上げる桜の華やかさに目を喜ばす。
ただ、グラウンドは昨年の水害で無残なのが寂しい。
(平成30年3月29日撮影)
⑩石引川
石引川は気づかないほどの狭い旭川に注ぐ支流。町の住宅のそばを流れる川筋に植えられた桜並木。
地元の人たちが集い、宴を続けてきた。
桜の花が散ると同じく、いつかは終わる一期一会。
あの人の顔、この人の・・・。
「さまざまなこと思いおこす桜かな」
(石引町内に建つ”松尾芭蕉の句碑”より)
(平成30年3月29日撮影)
品田橋
旭川ダム第2堰の下、品田橋を53号線から渡ると純白の桜並木。
花見客?そんな悠長な人はここには来ない?川のせせらぎを間近に聞きながらの河原の花見弁当がおすすめ。
川石を一つ一つを手に取って楽しめるのもここならでは。
(平成30年3月29日撮影)
めだかの学校
誰もがご存じの岡山県環境学習センター「めだかの学校」その春の小川流れるそばに2種の桜。
この花びら満開の下で、お隣の「建部ヨーグルト」を召し上がる。
これぞ「めだか桜」の楽しみ方。
帰りにはもちろん「たけべ八幡温泉」がいいよね。
(平成30年3月29日撮影)
ギャラリー前の一本桜
当新聞のギャラリー前の桜、移り住んで10年、毎年、私たちの目を楽しませてくれている。(ネコも)
今年はどうだろう、人の歳で言うと後期高齢樹?
「一本の桜が地域の心の支え」そう自分たちもありたいと願っている。
(平成30年3月29日撮影)
(取材・三宅美恵子 写真・三宅優)